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「web-magazine GYAN GYAN」では、第三者的な視点でロックを検証してきましたが、当サイトではプライベートな感覚で、より身近にロックを語ってみたいと思います。
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  ★ プロフィール
HN:
matsuZACK
年齢:
62
性別:
男性
誕生日:
1962/02/15
自己紹介:
matsuZACKです。
“下天のうちをくらぶれば~”の年齢に到達してしまいました。
ミュージシャンを目指したり、
音楽評論家や文筆業を目指したり、
いろいろと人生の奔流に抵抗してきましたが、
どうやらなすがままに、
フツーの人におさまりつつあります。
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★2013/11/17 (Sun)
さて…
バンドをやったことのある方は
おわかりのことだと思いますが…

スタジオで練習だライブだと…
どこかへ移動しようとすると、
いつもたくさん荷物を持っているのが、
ギタリストです。

片手にギター、
片手にエフェクターケースで、
いつも両手がふさがっています。

この、
エフェクターなどというものは、
できるだけ、
使いたくないのですが、
なかなかそうはいきません。

基本的な音をしっかりさせたい、
ここでアクセントをつけたい…
最低でも2〜3個は必要になります。

最近は、
マルチエフェクターという、
便利なものもあって、
ひとつの箱の中に、
あらゆるエフェクターが収まっていて、
しかも…
瞬時に必要なものだけを呼び出すことができます。

これを使えば1個で済む…
私も2つほど、
この種の機材を持っていますが、
あまり使うことはありません…

それは…
このエフェクターは、
ここのメーカーがいいんだよね…
という凝り性ゆえに、
ひとつのメーカーでは用が済まないからでした。

さて、
今回、
そうして揃えたエフェクターを、
いちいちセッティングする煩わしさから解放されたいがために、
数十年ぶりで、
エフェクターボードに組んでしまいました。

それがコイツです↓



見る人が見ればわかると思いますが、
エフェクターボードとは言っても、
かなりシンプルで、
贅肉を削ぎ落としたような構成になっています。

下段左から、
ヒュース&ケトナーの「Replex」
ソバットの「Drive Breaker 3」
ジムダンロップの「Fuzz Face 2」
上段右が、
TCエレクトロニックの「Poly Tune 2」です。

アンプは、
どこにでもある JC120を使う前提で、
あとは、
アンプについている、
コーラスアンサンブルを使います。

「Replex」は有名な、
マエストロ「Echo Plex」のリメイク版で、
回路はデジタルですが、
ヘッドに真空管が入っていて、
いわゆる、
昔のテープ式エコーのような音を再現できます。



右側の2つのスイッチで、
それぞれタイプの違うエコーを選択できるので、
私は、
ひとつはU2みたいなデジタルディレイ…
キンコンカンコンと冷たく響く感じ…
もうひとつはピンクフロイドみたいなエコー…
残響音の音程が少し不安定でモワッとした感じ…
にセットしています。

エコー系エフェクターは、
高校2年のときに、
マクソンのアナログディレイを購入して以来、
つねに私のエフェクターボードに入っているほど、
重要な存在です。

しかも、
単に音を跳ね返す効果だけでなく、
プリアンプ的に、
音を歪ませる効果も求めています。

だから、
いつも、
ヴォリュームがついているものを選び、
ここでゲインを調整します。

「Replex」はヘッドに真空管が入っているおかげで、
JC120のようなトランジスタアンプを、
真空管アンプっぽくすることができます。

「Replex」は2002年から使っていますが、
これが壊れると、
本当に困り果ててしまうでしょう。

ですから、
こんなにデカくても、
つねに持ち歩いているのです。


ソバットの「Drive Breaker 3」は、
アイバニーズPS9や
マクソン OD808のように、
あまり歪まないタイプのオーバードライブですが、
ずっとOD808を使っていた私には、
ちょうどいい歪み加減なのです。



また、
「Drive Breaker 3」には、
ブースターがついていて、
(右側のスイッチ)
これが実にすばらしい!

ブースターにありがちな、
音質を変えることなく、
そのまま音量を持ち上げてくれます。

ギターソロの場面や、
ちょっと音量が低くくてヌケが悪いなと感じるときに使うと、
威力を発揮します。

コイツも、
2002から使っていますが、
私の場合、
「Drive Breaker 3」と「Replex」のヘッドで基本的な音を作っています…
思い切りピッキングをすると、
ちょい歪む程度…
ギター側のヴォリュームを下げると、
クリアで美しい音になる…
そんなセッティングです。

そして、
ここ一発!というときに、
踏めるように、
強力な歪み…ファズを用意しています。

以前は、
ライン6のものを使っていましたが、
あまりに重いので、
ずっと、
別のものに交換することを考えていました。



ジムダンロップの「Fuzz Face 2」は、
ジミヘンが使用していた、
ダラス製のものを、
1/2サイズで復刻したものですが、
サウンドはまんま、
あの音です!

コントロールがシンプルなことからもわかるように、
ひとつの音しか出ないのです。
でも、
私が求めていた歪みは、
この音だったんですね。

Fazz Faceは、
ずっとほしかったのですが、
大き過ぎるサイズが問題で、
購入には至りませんでした。
最近になって、
このモデルの存在を知り、
私のエフェクターボードに仲間入りを果たしたのでした。

このように、
基本をクリアなトーンとして、
ファズなどのハードな歪みを加えるやり方は、
スコーピオンズ時代のウルリッヒ・ロスや、
ピンクフロイドのデイヴ・ギルモアを参考にしたもので、
ストラトを使用すると、
効果は絶大です。

さて、
最後の
TCエレクトロニックの「Poly Tune 2」は、
エフェクターではなく、
チューナーです。

これもスグレモノで、
6本の開放弦を同時に鳴らすと、
ご覧のように↓



どの弦のチューニングが狂っているか、
瞬時に表示してくれます。
あとは、
その弦だけを鳴らして、
チューニングを合わせます↓



しかも、
チューニング中は、
音が出ないようになっています。

また、
他のエフェクターに電力を供給できるので、
エフェクターボードの中では、
欠かせない存在になります。


このようなヤツらが、
私のギターサウンドを支えているのでした。

あと、
ここに何か加えるとしたら、
アンプを切り替えるスイッチボックスか、
ロータリースピーカーのシュミレイターかな?

それにしても、
少々サイズが大きくなったので、
キャリアカートのような、
キャスターがほしいなどと思う、
今日この頃です。

クルマで行けばって?…
サケ飲めなくなっちゃうじゃん(笑)
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★2013/11/10 (Sun)
10月27日にルー・リードが亡くなりました。

私はこの人ほど、
“ニューヨーク”という街を感じさせるミュージシャンを知りません。

クールで洗練されていながら、
どこか退廃的であり、
ヒネくれたところがある…

デビューアルバム、
『THE VELVET UNDERGROUND&NICO』は、
文字通りそれを体現した作品です。

CD化されてから、
私が手に入れたこのアルバムは、
2002年 DELUXE Edition というヤツで、
同じ作品がステレオ・ヴァージョンと
モノラル・ヴァージョンの、
2枚に分けられて収録されています。

ヴェルヴェットアンダーグラウンドには、
ジョン・ケイルという、
現代音楽を指向したミュージシャンが在籍しており、
作品全体にわたって、
音響効果にかなりのコダワリを感じます。

したがって、
音の奥行きやエコーのかけ方などが、
当時のレコードの標準スタイルであった、
モノラル再生に合わせてあり、
ステレオに音を振り分けると、
なにか物足りなさを覚えます。

2002年 DELUXE Editionでは、
2枚のCDを聴き比べることで、
これを体験できるわけですが…
想像以上に音のイメージが変わるので、
衝撃を受けます。

ジョン・ケイルはルー・リードと不仲だったと言われていますが、
音響面における貢献には絶大なものがあって、
「Sunday Morning」の冒頭における、
弦の響き…穏やかなようで微妙な不安感を抱えた感じ…
「Venus In Furs」における、
アラブ~中近東音楽のような通底音…
などなど、
彼がいなかったらこうはならなかっただろう、
というポイントがいくつかあります。

この混沌とした雰囲気が、
分離されずに一気に放出される…
やはり、
オリジナルのモノラルから、
当時の“ニューヨーク”の匂いがします。

そんなサウンドをバックに、
ルー・リードはひたすらクールに、
そして言葉を吐き捨てるように歌うのですが…
意外と、
歌はうまい…
だけでなく、
実は、
曲はポップであったり…
それを素直にアレンジしないあたりが、
これまた
“ニューヨーク”っぽいというか、
後のロキシー・ミュージックに通じるような、
センスを感じるわけです。

個人的には「I'm Waiting For The Man」がベストテイクかな…

ソロになってからのルー・リードは、
デヴィッド・ボウイと同じように、
時期によって、
かなり出す音が変化するのですが、
ボウイに比べて、
ルー・リードの方が、
一貫した雰囲気やオーラを保っています。

何をやっても、
“ニューヨーク”っぽさが抜けないのです。

1972年に発表された、
『TRANSFORMER』は、
ボウイの片腕であったミック・ロンソンを迎え、
素晴らしいサウンドを披露しています。

私が好きなのは、
冒頭の「Vicious」における、
ロンソンの突き刺さるようなギターと、
それをクールに受け返すルー・リードの掛け合いです。

ヴォーカリストの資質を最大限に引き出す、
ミック・ロンソンという触媒。
同じ触媒に反応したのに、
激しく燃えるボウイと、
青白くかすかに炎を放つルー・リードの個性の違い。

これが際立つ瞬間は、
いつ聴いても刺激的です。

思えば、
私がルー・リードの個性に魅了されたのは、
ここからでした。

私も東京出身なので、
彼の個性がよくわかるのです。

東京モンは、
ダサイ(カッコ悪い)ということに敏感で、
何かにつけて「ダサイ、ダサイ」と言います。

では、
何がいいのかと問われると、
案外それは明確に答えられないものの、
ダサイと感じることだけははっきりしています。

直線的だったり情熱的だったりするものは、
ダサイ対象になりやすいものです。

周囲からダサイものを取り除いたとして、
残ったものがダサくないということになりますが、
それを明確にいいとは言わない。

つまり、
クールで、
どこか退廃的であり、
ヒネくれたとことがある…

人はこれを“都会的”というのでしょうね。

ルー・リードの作品の作り方は、
そんな感じがするんです。
アメリカの都会モン…(笑)


さて…
ルー・リードの訃報に接したら、
ボウイの健康状態が気になって来ました。
大丈夫なんですかね…彼は?

★2013/11/03 (Sun)
かき捨て、
などと申しますが…

先週、
仕事で京都へ行ったときの話です。


普段の私は、
いわゆる会社勤めの
サラリーマンですから…

京都などへ出張すれば、
夕食を食べるだけで済むはずもなく、
その後は、
夜の社交場へ繰り出すことになるわけですが…

そんな席で…

とーぜん話題は、
趣味などに及ぶわけで…

ゴルフなどクラブすら握ったことのない私は、
もちろん、
音楽やギターのことを話すのでありました。

今回はたまたま…
音楽が好きな人が多かったのと、

おねーさんの一人が、
ギターを弾けるようになりたいと言っていたことなど、
いくつかの偶然が重なり、

私が、
あーっ、
ここにギターがあったらよかったねーっ
と言ってしまったことから、

おもてなしの心あふれる京都の方は、

それでしたら、
近くに演奏のできる店がありますよ、
うちの店長は古い知り合いなので、
行ってみませんか?

と私にススメてきたのです。

最近、
東京でそのような店によく行くので、
そんなつもりで、
私は軽く、
行ってみようかな?
と答えたら、

あっという間に、
段取りが整い、
そこへ案内されました。

道すがら、

ギターはギブソンがいいですか?
フェンダーがいいですか?
と問われ、

フェンダー
…ストラトある?
と答えると、

いや、
テレキャスしかありません、
との答え。

ま…いいか…

と、
目的地に到着し、
店内に入った瞬間…

えーっ、なんだこりゃ?

想像とまったく違うハコが、
私を待ち受けていたのでありました。

どんなハコだったかと言えば、

いわゆる高級クラブ…

黒服がホールに出ているような…

ボックスに芸妓さんが座っているような…

映画に出てくるような、
祇園の高級クラブ。

ハコバンが演奏中でしたが、
メローなジャズやソウルのスタンダードを、
それはそれはシックにこなしていて、

しかも…
リズムセクションがブラック!
本物のブラック!

あーこれは雰囲気違い過ぎるから、
オレいーよ、今日は弾かない、
と言っても時すでに遅し。

またまた、
ここまで来てご謙遜を…
と、
黒服に肩を叩かれ…

用意されていた、
かなり古い、
ピンクペイズリー柄のテレキャスを渡され…
(なぜ、この色なんだ?)

はい、どうぞとばかり、
ステージへと送り出されたのでありました。

うわっ、どーしよー。

アンプはよりによって、
私がもっとも苦手とする、
フェンダーのワンヴォリュームタイプ。

ノーエフェクターの、
まったく歪まない、
このペケペケの音で、

この強力な、
ブラック・リズムセクションに
どう立ち向かえと言うのか…?

マジで途方に暮れました。

が…

それはほんの一瞬のこと。


高校生の頃から、
ギターを持つと、
史上最強の兵器を持ったような気になり、

オレが最強だ。かかってこい…

とミョーな自信で、
度胸が座ること多々あり…

加えて、
半世紀も生きていると、
人間ずーずーしくなるもので…
なんとか切り抜けてやれと、
開き直ることができ、

この状況で唯一できそうなこと…
KeyはAのブルースをジャムり、
そそくさとステージを下りました。

うわっ、さいてーっ。

それでも、
私のボックスはやんややんやの大騒ぎ…
音楽の心得のある方から、
すごいっす!ここで演奏したことがすごいっす!
尊敬しちゃいます!

ってさー…

ここまでお膳立てされたら、
やらないわけにいかないじゃんー。
まったくーっ、
穴があったら入りたいとは、
こういう心境だな…

その一方で、

このリズムセクションのすごかったこと!
とくにドラマー。
後ろからドスドス響くビートは、
只者じゃない…
これがアタマから離れなくなり、

正直な話…

自分の機材を持ってきて、
シラフで、
リベンジしたい…

いやマジで…

ジェフ・ベック師匠の『Wired』とか、
それこそBB&Aなんかやったら、
ピッタリ合いそう…
そして、
火花散るプレイをぶつけてみたい、
などと、

ミョーなミュージシャン魂に火がついてしまったのです。


今年は例年になく、
外へ出ている私ですが、
石垣島だけでなく、
京都の音楽界へ足を踏み入れるきっかけを作るとは…

旅の恥はかき捨て、
ならぬ、
もう一度やったるでーっ
とひそかに誓う、
私でありました。

あ…ルー・リードについて、
語るつもりだったのにーっ(笑)


↓店名は秘すが、これが証拠写真だ。
加えて、右眼はコンタクトレンズで傷をつけ眼帯状態。痛々しいにも程があるが…今見ると…かなり笑える






★2013/10/27 (Sun)
なんだって、
こんなに中途半端なサイズの紙ジャケにしたんだ?
LPサイズでもCDサイズでもないなんて…
収納に困るじゃないかーっ。

という、
BB&A、
ベック・ボガート&アピス、
来日40周年記念盤でした(笑)

これは、
1973年の彼らの来日公演を収録した、
『ベック・ボガート&アピス・ライブ』をリマスターし、
実際の演奏順に編集し直したもので、
完全限定盤として、
なぜか7インチ・シングル盤サイズの紙ジャケで、
発売されたものです。

『ベック・ボガート&アピス・ライブ』は当初、
日本のみで発売されていたため、
海外ではなかなか手に入れることができず、
(海賊盤が流れていたという話です)
KISSのポール・スタンレーは初来日(1977年)の際に、
カーマイン・アピスに頼まれて、
このアルバムを何セットも買い込んでいた、
という話が残っているほど、
貴重なお皿だったそうです。

しかし何度も言っているように、
かつての私は、
このBB&Aをあまり評価しておらず、
『ベック・ボガート&アピス・ライブ』にしても、
「なんだか、メリハリのない構成だなー」と思い、
それほど熱心に聴いてはいませんでした。

そのわりには…
「迷信」も「ジェフズ・ブギー」も、
ステージでやったことがあったりしますが…

私が構成に不満を覚えたのは、
どうやらかなり的を得ていたようで、
これは実際の演奏順とは違っていたんですね。
だから、
なんとなく構成が不自然だったのでしょう。
フツーに考えて、
「ジェフズ・ブギー」をあんな前にはもってこないよね?

どうして、
こんな編集をしたのだろうか?

さて、
正規の曲順になり、
リマスターされた『ベック・ボガート&アピス・ライブ』ですが、
どうだったのといえば、
これが、
たいへんよろしかったんですねーっ(笑)
思わず、
全曲を一気に聴いてしまったほどです…。

冒頭の「迷信」からの流れも自然…
「アイム・ソー・プラウド」はやっぱこのあたりだよね。
カーマイン・アピスが珍しくシンプルに叩いている、
「モーニング・デュー」は、
オリジナル盤より格段に音がよくなっており、
彼の躍動するリズムを堪能できます。

この人はボンゾの後任としていちばんよかったかも…

今になって聴いてみると、
まず、
このバタバタしたリズムセクションはかなり新鮮です。
1980年代以降、
シンプルなビートばかりになってしまったせいでしょうか?
無骨で重戦車のようなリズムは、
とっても刺激的です。

当時はこれがイヤだったんだよなーっ。

それから、
ジェフ・ベック師匠のプレイも、
大好きなハードロックに徹し、
迷いがまったくないので、
これはこれで、
非常にタイトなプレイです。

当時はこれも物足りなかったんだよなーっ。

なによりも、
3人が3人とも、
たいへん強い自己主張をぶつけ合っており、
これが全体に火花散る雰囲気を充満させています。

当時はそれゆえにまとまりなさを感じたんだよなーっ。

バンドって、
まとまっていなくてもいいんですよ。

みんなが好き勝手なことをやっても、
パワフルに押し切ってしまえば、
それでよし…。

昨今のお行儀のよいプレイヤーたちは、
少し見習ってもよいのではないでしょうか。

いや…他人事でなく、
私も見習う必要を感じています。

いろいろ考えると、
『ベック・ボガート&アピス・ライブ』は、
スルメのように、
長い時間をかけて噛んでいたら、
味が出てきたという感じです。

35年もかけて、
噛んでいたことになりますなぁ…(笑)

やっぱ1970年代の音は最強でっせー!

それと、
今回の企画は、
当時のパンフレットやら、
たくさんのオマケがついていましたが、
相変わらず、
写真を見ただけでワクワクしてしまいます。

ロックはミーハーでいいんですよね。

もう50過ぎたんだけどな…(笑)



★2013/10/20 (Sun)
ひさびさのタイトルでっす。

11月27日にパット・トラヴァースの全作品が、
紙ジャケ&リマスターで発売されると聞き、
いてもたってもいられなくなってしまった私です…(笑)

とりあえず、
デビュー作から5枚目までは、
全部揃えなくちゃ…
あ…でも、
同日に、
なんと、
ヴァン・ダー・グラフ・ジェネレイターも出るんだ…
年末年始でなにかと出費の多い時期に、
なんということをしてくれるんだーっ
ブツブツ…

まぁ…そんなこんなで…

ここを読んでいる方に、
ぜひオススメしたいのが、
パット・トラヴァースの5枚目にしてライブアルバムの、
『Live! Go For What You Know』です。



これは1979年発表で、
その年のライブを収録したものですが、
それまでの4枚の作品のベスト盤のような選曲になっている上に、
パット・トラヴァース(Vo、G)の相棒に、
後にグレン・ヒューズと組んだり、
ソロ活動で話題になる名ギタリスト、
パット・スロールが在籍し、
素晴らしいプレイを披露しています。

ドラムスも、
後にホワイトスネイクなどに参加する、
トミー・アルドリッジなので、
まさに曲よし、
演奏よしという作品です。

内容を一言で表現すると…
エアロスミスのような、
2本のギターによるリフ中心のハードロックでありながら、
パット・スロールがエコーや空間系のエフェクターを多用するので、
少々プログレッシヴ・ロックっぽい要素があり、
リズムは Charがやりそうなファンクっぽいノリという…
(プログレ+ファンク)×ハードロックとでも言いいますか…
たいへんイカしたサウンドなのでありました。

カナダというお国柄を反映した、
ヨーロッパとアメリカをブレンドしたようなサウンドは、
この方面の音を好む人には、
たまらない内容だと思いますよ。

オープニングの「Hooked On Music」は、
細かいリフの応酬と、
空間系のエフェクターをかました、
プログレっぽいコードの使い方が印象的で…
思わず1曲目から、
テンションが上がってしまいます。

2曲目の「Getting Betta」、
3曲目の「 Go All Right」はファンキーリフの傑作で、
それこそ、
Charがやりそうな感じのナンバーです。

6曲目の「Makin Magic」は文句なしの名曲。

ラストの「Makes No Difference」はまたもや、
プログレっぽいハードロックで、
たたみかけるようなドラムスが圧巻。

ということで、
捨て曲なし!
怒濤の8曲で迫ります。

私は一時期、
このようなサウンドを目指していたことがあり、
1990年代の初めに制作したソロ作品には、
かなりハッキリとその影響が感じられます。

このアルバムを聴いて、
気に入った曲が収録されている、
スタジオ作品を入手するのが、
正当派の手法でしょうね。

基本、
ライブの再現性が高いので、
スタジオ作品がライブと大きく異なることはありませんが、
メンバーが違っていたり…
とくに初期はトリオで、
もう1本のギターがいなかったりするので、
そのへんの聴き分けをするのも、
一興かもしれません。

本当に、
単純にカッコよくて楽しめる作品なので、
ぜひみなさんも聴いてみてください。
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★ ILLUSTRATION BY nyao