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「web-magazine GYAN GYAN」では、第三者的な視点でロックを検証してきましたが、当サイトではプライベートな感覚で、より身近にロックを語ってみたいと思います。
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  ★ プロフィール
HN:
matsuZACK
年齢:
62
性別:
男性
誕生日:
1962/02/15
自己紹介:
matsuZACKです。
“下天のうちをくらぶれば~”の年齢に到達してしまいました。
ミュージシャンを目指したり、
音楽評論家や文筆業を目指したり、
いろいろと人生の奔流に抵抗してきましたが、
どうやらなすがままに、
フツーの人におさまりつつあります。
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★2009/10/07 (Wed)
私がほしい色の画像があったので、
紹介しておきます。

BBさん
「ブライアン・メイ・ギター」はよいんですね?
第一弾はこれにするかなぁ…。(笑)







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★2009/10/04 (Sun)
ギターほしい病が完治しない状態が続いていますが(笑)、
どうも最近は好みが変わったようで、
F社やG社のような高価な輸入楽器ではなく、
日本製のオリジナルギター…、
それも1970年代の、
コストを度外視して手をかけていた時代のもの、
にこの上ない魅力を感じております。

リアルタイムでは迂闊にも、
やっぱ楽器は輸入品だよなどと、
あえて無視していたクセモノたちが、
なぜか?強く脳裏に焼き付いていたようで、
いとおしくて仕方ありません。

それでは、
いくつか例を挙げてみましょう…。

①「ブライアン・メイ」モデル
これはねぇ…かつて雑誌の原稿にも書いたけど、
はじめてMLのグラビアで見て以来、
気になって気になって仕方ないギターだったんですね。
SGとかES335とか、
赤いダブルカッタウェイの形が好きなのに、
ストラトに慣れてしまった私のような者にとっては、
両者の要件を満足させる、
ものすご〜く魅力的な一本なのです。
何度かグレコのヤツお買おうとしたんですが、
あのムスタングみたいなアームがダメで、
一発アームダウンさせるとチューニングがグシャグシャになってしまい、
結局いまだに手に入れておりません。
ところが、
最近になって、
海外メーカーから、
このアームを改良したヤツが出ておりまして、
これならバッチリかもと、
秘かに貯金なんか始めております。(笑)
ルックスもいいけど、
このミョーな配線から出る、
これまたミョーに線の細い音が、
イイんですよ〜。





②アリア・プロⅡ「RS850」モデル
これはですね、
YMOの最初のツアーに同行した、
あの渡辺香津美氏が使っていたギターです。
イレギュラーなプレイも素晴らしかったのですが、
「ブライアン・メイ」モデル同様、
独特の配線から出る、
ミョーに細い音が印象的でした。
これも何度か買おうとしたんですが、
この仕様でアームがないという致命的な欠点があり、
そのたび見送ってしまいました。
今では別にそんなことを気にしなくなったので、
どうだろう?と思っているところです。
これは古いモデルしかないんだろうなぁって思っていたら、
2〜3年前に少量だけ作られたようで、
根気よく探せば、
新しめで状態のいいモノに出会えるかもしれません。
最近見つけた1本があるのですが、
この色じゃなくて、
ボディの両側はもっと色の濃い茶色のヤツがいいと思い、
とりあえずまだ手をつけておりません。(笑)



③グレコ「MR」モデル
これもMLを読み始めた頃の、
ルイズルイス加部さんとか森園勝敏さんの広告が印象的でしたね。
レスポールみたいなのにダブルカッタウェイということで、
かなり弾きやすいギターです。
これもバッカスを買うときに迷いましたが、
結局状態のいいモノが見つからなかったので、
入手することができませんでした。
今だったら状態悪くても気にしないかも…、
こういうギターをしっかり調整してくれる人を見つけましたから。



この他、
ハムバッカー系だと、
アイバニーズ「ボブ・ウェア」モデルとか、
(ナチュラルで指板に美しいインレイが入っているヤツ)
初期の「デストロイヤーⅡ」モデルとか、
(メタリックレッドのヤツ)
いろいろあるのですが、
とりあえず、
この3本…、
というか先に上の2本から、
集めようかなぁ…と思う今日この頃です。
★2009/09/27 (Sun)
ZOOMの「G2.1u」という、
ペダル付きマルチ・エフェクターでした。

ここ数年、
どこにでもあるアンプ、
JC120を使って、
どれだけイイ音を出すかが、
私の課題になっていますが、
どうやら、
ストラトを使った場合のセットアップは完成したようで、
そこそこ満足のいく音が出るようになりました。

ところが、
ハムバッカーを搭載した、
ギブソン系のギターを使った場合に、
アタマの中で描いている音が出ず、
これが悩みの種になっております。

どうも、
JC120はハムバッカーとの相性があまりよくないようですね。
私は、
ハムバッカーはアンプで歪ませないとイイ音にならないと確信しており、
それを、
歪まないことが売りになっているJC120に求めること自体、
無理があるのでしょう。

とはいえ、
どこにでもあるJC120を攻略しなければ、
ハムバッカーを使うことができず…。

そこで思いついたのが、
マルチ・エフェクターに頼ってしまえっという、
安易な対応でした。(笑)
ZOOMの「G2.1u」に白羽の矢が立ったのは、
最新のアンプ・シュミレーターであること、
ペダルを装備しているので、
ワウをはじめとするペダル・コントロールができること、
そして、
それにもかかわらず、
ワウペダル単体を買うより安価であること、
によるものです。

実際に手にしてみると、
チューナーも装備している上に、
すでに持っているマルチ・エフェクター、
YAMAHA「FX500」に比べると、
各エフェクトのパラメーターを、
数字ではなくツマミで調整できることもあり、
かなり実践向きで、
使い勝手のよいものでした。

ペダルはワウだけでなく、
ヴォリュームや歪み具合、
ハーモナイザーなどをコントロールする場合に使うことができるので、
これまたかなり使い道がありそうです。

しかも、
同じセッティングに、
アンプを経由する場合と、
ライン直結の場合の2種類が用意されているだけでなく、
USBボートもあるので、
およそどのようなシチュエーションにも対応可能です。

すばらしーっ。

内蔵してされているセッティングでは、
初期のヴァン・ヘイレンのシュミレーションと、
ボスOD-1のシュミレーションが気に入り、
このどちらかを、
ハムバッカー用にしようと考えております。

これで問題解決するとありがたいのですが、
困ったときは便利なものに頼るべしですなぁ。
短時間で解決するし、
結果は期待以上になりますからね。

ただ、
フェイザー系の音だけはいただけません。
これでは、
フランジャーの音ですよ。
もうひとつ私がほしいのは、
レズリー系ゆれものサウンドだったのですが、
これはまた別なものを探さなければならないようです…。

とはいえ、
これでハムバッカー系がイケるようになると、
また手にするギターの種類が増えてしまいそうで、
これはまたこれで悩みが発生しそうです。
この道は尽きませんなぁ…どこまで行くんだろか。(笑)






★2009/09/20 (Sun)
さて、
例のごとく一気に納品された、
ドゥービー・ブラザースとフラワー・トラヴェリン・バンド…。
(以下、名前が長いのでドゥービー、FTBと略します)

どう考えても接点がないというか、
まったく正反対のサウンドと思われたのですが、
じつは意外な共通点に気がつきました。
それは両者共に、
たっぷり、
サイケデリック・ロックの洗礼を受けているという点です。

名曲「リッスン・トゥ・ザ・ミュージック」が収録されている、
ドゥービーの『トゥルーズ・ストリート』は1972年の発表。
一方、FTBの問題作『SATORI』は1971年の発表。
ともにバンドのセカンドアルバム。
両者はほぼ同時期に活動していたと言ってもよいでしょう。

とは言うものの、
このサウンドの違いは何でしょう?
スコーンと抜けたカリフォルニアの青空のようなドゥービーに対して、
もう、一音で終わっているというか、
救いようのない、果てしなく内面に落ちていくようなFTBの音。

私は別の場所で、
サイケデリック・ロックはイギリスに渡って、
プログレッシヴ・ロックに発展したと言いましたが、
さて、
本国アメリカや日本ではどうなったのか?
ということです。

サイケデリック・ロックは、
その背景に東洋思想が存在していたりしたものですから、
日本では特別な解釈が施されたようです。
つまり、
西洋ではインドへ行くところですが、
日本ではその前に、
自国の文化へ当てはめてみたということです。

結果的には、
歌舞伎、能、雅楽、仏教思想…、
このへんと相性がよかったらしく、
結果的に独自の発展を遂げていきました。

私が最近おもしろいと思い好んで聴いているのは、
このあたりの、
1970年代前半の日本の作品であり、
その独自性には、
いまさらながら目をみはるものがあります。

FTBはアレンジだけでなく、
リズム面でも、
日本文化特有の“間”を生かしたアプローチをしており、
その取り組みの深さには、
アタマが下がる思いがします。

欧米人がFTBを聴いたときには、
我々がユーロロックに興味を持ったときと同じように、
「日本人がロックをやるとこうなるんだろうなぁ」という、
予想通りの音に出会い、
きっと満足することでしょう。

それほど、日本文化の匂いが充満した作品。

どうも日本では、
イギリス同様、
サイケデリック・ロックを深く考え、
しっかりした解釈を与えたようですね。

しかし、
当のアメリカでは、
ドラックが簡単に手に入ることもあってか、
どうもその…、
「ラリって気持ちいい〜」の域から出られず…、
一過性の享楽的なムーブメントに終わり、
音楽的な発展は見なかったようです。

ドゥービーも、
バンド名にドラックカルチャーの痕跡をとどめるものの、
サウンド的にはとくにサイケデリック・ロックからの影響は感じられず、
その後は順調にアメリカンロックの王道路線を確立します。

ドゥービーとFTBのサウンドの違いこそ、
その後の両国におけるロックの発展を示唆している、
そう言ってしまったら、
言い過ぎでしょうか?

まぁ…そんなことを考えながら、
両者を聴いている今日この頃ですが…、
それにしても、FTBはスゴいなぁ〜。
石間さんのセンスって、
フツーじゃないですよ。



★2009/09/13 (Sun)
部下の結婚式に出席して来ました。
適齢期の女子が多い部署ではあるものの、
今年ですでに2件目、
3件目が11月に予定されております。

会社関係のこのような催事に出るたびに、
もっともらしい顔をして座っているであろう自分の姿が、
なにやら滑稽で、
おかしくて仕方ありません。

そのような場面ではいつも、
パンタが『頭脳警察セカンド』に収録した、
「いとこの結婚式」の歌詞が浮かんできます。

 結婚式に出たんだ 凡人面さらして 
 笑って歌って相づちうって
 結婚式に出たんだ おめでとうって手をとって
 おじさんおばさん このたびはって

 何て僕は世渡りがうまいんだろう
 2つの顔を持って
 でもちょっと不安なのさ
 薄い紙切れみたいになってきたんで
 (PANTAX'S WORLD 1972年)

『頭脳警察セカンド』は、
「銃をとれ!」とか「コミック雑誌なんか要らない」という、
過激な歌詞が満載の作品(おかげで、長らく発売禁止でした)です。
ところが、
なぜかこの1曲だけが、
メッセージは辛辣なのに、
フワフワとペーソス感いっぱいで、
私はとても気に入っています。

それにしても…、
本当ですね。
私も歳を経るごとに、
“薄い紙切れみたい”になってきたんでしょうね。(笑)
それが不安というか、
そのことに自分で嫌悪感を覚えるのでしょう。
なにしろ、
管理社会に反抗してROCKに夢中になった男が、
いまやその管理社会の象徴といえる位置にいるのですから。

戦国時代の終わり、
徳川家康による厳格な管理体制の確立に対し、
大阪の豊臣秀頼のもとに集結した武士たちは、
己の力のみを頼りに、
管理社会に反発した人たちでした。

実力を認めてもらえなければ、
主君を何度でも変える。
(場合によっては殺してしまう)
そんな生き方を是としていた人たちです。

彼らは目立つように派手な身なりをしていたので、
“傾き者(カブキモノ)”と呼ばれていました。

そんなカブキモノの間で流行したのが、
長い刀の鞘に、
“生き過ぎたりや、二十と○年”と彫ることだったそうです。
武士らしい生き方を貫けずに、
なんと無駄に生きていることか、
と己をあざけっているわけです。

さしずめ私も、
生き過ぎたりや、四十と七年というところでしょう。(笑)
“人間五十年”に近づくにつれて、
考えることが多くなります。
本当にこれでいいのか、
自分は何か成し遂げたのか…。

中年ロッカーは、
何と戦っているのでしょう?
最近になって、
敵は外にあらず、
他ならぬ自分なのではないだろうか、
ということに気がついた次第です。
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★ ILLUSTRATION BY nyao