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「web-magazine GYAN GYAN」では、第三者的な視点でロックを検証してきましたが、当サイトではプライベートな感覚で、より身近にロックを語ってみたいと思います。
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  ★ プロフィール
HN:
matsuZACK
年齢:
62
性別:
男性
誕生日:
1962/02/15
自己紹介:
matsuZACKです。
“下天のうちをくらぶれば~”の年齢に到達してしまいました。
ミュージシャンを目指したり、
音楽評論家や文筆業を目指したり、
いろいろと人生の奔流に抵抗してきましたが、
どうやらなすがままに、
フツーの人におさまりつつあります。
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★2009/09/06 (Sun)
なんだか、
急速に秋がやって来ましたね…。

昨夜BSで放送されたベンチャーズ特集。
あんまり期待していなかったのですが、
映像と演奏中心でなかなかよかったですよ。
驚いたのは1965年のライブ映像で、
バンドが一丸となったソリッドな演奏と、
ドラムのパワフルさに感激しました。

これ目の前で見たらコーフンするだろうなぁ。

「10番街の殺人」…いいねぇ、これ好きです。

秋の紙ジャケ(SHM-CD)再発の目玉は、
ドゥービー・ブラザースと、
プログレではジェントル・ジャイアント(ともに9/16)だけかな?
と油断をしていたら、
9/19になんと、
フラワー・トラヴェリン・バンドがっ!!!
(スピード・グルー&シンキも出るらしい)
前回、不本意な再発だったから、今回は買いかなぁ…。

結局、
春だろうが夏だろうが秋だろうが、
再発CDに振り回されている私でした…。(笑)

そうそう最後に、
8/26に仕事で行った、
マツダZOOMZOOMスタジアム(広島)の画像をどうぞ。
赤いスタジアムと青い空の対比、
空がうっすら秋模様になっているのがわかりますか?
(ダブルクリックすると本来の大きさになります)

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★2009/08/30 (Sun)
ウッドストックといえば、
『40周年記念ボックスセット』(CD6枚組)、
『ディレクターズカット』(DVD)
などというモノが出ていたんですね…。

このような大それたヤツでなくていいから、
『オリジナル・サウンド・トラック』(LP3枚組でしたね)の
リマスター盤でも手に入れようかなぁ…。

最近、
バンドの練習をしていたスタジオで、
休憩時間にかかっていたCDにブッ飛ばされて、
スタッフの女性に尋ねたら、
『イノセント・カノン』という、
和製ジャズの珍盤のリイッシューでした。

このアルバムは、
ジャズ・ドラマーの猪俣猛さんが1971年に発表した作品で、
写真家、加納典明さんが
ナレーション(というか、現代のラップに近いかも)を担当、
ギターには水谷公生さんが参加しています、

内容は、
例の『ウッドストック』にかぶるのですが、
サイケデリック…、
いや日本流に言うなら“アングラ”という単語がピッタリかもしれません。
ロックもジャズも民族音楽も映像も写真も演劇も詩吟も邦楽も洋楽も…、
み〜んなまとめて、
当時の雰囲気でごった煮にして、
凄まじいパワーで放出した、
そんな感じの作品です。

1970年代前半の日本の“アングラ”シーンには、
このような作品が多く、
おもしろいことに、
映像作品や演劇のサントラに今聴いても新鮮な作品が多く存在しています。

今聴いて新鮮ということは、
当時はまったく理解されなかったということで(笑)、
多くは珍盤・奇盤扱いされて、
すぐに廃盤。
後に、
一部のマニアの間で高値で取引されるようになるという、
おきまりのコースをたどっております。

しかし、
この当時の空気を切り取ったような音は、
今聴くとたいへん刺激的です。

現代の混沌とした時代背景と、
1970年代初期の、
退廃感というかシラけた混沌は、
よく似ているのかもしれません。

そういう観点から、
もう一度『ウッドストック』を見ると、
また新しい発見があるかもしれませんね。

それにしても、
この『イノセント・カノン』はおもしろい作品です。
3曲目で、
加納さんの怒鳴り声と、
フランジャーをかけたドラムソロがシンクロするあたりなどは、
もうゾクゾクしてしまいます。

いっしょに入手した、
水谷公生さんのソロ・アルバムもおもしろそうだし、
まだまだ未聴の刺激的な作品はたくさんありそうです。

今年のテーマは、
サイケデリックではなく、
どうやら“アングラ”だったようです。(笑)

そういえば、
ドイツのTV番組『ビートクラブ』の完全版も出ていたんだ…。
お金がいくらあっても足りませんなぁ。
★2009/08/23 (Sun)
世間は、
ウッドストック40周年記念ということで、
盛り上がっていますね。

私はここ数年、
自分のやってきた音楽を、
どうやって今の時代に適合させるか、
悩んできたワケですが、
その結果、
最終的に到達したのが、
ジミ・ヘンドリックスです。

ウッドストックでも一番人気だった、
ジミヘンが亡くなってから、
来年でやはり40年を迎えますが、
クラブだ、ラップだ、アシッドジャズだ、
ヒップホップだ、サイケのリバイバルだ…、
最近の音楽シーンの激しい動きの中で、
シーンがどう動こうが、
必ずそこへ追随してくるのが、
彼の音楽だということに、
気がつくようになりました。

やはりスゴい存在ですね。
あの時代にすでに、
ROCKの最終型のイメージが見えていたのでしょうか?

ジミヘンの場合、
ブラックミュージックの中でも、
よりリズムの細分化された部分を、
ROCKの世界に持ち込んだワケですが、
それを通常のリズムではなく、
ミッチ・ミッチェルの破天荒なリズムに乗せたおかげで、
いつ聴いても新鮮に感じられます。

ギター・スタイルについては、
もう完全に、
その後のROCKギターの骨格となっており、
いまだに、
すべてのギタリストがジミヘンの域を出ていないといえるでしょう。
というより、
人間がギターを弾いている限り、
その域を脱することはできないのだと思います。

さらにジミヘンは、
ライブで変幻自在なスタイルを見せているので、
発掘されるライブ音源に接するたびに、
新しい発見をすることができます。

ちなみに、
ウッドストックのジミヘンは、
トリオスタイルではなく、
彼の活動の中で、
もっとも大人数の編成で演奏しています。

新しい音を構築しようとしていたんですね。

残念ながら、
その音は完成しませんでしたが、
ジミヘンの示唆した音は、
確実に現代でも通用する音です。
というか…、
現代でなければ完成しない音かもしれません。

ということで、
今の私は完全にジミヘンでっす。(笑)

セミアコなどはもういらん。
貼りメイプル指板、
1968年タイプの、
白いストラトがほしいーっす。

ジミヘンを聴いていれば、
もう迷いなどしないでしょう。(←ホンマかいな?(笑)



★2009/08/09 (Sun)
今年前半の再発モノの目玉は、
どうやらYESの紙ジャケ、SHM-CDだったようで、
大手のネット販売各店では、
発売後1週間で完売してしまいました。

私は『こわれもの』と『危機』を入手したのですが、
『海洋地形学の物語』と『リレイヤー』も予約しておけばよかったと、
反省することしきりです。

音質のよくなった盤を聴いて、
あらためて舌を巻いたのが、
ベースのスゴさ。
複雑な展開の曲を引っ張っているのが、
クリス・スクワイアであることがよくわかりました。
当時は彼がリーダーであることに、
まったく気が付かなったんですけどね…。

それにしても、
キング・クリムゾンとYESからは、
まったくブラック・ミュージックの影響が感じられず、
まさに白人のための白人の音楽という感じがします。
これは、
クラシック・ミュージックの発展形といえるでしょう。

昨今の短絡的な楽曲に作り方から考えると、
YESの音楽はまさに芸術そのもの…。
こういう音楽が存在してことが、
1970年代の奇跡だったんでしょうね。

いやいや、すばらしいものです。
「燃える朝焼け」を聴いて、
手に汗握ってしまいましたよ。(笑)
★2009/08/02 (Sun)
前回、
暑い夏に聴く音楽として、
ボザノヴァを紹介しましたが、
今回はレゲエなどいかがでしょう?

ところで、
レゲエというと、
私も長いことそうでしたが…、
中米の民族音楽と思っている方が多いのではないでしょうか?

レゲエは、
ジャマイカが生んだ、
大衆音楽、
いわゆるポピュラーミュージックです。

世界の音楽ファンが注目し始めたのは、
1970年代中期頃…、
エリック・クラプトンの
「アイ・ショット・ザ・シェリフ」がヒットしたあたりからでした。
(1974年)

レゲエの特徴は、
起承転結の少ない、
サビや展開のない構成で、
延々、
例の「ツクチャカ、ツクチャカ…」という、
ゆるいリズムを繰り返すところにありますが、
これは、
アメリカン・ブラック・ミュージックにおける、
ファンクとよく似ております。
いわゆる、
ダンス・ミュージック。
延々と同じリズムで踊りながら、
徐々に高揚して行く…、
そんな効果があるようです。

実際、
ジャマイカでは、
レゲエのリズムで若い男女が踊りまくるわけですが、
その踊り方は過激というより、
まるで疑似性交と言われるほど、
欲望むき出しなスタイルのようで、
見ている方がハラハラドキドキ、
思わず赤面してしまうほどだそうです。

私のレゲエ初体験は、
ローリング・ストーンズの
『ブラック・アンド・ブルー』に収録されている、
「チェリー・オー・ベイビー」(1976年)で、
初めて聴いた際の印象は、
「なに、ふざけてんだ?」でした。(笑)

なぜ、
この曲がこの位置にあるのかわからず、
毎回ここだけ飛ばして聴いていました。
「これがなけりゃ、最高なのに…」(笑)

その後、
前述の「アイ・ショット・ザ・シェリフ」を聴き、
さらに数年経ってからポリスに出会い、
認識を改めるわけですが、
それまでは、
正直よくわからなかったというところです。

今でこそ、
この曲を入れたあたりに、
ストーンズの鋭い流行感覚が発揮されていると理解できますが…。

さて、
レゲエといえば、
「アイ・ショット・ザ・シェリフ」の作者である、
ボブ・マーリーの『ライブ!』が有名ですが、
確かにこれはイイ。
おそらく、
これを聴いて何も感じない音楽ファンはいないのでは?
と思えるほどの傑作です。



もっとも、
ボブ・マーリーの場合も、
レゲエを売り出そうとしていた、
イギリスのアイランド・レコードが、
ずいぶんと英米のポピュラー・ミュージック風にアレンジを加えたそうで、
最初から、
エレキギターやキーボードがいたわけではなかったようです。

ちなみに私は、
このアルバムの「ノー・ウーマン・ノー・クライ」という曲が大好きです。

ボブ・マーリーより、
もっとコアなサウンドを聴きたい方には、
有名なスライ&ロビーがリズム隊で参加している、
ブラック・ウフルというグループがおススメです。



活動期間が長いわりには、
メンバー・チェンジが激しいグループですが、
私は女性ヴォーカルのピューマが参加してからが好きです。
ヴォーカルが売りのグループですが、
リズムセクションが強力なので、
強引にノセられてしまう快感があります。

夏の海岸で、
昼間の激しい日差しの下ではレゲエ、
夕暮れ時になったらボサノヴァ、
などというコーディネイトがよさそうですね。(笑)

ところで、
ボサノヴァでは、
スタン・ゲッツがジャズとの融合を試みましたが、
レゲエではどうなのでしょう?
レゲエとジャズの融合を試みたミュージシャンを知っていたら、
誰か教えてください。
もっとも…、
融合する感じはないのですが…。(笑)

まだまだ、暑い夏は続きますね。
いい音楽でも聴いて、気楽に乗り切りたいところです。
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★ ILLUSTRATION BY nyao