「web-magazine GYAN GYAN」では、第三者的な視点でロックを検証してきましたが、当サイトではプライベートな感覚で、より身近にロックを語ってみたいと思います。
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★ プロフィール
HN:
matsuZACK
年齢:
62
性別:
男性
誕生日:
1962/02/15
自己紹介:
matsuZACKです。
“下天のうちをくらぶれば~”の年齢に到達してしまいました。
ミュージシャンを目指したり、
音楽評論家や文筆業を目指したり、
いろいろと人生の奔流に抵抗してきましたが、
どうやらなすがままに、
フツーの人におさまりつつあります。
“下天のうちをくらぶれば~”の年齢に到達してしまいました。
ミュージシャンを目指したり、
音楽評論家や文筆業を目指したり、
いろいろと人生の奔流に抵抗してきましたが、
どうやらなすがままに、
フツーの人におさまりつつあります。
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★2015/06/07 (Sun)
ロビン・トロワーの初期5作が、
(クリサリス・レーベル時代)
デジタル・リマスター化され、
紙ジャケ仕様で再発売…
というニュースを見たのは、
かなり以前のことでした。
まぁ…5月末のことだし、
間近になって手配すればいいだろう…
と多寡をくくっていたら、
忙しさのあまり、
つい失念してしまい…
再び気がついたのは、
発売日から1週間ほど経ってからのことでした。
ああ、すっかり忘れていた…
といつものネットショップを開いてみると、
お取り寄せ商品…
8日から15日で入荷との表示が出ます。
あれ?
別のネットショップを開いてみると、
5枚のうちの1枚が、
販売終了とのこと。
もしかして売れているの?
意外だなぁ…今頃になって、
ロビン・トロワーだぜーっ?
あわてて、
大型のCDショップへ駆け込んでみると、
こちらの店頭には、
ロビン・トロワーのロの字もなく、
店員に尋ねてみると、
発売から2〜3日で売れてしまい、
在庫がありませんとのこと。
これはマズい。
買い逃すかも…
慌てて、
あちらこちらと手配をして、
ようやく数枚を手に入れることができました。
今では、
ネットショップの在庫も復活したようで…
どうやら一時的な欠品だったようで、
こんなに売れると思わず、
あわてて増産したのかなぁ…
あまり慌てさせないでほしいものです。
こうして手にしたロビン・トロワーですが、
何十年ぶりかで再開したこの音は、
まぎれもなく1970年代…
追憶のジミ・ヘンドリックス・サウンドであります。
ロビン・トロワーは、
「青い影」で有名なプロコル・ハルムのギタリストでしたが、
1971年頃にバンドを脱退。
1973年にクリサリス・レーベルと契約し、
以降ソロとして活動。
セカンド・アルバム『Bridge of Sight(魂のギター)』が大ヒット、
その後も『Robin Trower LIVE!』などの名作を残し、
とくにアメリカで人気の高いギタリストでした。
サウンドはズバリ、
ジミ・ヘンドリックス!
1980年代に、
スティヴィー・レイヴォーンが現れるまで、
ジミの後継者と言われておりました。
それほど、
気合いの入ったフォロワーだったのです。
その美しい、
ストラトキャスター・サウンドは絶品で、
思わず聴き惚れてしまうほど。
レイヴォーンはカントリーの要素があり、
カラっとした響きが特徴でしたが、
ロビンは徹頭徹尾ブルース一本勝負で、
かなりウェッティな情緒を発散させる点が、
大きく異なっております。
ちなみに、
ギターのトーンこそ、
ジミヘンそっくりではあるものの、
ジミより繊細なタッチでプレイをします。
このあたりがイギリス人っぽいところかもしれません。
私は彼のこんなところが好みなんですね。
リズムの切れがよく、
指使いがとても繊細。
また、
極端にスローなテンポを得意としており、
そのヘヴィーさは、
聴いているとソファにめり込んでいくような錯覚に陥るほど…
トリップしてるのかな?(笑)
おもしろいのは、
ライヴ・アルバムなどを聴いていると、
部分的に、
同年代のジミヘン・フォロワーたちのライヴ…
ウルリッヒ・ロス、
スコーピオンズ時代の
『Tokyo Tapes(蠍団爆発)』の、
「Fly to the Rainbow」後半部分、
フランク・マリノは、
『Mahogany Rush LIVE』のメドレー、
「Talkin' Bout a Feelin'」など、
曲展開やギターのフレーズに、
きわめてよく似た部分が見つかることです。
みんな同じようなことを考えていたのかな?
リズム・セクションに、
元スライ&ファミリー・ストーンのメンバーを起用するあたり、
ブルースの先にファンクを意識していたようで、
このへんのセンスもジミヘンゆずり。
ベースのジェイムズ・デュワーの声と歌い方は、
ポール・ロジャースそっくりで、
これまたロビンのギターとの相性がよく、
このへんがアメリカで人気が出た要因かもしれません。
ちなみに、
ブルース一筋で繊細なギターを弾くロビンですが、
人間性というか性格には「?」な部分が多く、
ミュージシャン仲間からはいい評判を聞いたことがなく、
来日時にCharがインタビューした、
ミュージック・ライフの記事を読んでも、
質問に答えなかったりする個所が多く、
かなり手こずった印象を受けたりしました。
職人に偏屈な人が多いというので、
それと同じでしょうか?(笑)
ジミヘンの残した作品は、
今聴いても色褪せていないものが多いのと同じで、
フォロワーズたちの作品も、
今聴くとかなりおもしろいものがあると思いました。
個人的には、
ジャズをそこそこ身につけた後に、
アコースティック・ブルースを身につけたいと思っているので、
ロビンのアプローチはたいへん参考になります。
手に入れられてよかったなぁ…
おそらく、
ロビン・トロワーの5枚は、
間もなく売り切れますよ。
興味を持たれた方はお早めに。
↓KISSのピーター・クリスに似ていると思うのですが…
ちなみに、
最近は前髪がすっきりしてしまったので、
(一般的にはハゲたという…)
そんなに違和感はありません。
前髪パッツンがいけなかったのかなぁ…
(クリサリス・レーベル時代)
デジタル・リマスター化され、
紙ジャケ仕様で再発売…
というニュースを見たのは、
かなり以前のことでした。
まぁ…5月末のことだし、
間近になって手配すればいいだろう…
と多寡をくくっていたら、
忙しさのあまり、
つい失念してしまい…
再び気がついたのは、
発売日から1週間ほど経ってからのことでした。
ああ、すっかり忘れていた…
といつものネットショップを開いてみると、
お取り寄せ商品…
8日から15日で入荷との表示が出ます。
あれ?
別のネットショップを開いてみると、
5枚のうちの1枚が、
販売終了とのこと。
もしかして売れているの?
意外だなぁ…今頃になって、
ロビン・トロワーだぜーっ?
あわてて、
大型のCDショップへ駆け込んでみると、
こちらの店頭には、
ロビン・トロワーのロの字もなく、
店員に尋ねてみると、
発売から2〜3日で売れてしまい、
在庫がありませんとのこと。
これはマズい。
買い逃すかも…
慌てて、
あちらこちらと手配をして、
ようやく数枚を手に入れることができました。
今では、
ネットショップの在庫も復活したようで…
どうやら一時的な欠品だったようで、
こんなに売れると思わず、
あわてて増産したのかなぁ…
あまり慌てさせないでほしいものです。
こうして手にしたロビン・トロワーですが、
何十年ぶりかで再開したこの音は、
まぎれもなく1970年代…
追憶のジミ・ヘンドリックス・サウンドであります。
ロビン・トロワーは、
「青い影」で有名なプロコル・ハルムのギタリストでしたが、
1971年頃にバンドを脱退。
1973年にクリサリス・レーベルと契約し、
以降ソロとして活動。
セカンド・アルバム『Bridge of Sight(魂のギター)』が大ヒット、
その後も『Robin Trower LIVE!』などの名作を残し、
とくにアメリカで人気の高いギタリストでした。
サウンドはズバリ、
ジミ・ヘンドリックス!
1980年代に、
スティヴィー・レイヴォーンが現れるまで、
ジミの後継者と言われておりました。
それほど、
気合いの入ったフォロワーだったのです。
その美しい、
ストラトキャスター・サウンドは絶品で、
思わず聴き惚れてしまうほど。
レイヴォーンはカントリーの要素があり、
カラっとした響きが特徴でしたが、
ロビンは徹頭徹尾ブルース一本勝負で、
かなりウェッティな情緒を発散させる点が、
大きく異なっております。
ちなみに、
ギターのトーンこそ、
ジミヘンそっくりではあるものの、
ジミより繊細なタッチでプレイをします。
このあたりがイギリス人っぽいところかもしれません。
私は彼のこんなところが好みなんですね。
リズムの切れがよく、
指使いがとても繊細。
また、
極端にスローなテンポを得意としており、
そのヘヴィーさは、
聴いているとソファにめり込んでいくような錯覚に陥るほど…
トリップしてるのかな?(笑)
おもしろいのは、
ライヴ・アルバムなどを聴いていると、
部分的に、
同年代のジミヘン・フォロワーたちのライヴ…
ウルリッヒ・ロス、
スコーピオンズ時代の
『Tokyo Tapes(蠍団爆発)』の、
「Fly to the Rainbow」後半部分、
フランク・マリノは、
『Mahogany Rush LIVE』のメドレー、
「Talkin' Bout a Feelin'」など、
曲展開やギターのフレーズに、
きわめてよく似た部分が見つかることです。
みんな同じようなことを考えていたのかな?
リズム・セクションに、
元スライ&ファミリー・ストーンのメンバーを起用するあたり、
ブルースの先にファンクを意識していたようで、
このへんのセンスもジミヘンゆずり。
ベースのジェイムズ・デュワーの声と歌い方は、
ポール・ロジャースそっくりで、
これまたロビンのギターとの相性がよく、
このへんがアメリカで人気が出た要因かもしれません。
ちなみに、
ブルース一筋で繊細なギターを弾くロビンですが、
人間性というか性格には「?」な部分が多く、
ミュージシャン仲間からはいい評判を聞いたことがなく、
来日時にCharがインタビューした、
ミュージック・ライフの記事を読んでも、
質問に答えなかったりする個所が多く、
かなり手こずった印象を受けたりしました。
職人に偏屈な人が多いというので、
それと同じでしょうか?(笑)
ジミヘンの残した作品は、
今聴いても色褪せていないものが多いのと同じで、
フォロワーズたちの作品も、
今聴くとかなりおもしろいものがあると思いました。
個人的には、
ジャズをそこそこ身につけた後に、
アコースティック・ブルースを身につけたいと思っているので、
ロビンのアプローチはたいへん参考になります。
手に入れられてよかったなぁ…
おそらく、
ロビン・トロワーの5枚は、
間もなく売り切れますよ。
興味を持たれた方はお早めに。
↓KISSのピーター・クリスに似ていると思うのですが…
ちなみに、
最近は前髪がすっきりしてしまったので、
(一般的にはハゲたという…)
そんなに違和感はありません。
前髪パッツンがいけなかったのかなぁ…
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★2015/05/17 (Sun)
BBキングが逝去されました。
89歳、
長年にわたり糖尿病を患っていたことは、
よく知られていました。
80歳を過ぎてからもステージはこなしていましたが、
椅子に腰掛け、
イントロのギター…
それもチョーキング一発
「チュイーン!」…
だけ弾いて、
聴衆を満足させてしまうという(笑)
もはや名人芸の境地に達していたことも、
これまたよく知られていたことです。
かふいう高齢者にわたしはなりたい…
さてBBキングといえば、
ゴージャスなホーンセクションを入れたアレンジが有名ですが、
5/2(土)NHK-BSで放映された、
「名盤ドキュメント RCサクセション『シングル・マン』」も、
タワー・オブ・パワーのホーンセクションが参加したことで
有名な作品です。
なぜ、
このタイミングで『シングル・マン』なのか?
それは、
リニューアル発売を記念して、
というレコード会社さんの事情によるもの、
などということはさておき…
このアルバムは、
3人編成時代のRCサクセションの最後の作品にして、
不朽の名作であると言われながら、
長らく廃盤の憂き目に会っていたという、
いわくつきの作品です。
5人編成になったRCサクセションが
破竹の勢いで世に出る中、
これを再発してほしいというファンの動きにより、
1980年に復活したのです。
もしも彼らが成功していなかったら、
おそらく二度と世に出ることはなかったでしょう。
私は当時、
すでに『シングル・マン』を聴いていましたが、
正直なところ、
「スローバラード」を除いて、
その魅力がよくわかりませんでした。
フォークなのに、
なぜかホーンセクションが入っていて、
ソウルっぽい雰囲気もあり、
ちょっと散漫な印象を受けたものです。
もともと、
フォークが大嫌いだった私には、
歌詞が私小説っぽく、
かなりヘヴィーであったことも、
敬遠する理由になったと思います。
それが…今回、
番組で、
この作品の背景を紹介され、
さらに各トラックのバランスを変え、
原曲のイメージを前面に出した音を聴くに至り、
ああ…いい作品じゃないか、
と思うようになったのです。
そして、
30年ぶりに、
もう一度聴き直してみた、
という次第です。
おもしろかったのは、
私が1980年当時に感じた、
ホーンセクションに対する違和感は、
じつはキヨシローさんも同じであったということ。
キヨシローさんは、
この3人でできる“ソウル”を目指していたのでしょう。
ホーンセクションを入れるのはいいが、
作り込みが不十分で、
短絡的に“ソウル”をイメージさせる音にしかならなかったことを、
嫌がっていたものと思われます。
しかも、
当時全盛だったニュー・ミュージック的なアレンジも、
随所に散りばめられており…
これが当時の私の耳には、
散漫な印象に聴こえた原因だったと思います。
今となってみると、
ニュー・ミュージックというものが何であったか、
しっかりと理解できているので、
冷静に聴くことができるのです。
さて、
私が今回感銘を受けたのは、
「うわの空」という曲で、
この独特の浮遊感は、
ジミヘンの「エンジェル」や、
フェイセズの「デブリ」を想起させ、
歌詞の解釈からは、
ユーミンの「海を見ていた午後」の男性版、
という見方もでき、
とても魅力的な作品だと思いました。
女性から急に別れ話を告げられると、
男性はアタマが真っ白になり、
フワフワしちゃうんですね(笑)
反対に女性は、
そのときの光景を冷静に記憶しているという…
悲しい男の性(さが)
番組の中では、
この曲の破簾ケンチのギターを絶賛していましたが…
たしかに、
この感じはなかなか出せないでしょう。
フレーズ弾くと同時にハーモニクスが出る…
ミックスダウンで、
ヴォリュームを下げられてしまったのは、
惜しいことです。
リンコさんのウッドベースも、
かなりの腕前だということがわかり、
あらためて、
この3人はおもしろい組み合わせだったんだなぁ…
ということを痛感しました。
RCサクセションのスタジオ作品は、
この後、
ライブアルバムをはさんで、
『PLEASE』になります。
ここへ至ると、
ホーンセクションの使い方もうまくなり、
歌詞もオブラートでくるんだように、
直接的な毒を感じさせない表現になり、
なるほど、
1980年代を代表するサウンドに仕上がっているのですが、
ここに至る原動力が、
『シングル・マン』で味わった、
強烈な挫折感であったとすると、
今回のNHKは、
非常に興味深い検証をしたことになります。
BBキングのような名人芸を確立するのは、
並大抵のことではないのです。
キヨシローさんが高齢になったら、
何をどうやって表現するのだろうか?
レコードは文字通り、
その瞬間の記録であることを実感した、
『シングル・マン』でした。
89歳、
長年にわたり糖尿病を患っていたことは、
よく知られていました。
80歳を過ぎてからもステージはこなしていましたが、
椅子に腰掛け、
イントロのギター…
それもチョーキング一発
「チュイーン!」…
だけ弾いて、
聴衆を満足させてしまうという(笑)
もはや名人芸の境地に達していたことも、
これまたよく知られていたことです。
かふいう高齢者にわたしはなりたい…
さてBBキングといえば、
ゴージャスなホーンセクションを入れたアレンジが有名ですが、
5/2(土)NHK-BSで放映された、
「名盤ドキュメント RCサクセション『シングル・マン』」も、
タワー・オブ・パワーのホーンセクションが参加したことで
有名な作品です。
なぜ、
このタイミングで『シングル・マン』なのか?
それは、
リニューアル発売を記念して、
というレコード会社さんの事情によるもの、
などということはさておき…
このアルバムは、
3人編成時代のRCサクセションの最後の作品にして、
不朽の名作であると言われながら、
長らく廃盤の憂き目に会っていたという、
いわくつきの作品です。
5人編成になったRCサクセションが
破竹の勢いで世に出る中、
これを再発してほしいというファンの動きにより、
1980年に復活したのです。
もしも彼らが成功していなかったら、
おそらく二度と世に出ることはなかったでしょう。
私は当時、
すでに『シングル・マン』を聴いていましたが、
正直なところ、
「スローバラード」を除いて、
その魅力がよくわかりませんでした。
フォークなのに、
なぜかホーンセクションが入っていて、
ソウルっぽい雰囲気もあり、
ちょっと散漫な印象を受けたものです。
もともと、
フォークが大嫌いだった私には、
歌詞が私小説っぽく、
かなりヘヴィーであったことも、
敬遠する理由になったと思います。
それが…今回、
番組で、
この作品の背景を紹介され、
さらに各トラックのバランスを変え、
原曲のイメージを前面に出した音を聴くに至り、
ああ…いい作品じゃないか、
と思うようになったのです。
そして、
30年ぶりに、
もう一度聴き直してみた、
という次第です。
おもしろかったのは、
私が1980年当時に感じた、
ホーンセクションに対する違和感は、
じつはキヨシローさんも同じであったということ。
キヨシローさんは、
この3人でできる“ソウル”を目指していたのでしょう。
ホーンセクションを入れるのはいいが、
作り込みが不十分で、
短絡的に“ソウル”をイメージさせる音にしかならなかったことを、
嫌がっていたものと思われます。
しかも、
当時全盛だったニュー・ミュージック的なアレンジも、
随所に散りばめられており…
これが当時の私の耳には、
散漫な印象に聴こえた原因だったと思います。
今となってみると、
ニュー・ミュージックというものが何であったか、
しっかりと理解できているので、
冷静に聴くことができるのです。
さて、
私が今回感銘を受けたのは、
「うわの空」という曲で、
この独特の浮遊感は、
ジミヘンの「エンジェル」や、
フェイセズの「デブリ」を想起させ、
歌詞の解釈からは、
ユーミンの「海を見ていた午後」の男性版、
という見方もでき、
とても魅力的な作品だと思いました。
女性から急に別れ話を告げられると、
男性はアタマが真っ白になり、
フワフワしちゃうんですね(笑)
反対に女性は、
そのときの光景を冷静に記憶しているという…
悲しい男の性(さが)
番組の中では、
この曲の破簾ケンチのギターを絶賛していましたが…
たしかに、
この感じはなかなか出せないでしょう。
フレーズ弾くと同時にハーモニクスが出る…
ミックスダウンで、
ヴォリュームを下げられてしまったのは、
惜しいことです。
リンコさんのウッドベースも、
かなりの腕前だということがわかり、
あらためて、
この3人はおもしろい組み合わせだったんだなぁ…
ということを痛感しました。
RCサクセションのスタジオ作品は、
この後、
ライブアルバムをはさんで、
『PLEASE』になります。
ここへ至ると、
ホーンセクションの使い方もうまくなり、
歌詞もオブラートでくるんだように、
直接的な毒を感じさせない表現になり、
なるほど、
1980年代を代表するサウンドに仕上がっているのですが、
ここに至る原動力が、
『シングル・マン』で味わった、
強烈な挫折感であったとすると、
今回のNHKは、
非常に興味深い検証をしたことになります。
BBキングのような名人芸を確立するのは、
並大抵のことではないのです。
キヨシローさんが高齢になったら、
何をどうやって表現するのだろうか?
レコードは文字通り、
その瞬間の記録であることを実感した、
『シングル・マン』でした。
★2015/04/26 (Sun)
春は異動の季節ということで、
私もご他聞に漏れず、
4/1の人事発令で、
長年担当していた部署を離れ、
同じ本部内ではあるものの、
いままでとは違う部署を担当することになりました。
いままでの部署は、
政策的な企画を作るところで、
言ってしまえば、
対外的に攻める業務…
前回紹介した、 神戸での「未来医XPO' 15」などは、
それを象徴するような企画でした。
今度の部署は、
自社の品質を管理するところで、
内外ともに守りの要…
配下に安全衛生と仕入部門を抱えています。
『web-magazine GYAN GYAN』時代からお付き合いしている方は、
気がつかれるかもしれませんが、
そうなんです…
この部署はかつて、
私が別の会社で担当していたことがある上に、
頑なに己の主義主張を曲げなかったおかげで、
会社を辞めることになったという…
いわくつきの業務なのです。
ゆえに、
今の会社に来てからは、
手練手管を使って、
ずーっと逃げていたのですが(笑)
今回だけはそうもいかず、
経営陣からたくさんの宿題をもらい、
大命を拝受したというわけです。
食に携わる企業は、
まず社会的信用が必要とされ、
これが確立されていないと、
事業の安定した継続は難しくなります。
オーナー企業が大半を占めるこの業界では、
これを社長のメッセージとして発信するのが普通です。
私が今いる会社は、
オーナー企業ではなく、
経営陣は親会社から下りてきます。
そして、
一定期間で交替します。
ゆえに、
この種のメッセージが出しづらく、
コストと規模のような、
数字で表現できるものを前面に立て、
それでも順調に事業規模を拡大してきました。
ところが、
ここ数年、
そのやり方では、
世間の支持を受けることが難しくなってきています。
最近では、
ハンバーガーで有名な、
M社の凋落ぶりが話題になっていますが、
これなどはまさに象徴的な出来事。
現場を知らない経営陣が、
コストと規模だけで乗り切るには、
最近の消費者の価値観はあまりにも、
複雑で多岐にわたっているのです。
私は異動前の部署で、
この、
社会的信用というヤツを確立しようとして、
政策を体系的にまとめ、
そこへ「食から日本の未来を支えたい」というメッセージをつけ、
対外的にアピールし続けてきました。
この活動が昇華したのが、
異動直前の時期で…
東大で開催された、
「健康経営フォーラム特別シンポジウム」と、
前回紹介した、
神戸「未来医XPO' 15」という大舞台へつながったのでした。
これらのイベントが終わってみると
正直なところ、
私の中ではやり尽くした感があり、
今期以降に、
これ以上のものを出せと言われても、
しばらくは出てこないよなぁ…
と考えていたところだったので、
今回の異動はいいタイミングであったかもしれません。
とはいえ、
10数年ぶりに、
自分の原点に変えるようなポジションに戻り、
また、
品質管理という専門技術で自己研鑽を図るとなると、
以前と同じ轍を踏まなければよいのだけれど…
などと、
一抹の不安を覚えたりする今日この頃です。
まぁ…
年齢的にも、
次のステージを考えなければならない時期であり、
そういうことかもしれませんね。
一方で、
ブランクを埋めるために、
最近読んでる、
品質管理の最新情報が、
おもしろくて仕方がなかったりしています(笑)
結局、
合っているんですね…この業務は。
私もご他聞に漏れず、
4/1の人事発令で、
長年担当していた部署を離れ、
同じ本部内ではあるものの、
いままでとは違う部署を担当することになりました。
いままでの部署は、
政策的な企画を作るところで、
言ってしまえば、
対外的に攻める業務…
前回紹介した、 神戸での「未来医XPO' 15」などは、
それを象徴するような企画でした。
今度の部署は、
自社の品質を管理するところで、
内外ともに守りの要…
配下に安全衛生と仕入部門を抱えています。
『web-magazine GYAN GYAN』時代からお付き合いしている方は、
気がつかれるかもしれませんが、
そうなんです…
この部署はかつて、
私が別の会社で担当していたことがある上に、
頑なに己の主義主張を曲げなかったおかげで、
会社を辞めることになったという…
いわくつきの業務なのです。
ゆえに、
今の会社に来てからは、
手練手管を使って、
ずーっと逃げていたのですが(笑)
今回だけはそうもいかず、
経営陣からたくさんの宿題をもらい、
大命を拝受したというわけです。
食に携わる企業は、
まず社会的信用が必要とされ、
これが確立されていないと、
事業の安定した継続は難しくなります。
オーナー企業が大半を占めるこの業界では、
これを社長のメッセージとして発信するのが普通です。
私が今いる会社は、
オーナー企業ではなく、
経営陣は親会社から下りてきます。
そして、
一定期間で交替します。
ゆえに、
この種のメッセージが出しづらく、
コストと規模のような、
数字で表現できるものを前面に立て、
それでも順調に事業規模を拡大してきました。
ところが、
ここ数年、
そのやり方では、
世間の支持を受けることが難しくなってきています。
最近では、
ハンバーガーで有名な、
M社の凋落ぶりが話題になっていますが、
これなどはまさに象徴的な出来事。
現場を知らない経営陣が、
コストと規模だけで乗り切るには、
最近の消費者の価値観はあまりにも、
複雑で多岐にわたっているのです。
私は異動前の部署で、
この、
社会的信用というヤツを確立しようとして、
政策を体系的にまとめ、
そこへ「食から日本の未来を支えたい」というメッセージをつけ、
対外的にアピールし続けてきました。
この活動が昇華したのが、
異動直前の時期で…
東大で開催された、
「健康経営フォーラム特別シンポジウム」と、
前回紹介した、
神戸「未来医XPO' 15」という大舞台へつながったのでした。
これらのイベントが終わってみると
正直なところ、
私の中ではやり尽くした感があり、
今期以降に、
これ以上のものを出せと言われても、
しばらくは出てこないよなぁ…
と考えていたところだったので、
今回の異動はいいタイミングであったかもしれません。
とはいえ、
10数年ぶりに、
自分の原点に変えるようなポジションに戻り、
また、
品質管理という専門技術で自己研鑽を図るとなると、
以前と同じ轍を踏まなければよいのだけれど…
などと、
一抹の不安を覚えたりする今日この頃です。
まぁ…
年齢的にも、
次のステージを考えなければならない時期であり、
そういうことかもしれませんね。
一方で、
ブランクを埋めるために、
最近読んでる、
品質管理の最新情報が、
おもしろくて仕方がなかったりしています(笑)
結局、
合っているんですね…この業務は。
★2015/04/19 (Sun)
長いこと、
土日の2日間を休む習慣がついていると、
1日だけ…それも平日に休みをとっても、
休んだ気にならないので、
困ったものです。
3月の最終週の土曜日(3/28)から、
4月の第一週の日曜日(4/5)まで、
神戸のポートアイランドで開催された、
「未来医XPO' 15」というイベントへ出展したおかげで、
半月近くにわたり、
そんな生活を送ってきました。
途中3日ほど広島へ行き、
月末処理のため、
いったん東京へ戻ったりしたものの、
9日間にわたる、
関西遠征…ホテル住まい…
いわゆる、
ミニツアーみたいな生活をしていたのです。
おかげで、
ずっとブログの更新をサボってしまいました…(笑)
「未来医XPO' 15」は、
関西医学会総会の展示イベントで、
医療を中心とした、
最新技術の情報を、
一般市民向けに公開する目的で開催されました。
入場無料。
期間中は、
春休みということもあり、
会場は子どもたちでいっぱいでした。
(期間中の総来場者数、29万人)
そんな中で、
私たちが何をやったかと言えば、
予防/未病のための、
食事や運動を紹介するエリアで、
子ども向けの食育プログラムを披露したのです。
まず、
来場する子どもたちに、
赤、橙、黄、緑、紫の中から、
好きな色のカードを選んでもらい、
そこに書かれているクイズに答えてもらいます。
クイズは選んだ色にちなんだ、
野菜や果物の内容になっていて、
ブース内の各色モニュメントの場所に、
その答えが書いてあります。
それを、
ピンクの白衣(ピンクだから白衣ではない?)
を着た管理栄養士のお姉さんたち
(当社社員です)
のガイドでカードに書きこみ、
全問正解だと、
記念品のファイルとレシピが貰える、
(全問正解でなくても貰えますが…(笑)
最後に、
カードにある、
野菜のシールを、
それぞれのモニュメントに貼る、
という流れ。
(赤はトマト、橙はみかん、黄はトウモロコシ、緑はオクラ、紫はナス、
モニュメントは、
それぞれの実がなる枝や葉の形をしている)
毎日、
夕方になると、
モニュメントがシールでいっぱいになってしまい、
翌朝にそれをはがすという、
地味な作業が待っています…(笑)
レシピは各色の色に着目した、
ちょっとかわいらしい料理の紹介で、
同時開催された、
屋外のグルメブースの方で、
これが入ったランチBOXが買えます。
また、
カードはシールをはがすと、
そこにメッセージが書かれていて、
それは各色のイメージに合わせたものになっています。
(「赤色を選んだキミは元気いっぱいだね」など…15パターン)
連日大盛況で、
けっこう、
いい企画だと思いましたよ。
これを、
総勢10人ちょっとで運営するための、
総監督として滞在したのです。
総監督なんて、
来賓の対応と、
夜の慰労会をやるためにいるようなもので、
たいしたことはありませんが、
それなりに気だけは使いました(笑)
子どもたちが、
楽しそうにシールを貼ったり、
紫色はアントシアニン…などとつぶやく姿を見て、
ああ…こういう仕事に関われてよかったなぁ…
柄にもなく、
そんなことを思いました。
もし、
プロのミュージシャンになっていたら、
こういうツアー生活が普通なんだよね、
などとミョーな感動を覚えたりして、
けっこう楽しい9日間でした。
ひとつ残念だったのは、
まったくプライベートの時間が持てなかったので、
どこへも行けなかったこと…
とくに、
長年メールでの親交だけだった、
新神戸在住「TOP GUITAR」のnekoさんに会えなかったこと…
これは、
いつかリベンジしたいところです。
ということで、
最近、
音信不通になっていた、
裏事情でした。
ようやく、
元の生活ペースに戻ってきたので、
諸々の活動を再開するつもりです。
また、
よろしくお願いします。
↓ちなみに、
医療技術のブースでは、
こんな企画が…
脳外科医とバーチャル内視鏡手術を体験する小学生
土日の2日間を休む習慣がついていると、
1日だけ…それも平日に休みをとっても、
休んだ気にならないので、
困ったものです。
3月の最終週の土曜日(3/28)から、
4月の第一週の日曜日(4/5)まで、
神戸のポートアイランドで開催された、
「未来医XPO' 15」というイベントへ出展したおかげで、
半月近くにわたり、
そんな生活を送ってきました。
途中3日ほど広島へ行き、
月末処理のため、
いったん東京へ戻ったりしたものの、
9日間にわたる、
関西遠征…ホテル住まい…
いわゆる、
ミニツアーみたいな生活をしていたのです。
おかげで、
ずっとブログの更新をサボってしまいました…(笑)
「未来医XPO' 15」は、
関西医学会総会の展示イベントで、
医療を中心とした、
最新技術の情報を、
一般市民向けに公開する目的で開催されました。
入場無料。
期間中は、
春休みということもあり、
会場は子どもたちでいっぱいでした。
(期間中の総来場者数、29万人)
そんな中で、
私たちが何をやったかと言えば、
予防/未病のための、
食事や運動を紹介するエリアで、
子ども向けの食育プログラムを披露したのです。
まず、
来場する子どもたちに、
赤、橙、黄、緑、紫の中から、
好きな色のカードを選んでもらい、
そこに書かれているクイズに答えてもらいます。
クイズは選んだ色にちなんだ、
野菜や果物の内容になっていて、
ブース内の各色モニュメントの場所に、
その答えが書いてあります。
それを、
ピンクの白衣(ピンクだから白衣ではない?)
を着た管理栄養士のお姉さんたち
(当社社員です)
のガイドでカードに書きこみ、
全問正解だと、
記念品のファイルとレシピが貰える、
(全問正解でなくても貰えますが…(笑)
最後に、
カードにある、
野菜のシールを、
それぞれのモニュメントに貼る、
という流れ。
(赤はトマト、橙はみかん、黄はトウモロコシ、緑はオクラ、紫はナス、
モニュメントは、
それぞれの実がなる枝や葉の形をしている)
毎日、
夕方になると、
モニュメントがシールでいっぱいになってしまい、
翌朝にそれをはがすという、
地味な作業が待っています…(笑)
レシピは各色の色に着目した、
ちょっとかわいらしい料理の紹介で、
同時開催された、
屋外のグルメブースの方で、
これが入ったランチBOXが買えます。
また、
カードはシールをはがすと、
そこにメッセージが書かれていて、
それは各色のイメージに合わせたものになっています。
(「赤色を選んだキミは元気いっぱいだね」など…15パターン)
連日大盛況で、
けっこう、
いい企画だと思いましたよ。
これを、
総勢10人ちょっとで運営するための、
総監督として滞在したのです。
総監督なんて、
来賓の対応と、
夜の慰労会をやるためにいるようなもので、
たいしたことはありませんが、
それなりに気だけは使いました(笑)
子どもたちが、
楽しそうにシールを貼ったり、
紫色はアントシアニン…などとつぶやく姿を見て、
ああ…こういう仕事に関われてよかったなぁ…
柄にもなく、
そんなことを思いました。
もし、
プロのミュージシャンになっていたら、
こういうツアー生活が普通なんだよね、
などとミョーな感動を覚えたりして、
けっこう楽しい9日間でした。
ひとつ残念だったのは、
まったくプライベートの時間が持てなかったので、
どこへも行けなかったこと…
とくに、
長年メールでの親交だけだった、
新神戸在住「TOP GUITAR」のnekoさんに会えなかったこと…
これは、
いつかリベンジしたいところです。
ということで、
最近、
音信不通になっていた、
裏事情でした。
ようやく、
元の生活ペースに戻ってきたので、
諸々の活動を再開するつもりです。
また、
よろしくお願いします。
↓ちなみに、
医療技術のブースでは、
こんな企画が…
脳外科医とバーチャル内視鏡手術を体験する小学生
★2015/03/22 (Sun)
THE BYRDSとともに、
最近ハマっているのが、
STEPPEN WOLFのベスト・アルバムです。
STEPPEN WOLFといえば、
映画『イージー・ライダー』に使用された、
「ワイルドで行こう / Born to be wild」で有名ですが、
それゆえに、
この曲以外はあまり聴いたことがありませんでした。
(というより…
興味を持たなかった、
と言った方が正解かもしれませんね)
今回、
あるきっかけで、
ちゃんと聴いてみようと思い立ち、
このアルバムを入手したわけですが…
CHAR先輩がお気に入りと言っていた、
「Magic carpet ride」や、
「Sookie sookie」(意味するところは「好き 好き」かな?)
「Rock me」など、
カッコいい曲がズラリと並んでいて、
正直なところ、
ビックリしました。
イケてますね…このバンド。
楽曲の完成度が非常に高いのです。
「ワイルドで行こう / Born to be wild」の歌詞に、
“Heavy metal”という単語が使われていることから、
(歴史上、初のことらしい…)
STEPPEN WOLFを、
“元祖へヴィメタル”なんて言う人がおりますが、
それはいかがなものでしょう?
そんなにゴリゴリの音ではありませんよ。
映像などを見ると、
このバンドは、
リッケンバッカーのモニターでもしていたの?
と思えるほど、
ギター2本にベースが、
すべてリッケンバッカー!
(これはこれで、
なかなか美しい絵ですなぁ…)
なので、
ギターはゴリゴリせず、
ジャカジャカと…
とりあえず6弦すべてが鳴っていまーす的な、
適度に歪んでいて、
適度にヌケのよい、
どちらかと言うと、
フォークギターのような、
リフのかき鳴らし方が印象的です。
前回申し上げた通り、
私は、
この種のギターサウンドを、
たいへん好んでおる次第で…
ゆえに、
ハマっているのでした(笑)
さらに、
このバンドにはキーボード…というより、
ハモンドオルガンの使い手がおりまして、
ディープ・パープルやヴァニラ・ファッジのような、
いわゆる、
“プログレッシヴロック”的な音が加味されているのです。
これもカッコいいですね。
いいセンスしていますよ。
ディープ・パープルやユーライア・ヒープが大好きだった私には、
こりゃ、たまらんらん…なのです(笑)
ハッキリ言って、
前述の、
第1期ディープ・パープルやヴァニラ・ファッジより、
STEPPEN WOLFの方が、
じぇんじぇんカッコいいと思いますね。
この、
たいへん旨味のあるサウンドに、
例の、
凄みのある、
ドスのきいたヴォーカルが乗り、
暴れまくる感じ…
うーっ、
まさにワイルド!って感じでよろしいですなぁ。
なんで。
こんなバンドに、
いままで巡り合っていなかったのか…
それはさておき、
今このタイミングで巡り合ったことに、
少々運命的なものを感じてしまいます。
何かに引き寄せられているのか…(笑)
難しいことを言わずに、
単純に「カッコいい、カッコいい」と
アタマを振りながら聴ける音って、
それほどありませんが、
STEPPEN WOLFはそんなバンドのひとつです。
最近ハマっているのが、
STEPPEN WOLFのベスト・アルバムです。
STEPPEN WOLFといえば、
映画『イージー・ライダー』に使用された、
「ワイルドで行こう / Born to be wild」で有名ですが、
それゆえに、
この曲以外はあまり聴いたことがありませんでした。
(というより…
興味を持たなかった、
と言った方が正解かもしれませんね)
今回、
あるきっかけで、
ちゃんと聴いてみようと思い立ち、
このアルバムを入手したわけですが…
CHAR先輩がお気に入りと言っていた、
「Magic carpet ride」や、
「Sookie sookie」(意味するところは「好き 好き」かな?)
「Rock me」など、
カッコいい曲がズラリと並んでいて、
正直なところ、
ビックリしました。
イケてますね…このバンド。
楽曲の完成度が非常に高いのです。
「ワイルドで行こう / Born to be wild」の歌詞に、
“Heavy metal”という単語が使われていることから、
(歴史上、初のことらしい…)
STEPPEN WOLFを、
“元祖へヴィメタル”なんて言う人がおりますが、
それはいかがなものでしょう?
そんなにゴリゴリの音ではありませんよ。
映像などを見ると、
このバンドは、
リッケンバッカーのモニターでもしていたの?
と思えるほど、
ギター2本にベースが、
すべてリッケンバッカー!
(これはこれで、
なかなか美しい絵ですなぁ…)
なので、
ギターはゴリゴリせず、
ジャカジャカと…
とりあえず6弦すべてが鳴っていまーす的な、
適度に歪んでいて、
適度にヌケのよい、
どちらかと言うと、
フォークギターのような、
リフのかき鳴らし方が印象的です。
前回申し上げた通り、
私は、
この種のギターサウンドを、
たいへん好んでおる次第で…
ゆえに、
ハマっているのでした(笑)
さらに、
このバンドにはキーボード…というより、
ハモンドオルガンの使い手がおりまして、
ディープ・パープルやヴァニラ・ファッジのような、
いわゆる、
“プログレッシヴロック”的な音が加味されているのです。
これもカッコいいですね。
いいセンスしていますよ。
ディープ・パープルやユーライア・ヒープが大好きだった私には、
こりゃ、たまらんらん…なのです(笑)
ハッキリ言って、
前述の、
第1期ディープ・パープルやヴァニラ・ファッジより、
STEPPEN WOLFの方が、
じぇんじぇんカッコいいと思いますね。
この、
たいへん旨味のあるサウンドに、
例の、
凄みのある、
ドスのきいたヴォーカルが乗り、
暴れまくる感じ…
うーっ、
まさにワイルド!って感じでよろしいですなぁ。
なんで。
こんなバンドに、
いままで巡り合っていなかったのか…
それはさておき、
今このタイミングで巡り合ったことに、
少々運命的なものを感じてしまいます。
何かに引き寄せられているのか…(笑)
難しいことを言わずに、
単純に「カッコいい、カッコいい」と
アタマを振りながら聴ける音って、
それほどありませんが、
STEPPEN WOLFはそんなバンドのひとつです。