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「web-magazine GYAN GYAN」では、第三者的な視点でロックを検証してきましたが、当サイトではプライベートな感覚で、より身近にロックを語ってみたいと思います。
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  ★ プロフィール
HN:
matsuZACK
年齢:
62
性別:
男性
誕生日:
1962/02/15
自己紹介:
matsuZACKです。
“下天のうちをくらぶれば~”の年齢に到達してしまいました。
ミュージシャンを目指したり、
音楽評論家や文筆業を目指したり、
いろいろと人生の奔流に抵抗してきましたが、
どうやらなすがままに、
フツーの人におさまりつつあります。
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★2012/10/14 (Sun)
前回、
人間ドックの話をしたばかりですが…、

3連休の最後の日のことです。

朝起きて、
洗面所で顔を洗おうとしたら、
左の視界に黒い虫のようなものが、
グニョグニョと這ってきました。

あっ…なんだこれは?

視線を変えると、
虫のようなものは形を変え、
視界のあちこちへ移動します。

さらによく見ると、
左の視界全体に薄く、
砂ぼこりのような点も見えます。

これは…飛蚊症ってヤツかな?

インターネットで調べてみると、
はたしてその通りの症状でした。

むーっ、これはマズいかも…。

私は23歳のときに、
左眼の網膜剥離を手術しており、
(↓詳細はココをクリック
以来、
その際の執刀医…
当時は某大学付属病院の助教授、
現在は同病院の客員教授でありクリニックを開業している方…
の定期検診を1年に1回受けていますが、
毎回のように、
「飛蚊症の症状が出たら、スグに受診してください…スグにですよ」
と言われていたからです。

また、入院して手術かぁ…。

気の重くなる連休明け、
いちおう出社して、
事情を説明すると、
すぐにその先生のクリニックへ向かいました。

先生は、
軽く光をあてて眼の状態を見るとすぐに、
「精密検査をしましょう」と言い、
手際よく視野検査から眼底撮影を済ませ、
あらためて私の左眼にレンズをはめこみ、
じっくりとのぞきこみました。

ヤバイ感じですか?

「ふむ…」
のぞきこむこと数分…

「よしっ、網膜がはがれたり、破れたりしていることはない、
これは大丈夫。自然現象です」

あっ…そうですか?
よかったー。
ところで…これは何ですか?

「硝子体剥離です」

ショウシタイハクリ?
どうしてなったんでしょう?

「加齢によるものです」

かっ、加齢っすかーっ?


硝子体剥離とは…
眼のいちばん奥の、
硝子体と網膜は、
若いうちはピッタリくっついているが、
加齢により隙間が生じる、
この状態を指す病名。

硝子体の浮遊物や繊維が影となって網膜に写り、
これがいわゆる飛蚊症と呼ばれているもの。

網膜や視神経に異常がなければ、
加齢による自然現象であり病変ではない。

近視の人は60歳前後で起きるとされているが、
強度近視の人はもう少し早くに起きることが多い。

手術で硝子体と網膜をくっつけることはできるが、
日本では安全性の問題であまり普及していない…


これ、どうしたらいいんですか?

「放っておけば、自然と網膜が前に出てきて、またくっつきますよ」

じゃあ…何もしなくていいんですね?

「そうです。自然現象ですから」

ちなみに、どれくらいでそうなりますか?

「2〜3ヶ月かかりますよ」

えーっ、そんなにーっ!


そうなんです。
それ以来、
私の視界は、
まるで、
眼の前に汚れた水槽を置かれたように…
濁った水とミジンコのようなものがウヨウヨしている、
そんな状況になっています。

それは、
明るいところや白いものを見るとヒドくなり、
夜道のように、
光の少ない場所に行くとほとんど感じなくなります。

今見えているのは、
自分の目玉の中の景色なんですよね。

そう考えると不思議な気分になりますが、
この状態で年末年始を乗り切らねばならないとは…
少々気の重い今日この頃です。

どこか不調になると、
当たり前の日常のありがたさが身にしみますが、

それにしても…、

何かになるにつれて、
「加齢によるもの」と言われるようになったのは、
少々悲しいことではあります(笑)
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★ ILLUSTRATION BY nyao