「web-magazine GYAN GYAN」では、第三者的な視点でロックを検証してきましたが、当サイトではプライベートな感覚で、より身近にロックを語ってみたいと思います。
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★ プロフィール
HN:
matsuZACK
年齢:
63
性別:
男性
誕生日:
1962/02/15
自己紹介:
matsuZACKです。
“下天のうちをくらぶれば~”の年齢に到達してしまいました。
ミュージシャンを目指したり、
音楽評論家や文筆業を目指したり、
いろいろと人生の奔流に抵抗してきましたが、
どうやらなすがままに、
フツーの人におさまりつつあります。
“下天のうちをくらぶれば~”の年齢に到達してしまいました。
ミュージシャンを目指したり、
音楽評論家や文筆業を目指したり、
いろいろと人生の奔流に抵抗してきましたが、
どうやらなすがままに、
フツーの人におさまりつつあります。
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★2015/08/02 (Sun)
平凡な毎日が当たり前のように繰り返されると、
永遠にこんな日々が続くような錯覚を覚えてしまうものです。
ところが、
自分が病気になって入院したり、
家族が同じような状況になって、
はじめて気がつくのです。
諸行無常であることに…
2015年 7月23日、父が他界しました。
享年 84歳。
父は、
定年を迎えた60歳の頃、
胃ガンが見つかり、
これを内視鏡で切除。
以来、
25年近く再発なく過ごしてきましたが、
昨年の5月に再発が見られ、
これも内視鏡で切除。
その後、
10月になって、
切除した場所とは別に、
主治医いわく「あまりいい面つきではない」ガンを認め、
胃の摘出(2/3)をすすめられたものの、
これを拒否。
またもや内視鏡による切除を受けました。
幸いなことに、
これは成功し、
今年の1月の段階では、
ガンの再発もなく、
組織検査の結果、
進行性のものでないことも判明し、
次の定期検診は10月でいい、
と言われたほどでした。
ところが、
1月の終わり頃になって、
血尿と黄疸の症状が現れ、
精密検査をしたところ、
今度は、
肝臓の中央、
胆管のあたりにガンが見つかり、
何もしなければ、
余命は半年から1年と宣告されたのです。
場所が悪くて、
外科的な処置が施せないとのこと。
できることは、
抗ガン剤と放射線治療…
父は当初、
すべての処置を拒否していましたが、
放射線治療だけは受けると言い、
1ヶ月にわたる照射を受けました。
今度も、
放射線治療が功を奏し、
ガンの進行を止めることはできましたが、
胆管を通すために挿入したステントが詰まること数回、
黄疸と発熱を繰り返したおかげで、
肝臓の機能が衰え、
膿みがたまり…
いわゆる肝硬変のような状態になった結果、
食が細り、
木が枯れるように弱り、
死に至ったのでした。
この半年近く、
私の筆が鈍っていたのは、
自身が病み上がりであったことに加え、
このような状況に直面していたからです。
退院しては発熱し、
また入院する…
これを繰り返していたおかげで、
何かに集中することができませんでした。
今回、
いろいろと思うこともあり…
また珍しく、
超常的な現象なども体験したのですが、
そのへんは折に触れて語るとして、
ひとまず報告にとどめ、
区切りをつけておこうと思います。
父に対しては、
53年の長きにわたりありがとう、
としか言いようがないですね。
こちらは少しずつ、
元の生活に戻っていますよ。
永遠にこんな日々が続くような錯覚を覚えてしまうものです。
ところが、
自分が病気になって入院したり、
家族が同じような状況になって、
はじめて気がつくのです。
諸行無常であることに…
2015年 7月23日、父が他界しました。
享年 84歳。
父は、
定年を迎えた60歳の頃、
胃ガンが見つかり、
これを内視鏡で切除。
以来、
25年近く再発なく過ごしてきましたが、
昨年の5月に再発が見られ、
これも内視鏡で切除。
その後、
10月になって、
切除した場所とは別に、
主治医いわく「あまりいい面つきではない」ガンを認め、
胃の摘出(2/3)をすすめられたものの、
これを拒否。
またもや内視鏡による切除を受けました。
幸いなことに、
これは成功し、
今年の1月の段階では、
ガンの再発もなく、
組織検査の結果、
進行性のものでないことも判明し、
次の定期検診は10月でいい、
と言われたほどでした。
ところが、
1月の終わり頃になって、
血尿と黄疸の症状が現れ、
精密検査をしたところ、
今度は、
肝臓の中央、
胆管のあたりにガンが見つかり、
何もしなければ、
余命は半年から1年と宣告されたのです。
場所が悪くて、
外科的な処置が施せないとのこと。
できることは、
抗ガン剤と放射線治療…
父は当初、
すべての処置を拒否していましたが、
放射線治療だけは受けると言い、
1ヶ月にわたる照射を受けました。
今度も、
放射線治療が功を奏し、
ガンの進行を止めることはできましたが、
胆管を通すために挿入したステントが詰まること数回、
黄疸と発熱を繰り返したおかげで、
肝臓の機能が衰え、
膿みがたまり…
いわゆる肝硬変のような状態になった結果、
食が細り、
木が枯れるように弱り、
死に至ったのでした。
この半年近く、
私の筆が鈍っていたのは、
自身が病み上がりであったことに加え、
このような状況に直面していたからです。
退院しては発熱し、
また入院する…
これを繰り返していたおかげで、
何かに集中することができませんでした。
今回、
いろいろと思うこともあり…
また珍しく、
超常的な現象なども体験したのですが、
そのへんは折に触れて語るとして、
ひとまず報告にとどめ、
区切りをつけておこうと思います。
父に対しては、
53年の長きにわたりありがとう、
としか言いようがないですね。
こちらは少しずつ、
元の生活に戻っていますよ。
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★2015/07/19 (Sun)
梅雨は明けたのでしょうか?
つい先日までは、
7月に入ったものの、
連日雨模様で、
ユウウツな日々を過ごしておりました。
生来私は、
筋金入りの雨嫌いで、
とにかく、
雨に濡れない経路…
地下通路とかアーケードとか…
に熟知しており、
梅雨の時期には、
まるでモグラのように、
このような場所を伝いながら、
移動するのでありました。
可能であれば、
梅雨などは、
ずっと家にコモっていたいのですが、
そういうわけにもいかず、
他人から見れば、
意味もなく不機嫌そうな仏頂面を下げて、
傘をさして歩いているのでありました(笑)
そんな天気のせいか、
はたまた、
昨年来、
人生の荒波にさらされ続けているおかげか、
最近よく聴いているのが、
ブルース…そう、
人生で3回目ぐらいのブルース・ブームが、
私に訪れているのでした。
思い起こせば、
大学生の頃(20歳前後)…そして、
2人目の子が生まれた後ぐらい(30歳ちょっと)に、
ブルースばかり聴いいた時期があり、
聴くべきものは、
だいたいCDのコレクションにおさまっているので、
とくに新しい作品に出会うということではなく、
お気に入りのアルバムや曲を、
何度となく聴き返しながら、
研究に余念がない…
最近はそんな感じで、
休日を過ごしているのでした。
私の好きなブルースはというと…
先日BBが亡くなりましたが、
3大キングの中では、
アルバート・キングがいちばん好きで、
同じアルバートつながりで、
アルバート・コリンズ、
ソリッドなプレイで、
マジック・サム、
アイク・ターナー、
ペケペケしたギターの、
ジョニー・ギター・ワトスン、
アコースティックやスライドとくれば、
ロバート・ジョンソンに、
エルモア・ジェイムズ、
もう少しロックに寄った人脈では、
ジミ・ヘンドリックス、
スティーヴィー・レイヴォーン、
ブルース・ブレイカーズ時代のエリック・クラプトン、
そして、
オールマン・ブラザース・バンド、
ホット・ツナ、
最近騒いでいた、
ロビン・トロワー、
ピンク・フロイドのデイヴ・ギルモア…
ってな感じですかな。
圧倒的にストラト使い…
またはシングルコイル派で占められており、
私の好きな、
エレキギターのトーンがよくわかる並びになっております。
ちなみに、
そんな中でも、
ジミ・ヘンドリックスの、
『エレクトリック・レディ・ランド』に収録されている、
「ヴードゥー・チャイル」(ロング・ヴァージョンの方)に勝るものはなし、
が持論で、
ときどき大音量で聴いては、
鳥肌を立てているのでありました。
個別の話題は、
またあらためてするとして、
ここ数年ジャズ・ギターにハマっていたおかげか、
ブルース・ギターがジャズっぽく聴こえるというか、
いままでとは違う組み立てで解釈できるようになっているのが、
大きな収穫でしょう。
そういう意味では、
長いこと、
興味はあれど、
なかなか自分の中に入ってこなかった音楽が、
少しずつ消化できるようになってきている感じで、
これはこれでワクワクしているのでありました。
こう書くと、
ちっともユウウツそうじゃないじゃないか?
と言われそうですが…
実際はかなり煮詰まっております。
ウツ病になりそうなくらい…(笑)
などと言っていたら、
いきなりのこの暑さ…いや熱さだなこりゃ…
早く涼しくならないかなぁ(←すでに夏を通り越している)
↓アルバート・キング御大である。
私の持っているフライングVは、彼のモデルのイメージなのです。
つい先日までは、
7月に入ったものの、
連日雨模様で、
ユウウツな日々を過ごしておりました。
生来私は、
筋金入りの雨嫌いで、
とにかく、
雨に濡れない経路…
地下通路とかアーケードとか…
に熟知しており、
梅雨の時期には、
まるでモグラのように、
このような場所を伝いながら、
移動するのでありました。
可能であれば、
梅雨などは、
ずっと家にコモっていたいのですが、
そういうわけにもいかず、
他人から見れば、
意味もなく不機嫌そうな仏頂面を下げて、
傘をさして歩いているのでありました(笑)
そんな天気のせいか、
はたまた、
昨年来、
人生の荒波にさらされ続けているおかげか、
最近よく聴いているのが、
ブルース…そう、
人生で3回目ぐらいのブルース・ブームが、
私に訪れているのでした。
思い起こせば、
大学生の頃(20歳前後)…そして、
2人目の子が生まれた後ぐらい(30歳ちょっと)に、
ブルースばかり聴いいた時期があり、
聴くべきものは、
だいたいCDのコレクションにおさまっているので、
とくに新しい作品に出会うということではなく、
お気に入りのアルバムや曲を、
何度となく聴き返しながら、
研究に余念がない…
最近はそんな感じで、
休日を過ごしているのでした。
私の好きなブルースはというと…
先日BBが亡くなりましたが、
3大キングの中では、
アルバート・キングがいちばん好きで、
同じアルバートつながりで、
アルバート・コリンズ、
ソリッドなプレイで、
マジック・サム、
アイク・ターナー、
ペケペケしたギターの、
ジョニー・ギター・ワトスン、
アコースティックやスライドとくれば、
ロバート・ジョンソンに、
エルモア・ジェイムズ、
もう少しロックに寄った人脈では、
ジミ・ヘンドリックス、
スティーヴィー・レイヴォーン、
ブルース・ブレイカーズ時代のエリック・クラプトン、
そして、
オールマン・ブラザース・バンド、
ホット・ツナ、
最近騒いでいた、
ロビン・トロワー、
ピンク・フロイドのデイヴ・ギルモア…
ってな感じですかな。
圧倒的にストラト使い…
またはシングルコイル派で占められており、
私の好きな、
エレキギターのトーンがよくわかる並びになっております。
ちなみに、
そんな中でも、
ジミ・ヘンドリックスの、
『エレクトリック・レディ・ランド』に収録されている、
「ヴードゥー・チャイル」(ロング・ヴァージョンの方)に勝るものはなし、
が持論で、
ときどき大音量で聴いては、
鳥肌を立てているのでありました。
個別の話題は、
またあらためてするとして、
ここ数年ジャズ・ギターにハマっていたおかげか、
ブルース・ギターがジャズっぽく聴こえるというか、
いままでとは違う組み立てで解釈できるようになっているのが、
大きな収穫でしょう。
そういう意味では、
長いこと、
興味はあれど、
なかなか自分の中に入ってこなかった音楽が、
少しずつ消化できるようになってきている感じで、
これはこれでワクワクしているのでありました。
こう書くと、
ちっともユウウツそうじゃないじゃないか?
と言われそうですが…
実際はかなり煮詰まっております。
ウツ病になりそうなくらい…(笑)
などと言っていたら、
いきなりのこの暑さ…いや熱さだなこりゃ…
早く涼しくならないかなぁ(←すでに夏を通り越している)
↓アルバート・キング御大である。
私の持っているフライングVは、彼のモデルのイメージなのです。
★2015/07/11 (Sat)
長生きと書いて「おさむ」と読みます。
ウソつき、
ちっとも長生きなんかしなかったじゃん…
今週、
イエスのクリス・スクワイアの訃報に続き、
とつぜん飛び込んできた、
石田長生さんの訃報…
私にとって、
とても身近な存在だっただけに、
大きな衝撃を受けました。
今日は親しみをこめて、
「石やん」と呼ばせてもらいますよ…
私が初めて、
石やんのプレイに接したのは、
1990年代の半ば、
竹中先輩(Char)と組んでいた、
BAHOのステージでした。
アコースティックに持ち替えても、
ロックギターの申し子のようなプレイをする、
竹中先輩の横で、
あきらかに、
それとは違うバックグラウンドから出て来る、
新鮮なフレーズを繰り出していた石やん。
これはかなりの衝撃でした。
キーがAなのに、
8〜12フレットあたりで、
4本の指を均等に使って、
しかも、
この音の展開は…?
私は一発で魅了されました。
漫才のようなトークとは裏腹に、
繊細で華麗なフィンガリング…
これが、
ジャズギターからの影響によるものと知るのに、
かなりの歳月を費やしてしまいました。
一方で石やんは、
エレキギターでは、
テレキャスターが好きだ、
と言っていました。
材木に鉄弦張っただけみたいな、
シンプルさがたまらなくいとおしい…
そんな表現をしていた記憶があります。
若い頃はMXRのコンプレッサー一発で、
ほとんどアンプ直だったと威張っていましたが、
金子マリさんの
Voice&Rhythmでのプレイもそんな感じで、
あまりエフェクターを使わないシンプルなセッティングで、
あれだけ表情豊かなプレイをするとは…
私は、
本当にギターがウマいとは、
こういうことなんだろうと思ったものです。
さて…
次に石やんと出会ったのは、
2011年、
BS12で放映されていた『GUITAR STORIES』
という番組にゲスト出演した際。
私は、
東日本大震災の直後で、
家に籠ることが多く、
ジャズギターの研究に余念がなかった頃。
豊富なジャズのバックグランド…
その中でもとくに、
ジム・ホールが好きだったという、
石やんの話を聞き、
私もぜひ、
このニュアンスを身につけたい、
そう思ったものです。
そして、
この番組の最後に、
石やんは、
阪神淡路大震災の際に作ったという、
「Brothers & Sisters」という曲を、
東日本大震災で被災された方々へ向けて、
アコースティックギターによる弾き語りで披露してくれたのです。
(ちなみに、
『GUITAR STORIES』は現在、
毎週月曜の21時から再放送されているので、
興味のある方はチェックしてみてください)
♪
Brothers & Sisters 今日を生きている
世界中に散らばる星くず
今 How you're doing この風に乗って
君のニュースが聴こえてくるのさ
Brothers & Sisters ちっぽけな世界
愛しあったり 傷つけあったり
今 How you're doing 地球はまだ回る
罪深い 俺たちを乗せて
You & me livin' this world
Where are you 元気かい?
♪
石やんの大らかな愛を、
ブルースっぽく表現した印象的な歌詞が、
ゴスペルっぽいメロディとともに、
強く印象に残りました。
私はこの曲を,
i Tunesでダウンロードし、
その年の5月に、
被災した岩手県を訪れた際、
ずっと聴いておりました。
変わり果てた旧知の土地の姿、
無常な世の中の営み…
石やんはこれを、
「Brothers & Sisters」で。
見事に表現しているのです。
♪
Brothers & Sisters おひさまの下で
夢のかけらを今日もさがしてる
今 How you're doing いい時 悪い時
変わる景色の中に君がいる
♪
本当にその通り…
私は、
ここを聴くたびに涙が出そうになったものです。
そんな石やんは、
今年の2月に食道ガンが見つかり、
療養のため音楽活動を休止しておりました。
金子マリさんのブログによれば、
とつぜん容態が変わり、
あっという間に逝ってしまったとか…
そのあっけなさが石やんらしいと言えば、
それまでですが、
♪
Brothers & Sisters 笑い声響く
花咲く丘でいつか会いましょう
今 How you're doing どこかの街角
口ずさんでる自由のメロディ
♪
そっちは花なんか咲いているのかい?
この曲は、
私がレパートリーにしてもいいでしょう?
ウソつき、
ちっとも長生きなんかしなかったじゃん…
今週、
イエスのクリス・スクワイアの訃報に続き、
とつぜん飛び込んできた、
石田長生さんの訃報…
私にとって、
とても身近な存在だっただけに、
大きな衝撃を受けました。
今日は親しみをこめて、
「石やん」と呼ばせてもらいますよ…
私が初めて、
石やんのプレイに接したのは、
1990年代の半ば、
竹中先輩(Char)と組んでいた、
BAHOのステージでした。
アコースティックに持ち替えても、
ロックギターの申し子のようなプレイをする、
竹中先輩の横で、
あきらかに、
それとは違うバックグラウンドから出て来る、
新鮮なフレーズを繰り出していた石やん。
これはかなりの衝撃でした。
キーがAなのに、
8〜12フレットあたりで、
4本の指を均等に使って、
しかも、
この音の展開は…?
私は一発で魅了されました。
漫才のようなトークとは裏腹に、
繊細で華麗なフィンガリング…
これが、
ジャズギターからの影響によるものと知るのに、
かなりの歳月を費やしてしまいました。
一方で石やんは、
エレキギターでは、
テレキャスターが好きだ、
と言っていました。
材木に鉄弦張っただけみたいな、
シンプルさがたまらなくいとおしい…
そんな表現をしていた記憶があります。
若い頃はMXRのコンプレッサー一発で、
ほとんどアンプ直だったと威張っていましたが、
金子マリさんの
Voice&Rhythmでのプレイもそんな感じで、
あまりエフェクターを使わないシンプルなセッティングで、
あれだけ表情豊かなプレイをするとは…
私は、
本当にギターがウマいとは、
こういうことなんだろうと思ったものです。
さて…
次に石やんと出会ったのは、
2011年、
BS12で放映されていた『GUITAR STORIES』
という番組にゲスト出演した際。
私は、
東日本大震災の直後で、
家に籠ることが多く、
ジャズギターの研究に余念がなかった頃。
豊富なジャズのバックグランド…
その中でもとくに、
ジム・ホールが好きだったという、
石やんの話を聞き、
私もぜひ、
このニュアンスを身につけたい、
そう思ったものです。
そして、
この番組の最後に、
石やんは、
阪神淡路大震災の際に作ったという、
「Brothers & Sisters」という曲を、
東日本大震災で被災された方々へ向けて、
アコースティックギターによる弾き語りで披露してくれたのです。
(ちなみに、
『GUITAR STORIES』は現在、
毎週月曜の21時から再放送されているので、
興味のある方はチェックしてみてください)
♪
Brothers & Sisters 今日を生きている
世界中に散らばる星くず
今 How you're doing この風に乗って
君のニュースが聴こえてくるのさ
Brothers & Sisters ちっぽけな世界
愛しあったり 傷つけあったり
今 How you're doing 地球はまだ回る
罪深い 俺たちを乗せて
You & me livin' this world
Where are you 元気かい?
♪
石やんの大らかな愛を、
ブルースっぽく表現した印象的な歌詞が、
ゴスペルっぽいメロディとともに、
強く印象に残りました。
私はこの曲を,
i Tunesでダウンロードし、
その年の5月に、
被災した岩手県を訪れた際、
ずっと聴いておりました。
変わり果てた旧知の土地の姿、
無常な世の中の営み…
石やんはこれを、
「Brothers & Sisters」で。
見事に表現しているのです。
♪
Brothers & Sisters おひさまの下で
夢のかけらを今日もさがしてる
今 How you're doing いい時 悪い時
変わる景色の中に君がいる
♪
本当にその通り…
私は、
ここを聴くたびに涙が出そうになったものです。
そんな石やんは、
今年の2月に食道ガンが見つかり、
療養のため音楽活動を休止しておりました。
金子マリさんのブログによれば、
とつぜん容態が変わり、
あっという間に逝ってしまったとか…
そのあっけなさが石やんらしいと言えば、
それまでですが、
♪
Brothers & Sisters 笑い声響く
花咲く丘でいつか会いましょう
今 How you're doing どこかの街角
口ずさんでる自由のメロディ
♪
そっちは花なんか咲いているのかい?
この曲は、
私がレパートリーにしてもいいでしょう?
★2015/06/21 (Sun)
先週、
「松田優作DVDマガジン」について語り、
「今振り返ると、
とてもよい時代だったと、
思えて仕方ありません。」などと、
私たちが青年期を過ごした、
1970年代後半の東京の姿を懐かしんでいたら…
なんと!
昨日は高校のクラス会で、
しかも会場が、
「松田優作DVDマガジン」の出版元である、
K社の最寄り駅である、
護国寺駅下車のイタリア料理店という、
神の啓示のような流れになりました。
K社の正面玄関前には、
デカデカと優作アニキのポスターが…
旬のネタだなーっ、
これからアノ時代へ戻ってきまーっす、
と仁義を切り(笑)
クラス会へ向かいました。
私たちのクラス会は恒例になっており、
2010年頃から、
毎年6月第三土曜日に開催されることになっています。
なんだって…
一年でいちばん雨の多い時期にやるんだよ…
と初めの頃こそ文句タラタラでしたが、
今年は幹事などをやるまでに至り、
すっかり常連メンバー化しております。
幹事となると、
そこは「食」に関わる商売についている身ですから、
知り合いの有名シェフに頼み、
一次会のお店を予約し、
二次会はその近辺でいちばんおもしろそうな、
酒にこだわったバーを予約するなど、
考えられるだけの趣向を凝らしました。
おかげで評判は上々…
参加者の楽しそうな表情を見ると、
ああ…やってよかったなぁと、
これまた、
サービス業の性が出てしまうのでありました。
昔の仲間の集まりを企画すると、
とりあえず健康で、
生活が安定していて、
それなりに余裕のある人が出てくるようで、
話題も明るく、
終始なごやかに時が過ぎます。
仲間の1人が、
スナップショットをいくつか撮ってくれましたが、
自分の表情が、
信じられないくらい穏やかなことに驚きました。
無防備と言ってもいいかな?
仕事中には絶対見られない表情(笑)
当時の担任の先生も、
70台の半ばになりながら、
毎年前向きな話題をふりまき、
みんなの驚きのネタとなっております。
このクラス会と、
年末のライブ忘年会が、
私が素に戻る貴重な時間なのです。
年に2日だけ…
シンデレラよりキビシイ環境かも(笑)
「松田優作DVDマガジン」について語り、
「今振り返ると、
とてもよい時代だったと、
思えて仕方ありません。」などと、
私たちが青年期を過ごした、
1970年代後半の東京の姿を懐かしんでいたら…
なんと!
昨日は高校のクラス会で、
しかも会場が、
「松田優作DVDマガジン」の出版元である、
K社の最寄り駅である、
護国寺駅下車のイタリア料理店という、
神の啓示のような流れになりました。
K社の正面玄関前には、
デカデカと優作アニキのポスターが…
旬のネタだなーっ、
これからアノ時代へ戻ってきまーっす、
と仁義を切り(笑)
クラス会へ向かいました。
私たちのクラス会は恒例になっており、
2010年頃から、
毎年6月第三土曜日に開催されることになっています。
なんだって…
一年でいちばん雨の多い時期にやるんだよ…
と初めの頃こそ文句タラタラでしたが、
今年は幹事などをやるまでに至り、
すっかり常連メンバー化しております。
幹事となると、
そこは「食」に関わる商売についている身ですから、
知り合いの有名シェフに頼み、
一次会のお店を予約し、
二次会はその近辺でいちばんおもしろそうな、
酒にこだわったバーを予約するなど、
考えられるだけの趣向を凝らしました。
おかげで評判は上々…
参加者の楽しそうな表情を見ると、
ああ…やってよかったなぁと、
これまた、
サービス業の性が出てしまうのでありました。
昔の仲間の集まりを企画すると、
とりあえず健康で、
生活が安定していて、
それなりに余裕のある人が出てくるようで、
話題も明るく、
終始なごやかに時が過ぎます。
仲間の1人が、
スナップショットをいくつか撮ってくれましたが、
自分の表情が、
信じられないくらい穏やかなことに驚きました。
無防備と言ってもいいかな?
仕事中には絶対見られない表情(笑)
当時の担任の先生も、
70台の半ばになりながら、
毎年前向きな話題をふりまき、
みんなの驚きのネタとなっております。
このクラス会と、
年末のライブ忘年会が、
私が素に戻る貴重な時間なのです。
年に2日だけ…
シンデレラよりキビシイ環境かも(笑)
★2015/06/14 (Sun)
創刊号特別価格 760円!(←税抜き価格!)
に惑わされ…
出版社の策略に乗ってしまいました(笑)
とりあえず第2号を手に入れたところです。
優作さんが亡くなって、
30年近くが経過していますが、
なんとなく記憶から遠ざかろうとすると、
世の中の話題に上がり、
ふたたび私のアタマの中を占拠する…
これを繰り返しているのであります。
いつの時代でも、
誰かが語ろうとする…
稀代の名優であった証でしょうね。
息子も「パッカーンっ」とがんばっているし…(笑)
今回のDVDマガジンは、
毎号に彼の出演作が収録されているのですが、
第13号まではTVシリーズ「探偵物語」を、
笑える予告編も含めて完全収録しています。
かつてVHSで全編を持っていた私は、
いつかDVDで揃え直そうと思っていたので、
これはいい機会と思い、
まずはそこまでいこうと思っていますが…
第2号からは1,520円(←いつも表示は税抜き価格(笑)なんですよー。
しばらくは、
毎月のCD購入を1枚分控えなくては…
第14号以降は、
映画が一本ずつ収録されるようですが、
さすがにこのへんの作品は、
すでにDVD(デジタルリマスターされたヤツだったりして)
で揃えてあるものも多く、
『野獣死すべし』
遊戯3部作のうち『殺人遊戯』など、
ダブりが多いので、
気になる作品だけつまみ食いしようか、
などと考えております。
どうせTVシリーズを収録するなら、
『俺たちの勲章』とか
『大都会パート2』を入れてほしかったですね。
このへんは個人的に、
とくに思い入れのある作品なのです。
『探偵物語』や『太陽にほえろ』なども含め、
優作さんの作品で見ることができる、
都会の光景はまさに、
私たちが青年期を過ごした、
リアルな東京の姿であり、
今振り返ると、
とてもよい時代だったと、
思えて仕方ありません。
少しギラギラして、
いかがわしい雰囲気満載ですが、
夢というか希望というか、
みんなが、
「何かおもしろいことできそう」と思えた時代…
ああ…桃源郷は遠くになりけり、
そんな感じですね。
↓生きていたら70近くなっているわけですが、
この方だけはどうなっていたか、
まったく想像がつかないですね。
に惑わされ…
出版社の策略に乗ってしまいました(笑)
とりあえず第2号を手に入れたところです。
優作さんが亡くなって、
30年近くが経過していますが、
なんとなく記憶から遠ざかろうとすると、
世の中の話題に上がり、
ふたたび私のアタマの中を占拠する…
これを繰り返しているのであります。
いつの時代でも、
誰かが語ろうとする…
稀代の名優であった証でしょうね。
息子も「パッカーンっ」とがんばっているし…(笑)
今回のDVDマガジンは、
毎号に彼の出演作が収録されているのですが、
第13号まではTVシリーズ「探偵物語」を、
笑える予告編も含めて完全収録しています。
かつてVHSで全編を持っていた私は、
いつかDVDで揃え直そうと思っていたので、
これはいい機会と思い、
まずはそこまでいこうと思っていますが…
第2号からは1,520円(←いつも表示は税抜き価格(笑)なんですよー。
しばらくは、
毎月のCD購入を1枚分控えなくては…
第14号以降は、
映画が一本ずつ収録されるようですが、
さすがにこのへんの作品は、
すでにDVD(デジタルリマスターされたヤツだったりして)
で揃えてあるものも多く、
『野獣死すべし』
遊戯3部作のうち『殺人遊戯』など、
ダブりが多いので、
気になる作品だけつまみ食いしようか、
などと考えております。
どうせTVシリーズを収録するなら、
『俺たちの勲章』とか
『大都会パート2』を入れてほしかったですね。
このへんは個人的に、
とくに思い入れのある作品なのです。
『探偵物語』や『太陽にほえろ』なども含め、
優作さんの作品で見ることができる、
都会の光景はまさに、
私たちが青年期を過ごした、
リアルな東京の姿であり、
今振り返ると、
とてもよい時代だったと、
思えて仕方ありません。
少しギラギラして、
いかがわしい雰囲気満載ですが、
夢というか希望というか、
みんなが、
「何かおもしろいことできそう」と思えた時代…
ああ…桃源郷は遠くになりけり、
そんな感じですね。
↓生きていたら70近くなっているわけですが、
この方だけはどうなっていたか、
まったく想像がつかないですね。