「web-magazine GYAN GYAN」では、第三者的な視点でロックを検証してきましたが、当サイトではプライベートな感覚で、より身近にロックを語ってみたいと思います。
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★ プロフィール
HN:
matsuZACK
年齢:
62
性別:
男性
誕生日:
1962/02/15
自己紹介:
matsuZACKです。
“下天のうちをくらぶれば~”の年齢に到達してしまいました。
ミュージシャンを目指したり、
音楽評論家や文筆業を目指したり、
いろいろと人生の奔流に抵抗してきましたが、
どうやらなすがままに、
フツーの人におさまりつつあります。
“下天のうちをくらぶれば~”の年齢に到達してしまいました。
ミュージシャンを目指したり、
音楽評論家や文筆業を目指したり、
いろいろと人生の奔流に抵抗してきましたが、
どうやらなすがままに、
フツーの人におさまりつつあります。
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★2014/04/20 (Sun)
先週やっと暖かくなったと思ったら、
今週はまた寒さが戻ってしまいました。
春が歩みを止めてしまった…そんな感じです。
iPhoneを手にするようになってから、
何かの折につけて、
気軽に写真を撮ることができるようになりましたが、
私の場合は、
季節の移ろいを感じる瞬間に、
思わず樹木の写真を撮ることが多くなりました。
とくに、
いままで植物に関心を持つことはありませんでしたが、
今住んでいる場所が千葉市内とはいえ、
市原市や長生郡に隣接しており、
車で10数分…
歩いても行ける距離に里山の風景が広がっていることが、
大きく影響しているかもしれません。
多少通勤時間が長くても、
自然に囲まれた生活というのはいいものです。
自然の中に立ってボーっとしていると、
日常生活のアカが身体から出て行くような感覚になります。
冒頭で述べたように、
なかなか春本番にならない今日この頃なので、
私のiPhoneの画像から、
樹木を通じて確実にとらえていた、
春の訪れでも感じてもらいましょうか。
今月の前半ですね…
曇り空の下、満開の桜です。
ひとくちに桜と言いますが、
いろいろな種類があり、
それぞれが自己主張をしながら咲き誇っていました。
自宅から歩いて20分くらいで、
こんな風景が待っているのでした。
駅まで歩いて行く途中に、
桜の古木があって、
毎年見事に花をつけるのですが…
朝から何とも、
気持ちが晴れるのでありました。
こちらは、
先週ですが、
自宅から車で30分ほど行った、
長柄というところに、
広大なリゾート施設があります。
ここではなぜか、
新緑に交ざって、
モミジが紅葉していたのです。
ここから、
ふもとの村落が見える場所があるのですが…
私は勝手に、
「桃源郷の風景」などと呼んでいます。
こういう写真は、
うまい構図に収まってくれると、
感動しますね。
芸術家魂に火がつく、
とでもいいますか…(笑)
ロックミュージシャンをやめると、
植木屋さんになる人が多いと…
かつてルイズルイス加部さんがおっしゃっていましたが、
何か共通項でもあるのでしょうか?
自分を振り返ってみても、
単に、
年齢を重ねたから自然に親しみ始めた、
というのとは、
少々違う感じがするのです。
樹木の芸術ね…いいかも。
今週はまた寒さが戻ってしまいました。
春が歩みを止めてしまった…そんな感じです。
iPhoneを手にするようになってから、
何かの折につけて、
気軽に写真を撮ることができるようになりましたが、
私の場合は、
季節の移ろいを感じる瞬間に、
思わず樹木の写真を撮ることが多くなりました。
とくに、
いままで植物に関心を持つことはありませんでしたが、
今住んでいる場所が千葉市内とはいえ、
市原市や長生郡に隣接しており、
車で10数分…
歩いても行ける距離に里山の風景が広がっていることが、
大きく影響しているかもしれません。
多少通勤時間が長くても、
自然に囲まれた生活というのはいいものです。
自然の中に立ってボーっとしていると、
日常生活のアカが身体から出て行くような感覚になります。
冒頭で述べたように、
なかなか春本番にならない今日この頃なので、
私のiPhoneの画像から、
樹木を通じて確実にとらえていた、
春の訪れでも感じてもらいましょうか。
今月の前半ですね…
曇り空の下、満開の桜です。
ひとくちに桜と言いますが、
いろいろな種類があり、
それぞれが自己主張をしながら咲き誇っていました。
自宅から歩いて20分くらいで、
こんな風景が待っているのでした。
駅まで歩いて行く途中に、
桜の古木があって、
毎年見事に花をつけるのですが…
朝から何とも、
気持ちが晴れるのでありました。
こちらは、
先週ですが、
自宅から車で30分ほど行った、
長柄というところに、
広大なリゾート施設があります。
ここではなぜか、
新緑に交ざって、
モミジが紅葉していたのです。
ここから、
ふもとの村落が見える場所があるのですが…
私は勝手に、
「桃源郷の風景」などと呼んでいます。
こういう写真は、
うまい構図に収まってくれると、
感動しますね。
芸術家魂に火がつく、
とでもいいますか…(笑)
ロックミュージシャンをやめると、
植木屋さんになる人が多いと…
かつてルイズルイス加部さんがおっしゃっていましたが、
何か共通項でもあるのでしょうか?
自分を振り返ってみても、
単に、
年齢を重ねたから自然に親しみ始めた、
というのとは、
少々違う感じがするのです。
樹木の芸術ね…いいかも。
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★2014/03/30 (Sun)
年度末のせいか、
人並みに忙しい今日この頃です。
先週はとくに、
“飲み”の連続だったせいか、
肝臓がフォアグラ状態です(笑)
“飲み”ってヤツは、
どうしてこうやって、
ある週に集中するのでせう(←思わず旧仮名遣い)
おかげで、
私の脳は、
ひたすらアルコールを分解するために
肝臓へ糖分を供給していたせいか、
あまり満足な働きをしてくれず、
文化的なことを考える余裕がありませんでした。
などと先に言い訳を並べて、
2週続けて字数稼ぎに走るのか…(笑)
いやいや、
そういうわけにもいくまい…
そうだ!
こういうときは、
無理に文章にしようと思わず、
感じたことを箇条書きにしてみるか…
ということで…
1、「和食は京都」
この1年ほどの間に、
数回京都へ出張しておりますが、
行くたびに感じることのひとつです。
やっぱり、
和食は京都です。
東京で話題の店に行っても、
何か物足りない気がしますが、
京都ではそういうことはまずありません。
お店のたたずまい、
器、
サービスをする方の心遣い、
やわらかい言葉、
そして…
たいへん繊細なお料理。
“文化遺産”という言葉にふさわしい、
パーフェクトな和食は、
やはり京都でしょうね。
ちなみに、
京都は条例で「乾杯は日本酒」
と決めていることご存じでしたか?
あまりお酒に強くない方には、
どうかと思われますが、
160年ぐらい前の我が国には、
ビールもワインもありませんでしたからねぇ…
本来の姿かもしれません。
ついでに、
「日本酒はぬる燗」というのも、
先週感じたことでした(笑)
2、「恩讐の彼方」
古い付き合いの方はご存じですが、
10年ほど前に、
個人的に大きな事件がありまして…
そこで私の人生は転機を迎えました。
そのきっかけとなった人物(ある会社の社長)が、
亡くなったという話を風の便りに聞きました。
(それこそ京都に行った際に聞いた…)
もう、
今となっては、
さしたる感情もなく、
先週書いた通り、
あ…そう?という程度で、
フツーに受け止めてしまいました。
諸行無常なり…
当時はいろいろ思うところもありましたが、
今が悪いわけではないので、
あまり書くべきこともなく…
ただ、
やはり今年の春は、
私の周辺で、
人間関係が変化しようとしているような、
何か説明できない、
運命の流れを感じたりします。
3、「予感的中」
説明できない…と言えば、
何かイヤな予感がしたんですよ。
今朝、
車を出そうとした瞬間。
案の定…
キーを押しても、
ライトが反応せず、
エンジンがかからない…(笑)
やられたーっ!
バッテリーがアガってる。
JAFを呼んで助けてもらったところ、
エンジンがかかった瞬間に、
ルームライトがポッと…
「あー、これはルームライトつけっぱなしでしたね」
バッテリーの様子を見てもらったら、
もう走行しただけでは充電がきかず、
交換した方がよいのでは?という状態だったので、
その後すぐに修理工場へ向かったのですが、
昨年の12ヶ月点検のときに言われていたわけですよ…
「バッテリーそろそろですけど…どうします?」
ちょっと節約しようと思い、
「次回でいいよーっ」と言ったのが運の尽き、
やはり1年はもたなかった。
やるべきことは、
そのときにやっておかないとイカンですね。
後回しにすると、
こういうツケがまわってくる。
さて…このように、
平凡な毎日を繰り返しているわけですが、
ムッシュが「ゴロワーズというタバコを吸ったことがあるかい」
で歌っているように、
何にも感動しなくなってはオシマイなわけで、
特別なことでなくても、
喜怒哀楽は意識したいところ…
そんな今度の金曜日は、
ジェフ・ベック師匠に会えるんですよ。
それも天下のNHKセンターで…
私の勤めている会社の親会社の出身者が会長をやっている、
あのNHKで…(笑)
ということで、
来週はヒサビサの音楽ネタを期待しつつ、
春の嵐の一日が暮れるのでありました。
人並みに忙しい今日この頃です。
先週はとくに、
“飲み”の連続だったせいか、
肝臓がフォアグラ状態です(笑)
“飲み”ってヤツは、
どうしてこうやって、
ある週に集中するのでせう(←思わず旧仮名遣い)
おかげで、
私の脳は、
ひたすらアルコールを分解するために
肝臓へ糖分を供給していたせいか、
あまり満足な働きをしてくれず、
文化的なことを考える余裕がありませんでした。
などと先に言い訳を並べて、
2週続けて字数稼ぎに走るのか…(笑)
いやいや、
そういうわけにもいくまい…
そうだ!
こういうときは、
無理に文章にしようと思わず、
感じたことを箇条書きにしてみるか…
ということで…
1、「和食は京都」
この1年ほどの間に、
数回京都へ出張しておりますが、
行くたびに感じることのひとつです。
やっぱり、
和食は京都です。
東京で話題の店に行っても、
何か物足りない気がしますが、
京都ではそういうことはまずありません。
お店のたたずまい、
器、
サービスをする方の心遣い、
やわらかい言葉、
そして…
たいへん繊細なお料理。
“文化遺産”という言葉にふさわしい、
パーフェクトな和食は、
やはり京都でしょうね。
ちなみに、
京都は条例で「乾杯は日本酒」
と決めていることご存じでしたか?
あまりお酒に強くない方には、
どうかと思われますが、
160年ぐらい前の我が国には、
ビールもワインもありませんでしたからねぇ…
本来の姿かもしれません。
ついでに、
「日本酒はぬる燗」というのも、
先週感じたことでした(笑)
2、「恩讐の彼方」
古い付き合いの方はご存じですが、
10年ほど前に、
個人的に大きな事件がありまして…
そこで私の人生は転機を迎えました。
そのきっかけとなった人物(ある会社の社長)が、
亡くなったという話を風の便りに聞きました。
(それこそ京都に行った際に聞いた…)
もう、
今となっては、
さしたる感情もなく、
先週書いた通り、
あ…そう?という程度で、
フツーに受け止めてしまいました。
諸行無常なり…
当時はいろいろ思うところもありましたが、
今が悪いわけではないので、
あまり書くべきこともなく…
ただ、
やはり今年の春は、
私の周辺で、
人間関係が変化しようとしているような、
何か説明できない、
運命の流れを感じたりします。
3、「予感的中」
説明できない…と言えば、
何かイヤな予感がしたんですよ。
今朝、
車を出そうとした瞬間。
案の定…
キーを押しても、
ライトが反応せず、
エンジンがかからない…(笑)
やられたーっ!
バッテリーがアガってる。
JAFを呼んで助けてもらったところ、
エンジンがかかった瞬間に、
ルームライトがポッと…
「あー、これはルームライトつけっぱなしでしたね」
バッテリーの様子を見てもらったら、
もう走行しただけでは充電がきかず、
交換した方がよいのでは?という状態だったので、
その後すぐに修理工場へ向かったのですが、
昨年の12ヶ月点検のときに言われていたわけですよ…
「バッテリーそろそろですけど…どうします?」
ちょっと節約しようと思い、
「次回でいいよーっ」と言ったのが運の尽き、
やはり1年はもたなかった。
やるべきことは、
そのときにやっておかないとイカンですね。
後回しにすると、
こういうツケがまわってくる。
さて…このように、
平凡な毎日を繰り返しているわけですが、
ムッシュが「ゴロワーズというタバコを吸ったことがあるかい」
で歌っているように、
何にも感動しなくなってはオシマイなわけで、
特別なことでなくても、
喜怒哀楽は意識したいところ…
そんな今度の金曜日は、
ジェフ・ベック師匠に会えるんですよ。
それも天下のNHKセンターで…
私の勤めている会社の親会社の出身者が会長をやっている、
あのNHKで…(笑)
ということで、
来週はヒサビサの音楽ネタを期待しつつ、
春の嵐の一日が暮れるのでありました。
★2014/03/23 (Sun)
春ですね…
昨日、
我が家の娘が、
大学近くの女子寮に引っ越しまして…
少し気が抜けているところです(笑)
いると騒々しいけど、
いなくなるとミョーに寒々しい感じ?
引っ越した理由は単純で、
3・4年生になると、
埼玉県西部の奥の方にある校舎になるので、
通学が大変になるからです。
(ハンパなく奥地です)
この、
大学ってヤツは、
なぜか…私たちの時代から、
東京の西部(八王子とか多摩)や、
埼玉の西部の奥の方、
または神奈川の南西部に移ってしまい、
関東地方の東部からは、
通学が厳しい距離になっています。
その代わりに、
企業のオフィスは、
湾岸部を中心に、
東京の東側から千葉県の北西部に集まっているので、
少しバランスが悪くなっているような気がしますね。
東京西部にでも住めばよいのでしょうが、
土地が高いしなぁ…(笑)
今年の春はなぜか、
長年にわたって、
私と関わりを持った人々が、
相次いで目の前から去っていくタイミングのようで、
これは私が、
新しいステージに立つことを意味しているのかな?
なんて思ったりしています。
若い頃は、
こういう離合集散の一々に対して、
感情が揺れ動いたものですが、
最近は、
年の甲か…
あ…そう?という程度で、
すべてをあるがままに受け止められるようになりました。
諸行無常なり…
私の次のステージというのは、
それこそ…
企業から離れて自活することになるわけで、
これによって、
定年など関係なく、
生涯現役でいることが可能になるので、
否応なく、
ここへ向かわなければなりません。
不思議なことに、
この数ヶ月というものは、
周辺の状況が、
徐々に私の目を、
そこへ向かわせようとしているようで…
何か運命的な導きを感じたりします。
ということで今回は、
まったく音楽ネタがなく、
文字数稼ぎのように、
徒然なるまま筆を進めてしまいましたが、
まぁ…たまにはよいでしょう(笑)
ちなみに、
我が家の娘は、
頻繁に帰ってくるつもりでいるようで、
そのせいか、
大半の荷物はこちらに置き去りになっていました。
ウィークリーマンションか、
ビジネスホテルに長期滞在するようなつもりなようなので、
気が抜ける程のことではなかったようですが…
なんとなく、
気が抜けているのは、
陽気のせいかな?…なんて(笑)
昨日、
我が家の娘が、
大学近くの女子寮に引っ越しまして…
少し気が抜けているところです(笑)
いると騒々しいけど、
いなくなるとミョーに寒々しい感じ?
引っ越した理由は単純で、
3・4年生になると、
埼玉県西部の奥の方にある校舎になるので、
通学が大変になるからです。
(ハンパなく奥地です)
この、
大学ってヤツは、
なぜか…私たちの時代から、
東京の西部(八王子とか多摩)や、
埼玉の西部の奥の方、
または神奈川の南西部に移ってしまい、
関東地方の東部からは、
通学が厳しい距離になっています。
その代わりに、
企業のオフィスは、
湾岸部を中心に、
東京の東側から千葉県の北西部に集まっているので、
少しバランスが悪くなっているような気がしますね。
東京西部にでも住めばよいのでしょうが、
土地が高いしなぁ…(笑)
今年の春はなぜか、
長年にわたって、
私と関わりを持った人々が、
相次いで目の前から去っていくタイミングのようで、
これは私が、
新しいステージに立つことを意味しているのかな?
なんて思ったりしています。
若い頃は、
こういう離合集散の一々に対して、
感情が揺れ動いたものですが、
最近は、
年の甲か…
あ…そう?という程度で、
すべてをあるがままに受け止められるようになりました。
諸行無常なり…
私の次のステージというのは、
それこそ…
企業から離れて自活することになるわけで、
これによって、
定年など関係なく、
生涯現役でいることが可能になるので、
否応なく、
ここへ向かわなければなりません。
不思議なことに、
この数ヶ月というものは、
周辺の状況が、
徐々に私の目を、
そこへ向かわせようとしているようで…
何か運命的な導きを感じたりします。
ということで今回は、
まったく音楽ネタがなく、
文字数稼ぎのように、
徒然なるまま筆を進めてしまいましたが、
まぁ…たまにはよいでしょう(笑)
ちなみに、
我が家の娘は、
頻繁に帰ってくるつもりでいるようで、
そのせいか、
大半の荷物はこちらに置き去りになっていました。
ウィークリーマンションか、
ビジネスホテルに長期滞在するようなつもりなようなので、
気が抜ける程のことではなかったようですが…
なんとなく、
気が抜けているのは、
陽気のせいかな?…なんて(笑)
★2014/03/16 (Sun)
昨夜と今夜の2夜にわたって、
テレビ朝日開局55周年記念番組
「宮本武蔵」が放送されます。
そうです…キムタクの宮本武蔵です。
すでに、
昨夜の放送分をご覧になった方も多いと思いますが、
いかがでしょう?
ストーリーが微妙に違っているって?
私もそう思いますが…何と違っているのでしょう?
原作の…
そう、吉川英治氏の小説と違っているのです。
宮本武蔵の生涯は謎が多く、
というより、
記録に残っている部分が少なく、
何が正しく何が間違っているのか、
議論をしても検証する術がありません。
ところが…
我々の多くは、
吉川英治作品のストーリーが頭から離れず、
あたかもこれが正史であるかのように錯覚してしまいます。
いまだに、
これほどの影響力を持っているとは…
あらためてその偉大さを実感した次第です。
私は中学の頃、
はじめて一連の作品に触れ、
それから折に触れて再読し、
主要な場面を暗誦できるほどになっております。
最初に出会ったのは、
中国伝奇小説を彼流に訳した
「新水滸伝」
そして「三国志」でした。
「新水滸伝」は、
なにしろテンポがよく、
ストーリーのおもしろさは群を抜いているので、
私はすぐにその世界にハマってしまいました。
ただ…
後に原書の直訳本に触れたところ、
あまりに印象が違うので驚いてしまいました。
吉川氏は、
「水滸伝」に登場する、
市井の英雄・豪傑たちに、
より身近で親しみやすいキャラ設定をしたおかげで、
登場人物が、
どことなく、
清水次郎長に出てくるような博徒のように仕上がっています。
次郎長の元に、
腕に覚えのある子分たちが集まってくる…
それと同じような雰囲気になっているのです。
ところが、
原書の直訳本では、
もっとおどろおどろしく禍々しい、
妖怪や魔物の雰囲気に満ちていて、
伝奇小説と呼ばれることが
納得できる内容になっています。
私は、
本物の雰囲気は理解したものの、
一方で、
それを素直に受け入れることができない自分に
気がつきました。
原書を凌駕するほどの魅力…
吉川作品には不思議な存在感があるのです。
そんな私が選ぶ、
吉川英治作品の日本歴史部門ベスト3は、
「宮本武蔵」と、
「新平家物語」
そして「私本太平記」です。
「新平家物語」は、
先の「三国志」を意識したようなところがあります。
平清盛、木曽義仲、九郎義経と主役が交替し、
建礼門院徳子の、
「祇園精舎の鐘の声…」で、
終わるわけですが、
「三国志」も、
劉備や曹操、孔明といった、
英雄・豪傑たちが激しい生き様を見せた後、
本編の登場人物とは別の系統の人物が、
新しい国(晋)を作り、
その国が中国全土を統一するところで終わります。
南へ南へ、
陸続とやっている兵たちは、
新しい国の旗を手にしている。
三国は晋一国になった…と。
読み終えた後、
ちょっと虚しい気分になるところです。
私には、
この感じがよく似ているように思えます。
吉川氏は、
いわゆる人間の業のはかなさを、
「新平家物語」で描きたかったのではないでしょうか。
同じように、
「私本太平記」には、
婆娑羅大名の佐々木道誉という人物が登場し、
きらびやかで退廃的な、
妖しい光を放っております。
そのせいか、
この作品には、
先に述べた「水滸伝」の原書にあるような、
おどろおどろしく禍々しい雰囲気が感じられ、
「新平家物語」とはまた違った印象を受けます。
この2作に対して、
私が「宮本武蔵」から感じたのは、
“青春”というテーマでした。
武蔵と又八という対照的な青年を同時進行で描くことで、
このテーマがより際立っていると思います。
司馬遼太郎さんは、
幕末をテーマに、
幕府側・倒幕側の両サイドから
「龍馬がゆく」「燃えよ剣」(主役は新撰組の土方歳三)
を描き、
読者に両方読むことを勧めていました。
両方を読んではじめて理解できるテーマが、
やはり“青春”だったのです。
2つの生き方を対比させて“青春”を描く手法の元祖が、
この「宮本武蔵」というわけです。
「宮本武蔵」という題材は、
吉川作品の前にも後にも、
これに匹敵する作品がなく、
またテーマゆえか、
多くの人々が青春期に愛読するおかげで、
日本人の心に強く残る作品となっているのでしょうね。
最近では、
コミックではあるものの
「バガボンド」の印象もかなり強烈で、
影響力が大きいかもしれません。
昨夜の放送でも、
松田翔太演じる吉岡清十郎にそれが現れていて、
(また、これが見事に雰囲気出ていました)
ここは、
吉川作品における、
弱々しく都会的な当主のイメージと、
大きくかけ離れているところでありました。
こういうところが、
賛否両論分かれるところだと思いますが…
私は、
まぁ…確証のある話でもないし、
娯楽作品なので、
作品として楽しめればそれでよいかな…なんて思います。
とりあえず、
やはり、
歴史モノはおもしろいなと、
つくづく思った次第です。
もう1回ぐらい、
吉川作品を読み返しておこうかな?
この年齢になると、
また新たな発見があるかもしれませんね。
↓「バガボンド」の吉岡清十郎(この感じ…)
テレビ朝日開局55周年記念番組
「宮本武蔵」が放送されます。
そうです…キムタクの宮本武蔵です。
すでに、
昨夜の放送分をご覧になった方も多いと思いますが、
いかがでしょう?
ストーリーが微妙に違っているって?
私もそう思いますが…何と違っているのでしょう?
原作の…
そう、吉川英治氏の小説と違っているのです。
宮本武蔵の生涯は謎が多く、
というより、
記録に残っている部分が少なく、
何が正しく何が間違っているのか、
議論をしても検証する術がありません。
ところが…
我々の多くは、
吉川英治作品のストーリーが頭から離れず、
あたかもこれが正史であるかのように錯覚してしまいます。
いまだに、
これほどの影響力を持っているとは…
あらためてその偉大さを実感した次第です。
私は中学の頃、
はじめて一連の作品に触れ、
それから折に触れて再読し、
主要な場面を暗誦できるほどになっております。
最初に出会ったのは、
中国伝奇小説を彼流に訳した
「新水滸伝」
そして「三国志」でした。
「新水滸伝」は、
なにしろテンポがよく、
ストーリーのおもしろさは群を抜いているので、
私はすぐにその世界にハマってしまいました。
ただ…
後に原書の直訳本に触れたところ、
あまりに印象が違うので驚いてしまいました。
吉川氏は、
「水滸伝」に登場する、
市井の英雄・豪傑たちに、
より身近で親しみやすいキャラ設定をしたおかげで、
登場人物が、
どことなく、
清水次郎長に出てくるような博徒のように仕上がっています。
次郎長の元に、
腕に覚えのある子分たちが集まってくる…
それと同じような雰囲気になっているのです。
ところが、
原書の直訳本では、
もっとおどろおどろしく禍々しい、
妖怪や魔物の雰囲気に満ちていて、
伝奇小説と呼ばれることが
納得できる内容になっています。
私は、
本物の雰囲気は理解したものの、
一方で、
それを素直に受け入れることができない自分に
気がつきました。
原書を凌駕するほどの魅力…
吉川作品には不思議な存在感があるのです。
そんな私が選ぶ、
吉川英治作品の日本歴史部門ベスト3は、
「宮本武蔵」と、
「新平家物語」
そして「私本太平記」です。
「新平家物語」は、
先の「三国志」を意識したようなところがあります。
平清盛、木曽義仲、九郎義経と主役が交替し、
建礼門院徳子の、
「祇園精舎の鐘の声…」で、
終わるわけですが、
「三国志」も、
劉備や曹操、孔明といった、
英雄・豪傑たちが激しい生き様を見せた後、
本編の登場人物とは別の系統の人物が、
新しい国(晋)を作り、
その国が中国全土を統一するところで終わります。
南へ南へ、
陸続とやっている兵たちは、
新しい国の旗を手にしている。
三国は晋一国になった…と。
読み終えた後、
ちょっと虚しい気分になるところです。
私には、
この感じがよく似ているように思えます。
吉川氏は、
いわゆる人間の業のはかなさを、
「新平家物語」で描きたかったのではないでしょうか。
同じように、
「私本太平記」には、
婆娑羅大名の佐々木道誉という人物が登場し、
きらびやかで退廃的な、
妖しい光を放っております。
そのせいか、
この作品には、
先に述べた「水滸伝」の原書にあるような、
おどろおどろしく禍々しい雰囲気が感じられ、
「新平家物語」とはまた違った印象を受けます。
この2作に対して、
私が「宮本武蔵」から感じたのは、
“青春”というテーマでした。
武蔵と又八という対照的な青年を同時進行で描くことで、
このテーマがより際立っていると思います。
司馬遼太郎さんは、
幕末をテーマに、
幕府側・倒幕側の両サイドから
「龍馬がゆく」「燃えよ剣」(主役は新撰組の土方歳三)
を描き、
読者に両方読むことを勧めていました。
両方を読んではじめて理解できるテーマが、
やはり“青春”だったのです。
2つの生き方を対比させて“青春”を描く手法の元祖が、
この「宮本武蔵」というわけです。
「宮本武蔵」という題材は、
吉川作品の前にも後にも、
これに匹敵する作品がなく、
またテーマゆえか、
多くの人々が青春期に愛読するおかげで、
日本人の心に強く残る作品となっているのでしょうね。
最近では、
コミックではあるものの
「バガボンド」の印象もかなり強烈で、
影響力が大きいかもしれません。
昨夜の放送でも、
松田翔太演じる吉岡清十郎にそれが現れていて、
(また、これが見事に雰囲気出ていました)
ここは、
吉川作品における、
弱々しく都会的な当主のイメージと、
大きくかけ離れているところでありました。
こういうところが、
賛否両論分かれるところだと思いますが…
私は、
まぁ…確証のある話でもないし、
娯楽作品なので、
作品として楽しめればそれでよいかな…なんて思います。
とりあえず、
やはり、
歴史モノはおもしろいなと、
つくづく思った次第です。
もう1回ぐらい、
吉川作品を読み返しておこうかな?
この年齢になると、
また新たな発見があるかもしれませんね。
↓「バガボンド」の吉岡清十郎(この感じ…)
★2014/01/01 (Wed)
本年もよろしくお願いします。
昨夜は、
歳末特別警戒ということで、
町内会のみなさんと、
夜回り(火の用心、カチカチ…)
をしておりました。
ちょうど、
その時間帯の紅白歌合戦で、
あまちゃんのメンバーが歌っていたようなので、
これからビデオを見なくては…(笑)
「潮騒のメモリー」って、
けっこう好きだったりして…
新年最初のカミングアウト?(笑)
昨夜は、
歳末特別警戒ということで、
町内会のみなさんと、
夜回り(火の用心、カチカチ…)
をしておりました。
ちょうど、
その時間帯の紅白歌合戦で、
あまちゃんのメンバーが歌っていたようなので、
これからビデオを見なくては…(笑)
「潮騒のメモリー」って、
けっこう好きだったりして…
新年最初のカミングアウト?(笑)