「web-magazine GYAN GYAN」では、第三者的な視点でロックを検証してきましたが、当サイトではプライベートな感覚で、より身近にロックを語ってみたいと思います。
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★ プロフィール
HN:
matsuZACK
年齢:
62
性別:
男性
誕生日:
1962/02/15
自己紹介:
matsuZACKです。
“下天のうちをくらぶれば~”の年齢に到達してしまいました。
ミュージシャンを目指したり、
音楽評論家や文筆業を目指したり、
いろいろと人生の奔流に抵抗してきましたが、
どうやらなすがままに、
フツーの人におさまりつつあります。
“下天のうちをくらぶれば~”の年齢に到達してしまいました。
ミュージシャンを目指したり、
音楽評論家や文筆業を目指したり、
いろいろと人生の奔流に抵抗してきましたが、
どうやらなすがままに、
フツーの人におさまりつつあります。
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★2010/02/21 (Sun)
どうやら太宰治がブームのようで、
“ケタはずれのだめんず”などと言われていますが、
一方では“ケタはずれの文才”を持っていたわけで…、
それゆえにあの生き方が受け入れられているのだという、
もっともカンジンな部分が伝わっていないような気がする、
今日この頃です。
文学界には“だめんず”がたくさんおり、
種田山頭火などはその大御所的存在といえますが、
彼の美しい妻は、
生涯この“だめんず”と縁を切ることができませんでした。
大河ドラマ「龍馬伝」の視聴率が高いようですが、
坂本龍馬という人も、
出来の悪い末っ子だったと言われており、
周囲の女性からあれこれと世話を焼かれたようですが、
これもまた“だめんず”の匂いがします。
太宰の場合はルックスがよかったこともあるのでしょうが、
どうも基本的に、
“だめんず”は女性にモテるようですね。(笑)
さて、
その“だめんず”と正反対の存在として、
日本人に愛され続けているのが、
宮本武蔵です。
宮本武蔵については、
吉川英治の小説が一世を風靡したためか、
それが真実のような印象を受けてしまいますが、
実際は、
晩年以外はほとんど記録がなく、
詳しいことは不明だそうです。
ただ、
腕が立ったことだけは事実で、
生涯60数度の他流試合(もちろん真剣勝負)を経験し、
一度も負けたことがなかったということです。
最近では、
私の大好きな漫画家のひとり、
井上雄彦さんの「バガボンド」が宮本武蔵を描いておりますが、
(佳境に入ってきましたね〜)
この作品もベースは吉川英治版です。
ここで、
ストイックな求道者たる武蔵の対極として描かれているのが、
幼なじみの本位田又八で、
これがまた見事な“だめんず”ぶりを発揮しております。
我々日本人は、
武蔵の生き方に大いに共感を覚えるわけですが、
いやいや…、
ほとんどの人はこちらですよ、
という役を吉川先生に与えられたのが、
又八なのです。
おもしろいのは、
ここでも、
剣一筋の武蔵より、
“だめんず”の又八の方が、
女性との関わりが多いことです。
世の女性たちは、
武蔵のようなストイックなアウトローにあこがれつつも、
又八のような人間臭い弱さに安心感を抱くのでしょうね。
芸術家を目指していた私は、
退廃的なものを好んでいたので、
もちろん“だめんず”的な生き方にアコガレましたが、
こればかりは性格でしょうね…、
どうしても宮本武蔵になってしまいます。(笑)
いわゆる、ストイックな求道者…。
で、なんでも突き詰めすぎて、
そんな自分にイヤ気がさすことがしばしばあります。
なりそうでなれない“だめんず”…。
そう考えると、
これもまたひとつの才能といえるのでしょうか?
そうすると、
今の太宰治に対する評価は正しいのかもしれません。
つまり、
文学の才能よりも“だめんず”の才能の方が上だという…。(笑)
“ケタはずれのだめんず”などと言われていますが、
一方では“ケタはずれの文才”を持っていたわけで…、
それゆえにあの生き方が受け入れられているのだという、
もっともカンジンな部分が伝わっていないような気がする、
今日この頃です。
文学界には“だめんず”がたくさんおり、
種田山頭火などはその大御所的存在といえますが、
彼の美しい妻は、
生涯この“だめんず”と縁を切ることができませんでした。
大河ドラマ「龍馬伝」の視聴率が高いようですが、
坂本龍馬という人も、
出来の悪い末っ子だったと言われており、
周囲の女性からあれこれと世話を焼かれたようですが、
これもまた“だめんず”の匂いがします。
太宰の場合はルックスがよかったこともあるのでしょうが、
どうも基本的に、
“だめんず”は女性にモテるようですね。(笑)
さて、
その“だめんず”と正反対の存在として、
日本人に愛され続けているのが、
宮本武蔵です。
宮本武蔵については、
吉川英治の小説が一世を風靡したためか、
それが真実のような印象を受けてしまいますが、
実際は、
晩年以外はほとんど記録がなく、
詳しいことは不明だそうです。
ただ、
腕が立ったことだけは事実で、
生涯60数度の他流試合(もちろん真剣勝負)を経験し、
一度も負けたことがなかったということです。
最近では、
私の大好きな漫画家のひとり、
井上雄彦さんの「バガボンド」が宮本武蔵を描いておりますが、
(佳境に入ってきましたね〜)
この作品もベースは吉川英治版です。
ここで、
ストイックな求道者たる武蔵の対極として描かれているのが、
幼なじみの本位田又八で、
これがまた見事な“だめんず”ぶりを発揮しております。
我々日本人は、
武蔵の生き方に大いに共感を覚えるわけですが、
いやいや…、
ほとんどの人はこちらですよ、
という役を吉川先生に与えられたのが、
又八なのです。
おもしろいのは、
ここでも、
剣一筋の武蔵より、
“だめんず”の又八の方が、
女性との関わりが多いことです。
世の女性たちは、
武蔵のようなストイックなアウトローにあこがれつつも、
又八のような人間臭い弱さに安心感を抱くのでしょうね。
芸術家を目指していた私は、
退廃的なものを好んでいたので、
もちろん“だめんず”的な生き方にアコガレましたが、
こればかりは性格でしょうね…、
どうしても宮本武蔵になってしまいます。(笑)
いわゆる、ストイックな求道者…。
で、なんでも突き詰めすぎて、
そんな自分にイヤ気がさすことがしばしばあります。
なりそうでなれない“だめんず”…。
そう考えると、
これもまたひとつの才能といえるのでしょうか?
そうすると、
今の太宰治に対する評価は正しいのかもしれません。
つまり、
文学の才能よりも“だめんず”の才能の方が上だという…。(笑)
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