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「web-magazine GYAN GYAN」では、第三者的な視点でロックを検証してきましたが、当サイトではプライベートな感覚で、より身近にロックを語ってみたいと思います。
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  ★ プロフィール
HN:
matsuZACK
年齢:
62
性別:
男性
誕生日:
1962/02/15
自己紹介:
matsuZACKです。
“下天のうちをくらぶれば~”の年齢に到達してしまいました。
ミュージシャンを目指したり、
音楽評論家や文筆業を目指したり、
いろいろと人生の奔流に抵抗してきましたが、
どうやらなすがままに、
フツーの人におさまりつつあります。
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★2012/01/15 (Sun)
今年も動き始めましたね。
You Tubeにアップした LOOSE CONNECTIONの動画は、
それなりのアクセスと評価をいただいているようで、
ありがたいことです。

さて、こちらも通常営業を再開しましょう。


昨年の私のキーワードは、
ジャズ、アフリカ、そしてラップでした。
今回はそのキーワードを軸に、
部門別のベストアルバムを紹介いたします。

【新譜】



①Phat Phunktion『Real Life … High Fidelity』
②Limp Bizkit『Gold Cobra』
③Amira Kheir『View From Somewhere』

新譜では、
最近のお気に入りだった、
ラップとヘヴィメタルの融合、
Limp Bizkitのニューアルバムが優勢と思われたのですが、
年末近くになってリリースされた、
Phat Phunktion(ファット・ファンクション)の新譜を聴いて、
順位が入れ替わりました。

Phat Phunktionは、
最近では珍しいブラス入りのファンクバンドです。
1970年代のサウンドを継承しながら、
1980年代以降の新しいタイプのブラックミュージックの要素も加味している、
とてもクールなバンドです。

ギターがかなりジミヘンしていて、
それが前に出ている曲もあり、
いわゆる、
ブラスファンクのパターンにとどまらない点にも好感が持てます。

なにしろ、
文句なしにカッコいいので、
ファンク好きやジミヘン好きには、
オススメの作品です。



以前にも紹介した
Amira Kheirは、
スーダン出身の女性歌手で、
地味めな作品ですが、
ピュアな歌声が心に響きます。

【旧譜】



①Wes Montgomery『Full House』
②Jim Hall『(with Ron Carter) Duo』『(with Bill Evans) Undercurrent』
③Joe Pass『Portraits of Duke Ellington』

旧譜は、
やはりジャズギターですね。
もう本当に一時期は、
これしか聴いていなかったくらいですから…。

そんな中で、
もっとも気に入ったのが、
Wes Montgomeryの『Full House』。
ちょっと「Take Five」に似た、
3拍子のリフがカッコよくて、
思いっきりハマってしまいました。

Wes Montgomeryは、
オーソドックスなジャズをギターで表現しているので、
学ぶべき部分が多いですね。



純粋なギタープレイとしては、
Jim Hallにシビレまくりまして…、
彼のプレイがよく聴こえる、
バンド形態ではなくデュオ作品を2作挙げておきました。
いずれも甲乙つけ難く、
ブッ飛び方もハンパではありません。(とくに『Undercurrent』)

私の知り合いに
「Jim Hallのギターはフワフワしているからイヤだ」
と言う人がいますが…、
何を言っているんだ、
この独特の、
浮遊感いっぱいの空間が素晴らしいんじゃないかい?
こんなギターを弾けるのは、
世界でただ一人、
彼だけですよ。

Joe Passは、
ギターがウマ過ぎで、
少々近寄り難い存在ですが、
ポップな曲が並ぶこの作品は別格。
1曲目の「Satin Doll」はやはり、
古今の名演ですね。

【紙ジャケ再発】



①Ramsey Lewis『Sun Goddes』
②The Who『The Kids Are Alright』
③PIL『Paris In The Spring』『The Flowers Of Romance』

昨年は、
あまり紙ジャケ収集に熱心ではありませんでしたが、
Ramsey Lewisのこの作品は、
ファンク系インスト、
とくにエレピの素晴らしさを再認識させてくれました。

やはり私は、
この系統の音が好きなんですよ。
これを聴いた後にPhat Phunktionが出たので、
余計にハマったのでしょうね。



同じように、
ロックのカッコよさを再認識させてくれたThe Who

空間的なサウンドのカッコよさを再認識させてくれた上で、
LOOSE CONNECTIONの方向性も再確認させてくれたPIL

紙ジャケ再発モノは、
「やっぱ俺って、
こういうの好きなんだよな~っ」を実感したいときに、
購買意欲を後押しするグッズのようです。

最後に、
2011年にもっともよく聴いた作品として、
数年前の新譜ですが、
Esperanza Spaldingの『Esperanza』と
A Tribe Called Questの『The Low End Theory』を挙げておきましょう。

両者ともに、
以前ここで取り上げましたが、
Esperanza Spaldingは、
冒頭のキーワード、
ジャズとアフリカをセンスよく表現できるミュージシャンとして、
現在もっとも動向が気になります。

A Tribe Called Questの『The Low End Theory』は、
ジャズとラップをセンスよく融合した傑作です。


このような私の音の指向を、
マイバンド、
LOOSE CONNECTIONに反映させると、
ジャズ+ラップ+ハードロックとなるでしょうね、
あっ、
そこにファンクも入るかもしれない…、
などとひそかに企む、
2012年冒頭の私ではありました。(笑)
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