「web-magazine GYAN GYAN」では、第三者的な視点でロックを検証してきましたが、当サイトではプライベートな感覚で、より身近にロックを語ってみたいと思います。
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★ プロフィール
HN:
matsuZACK
年齢:
63
性別:
男性
誕生日:
1962/02/15
自己紹介:
matsuZACKです。
“下天のうちをくらぶれば~”の年齢に到達してしまいました。
ミュージシャンを目指したり、
音楽評論家や文筆業を目指したり、
いろいろと人生の奔流に抵抗してきましたが、
どうやらなすがままに、
フツーの人におさまりつつあります。
“下天のうちをくらぶれば~”の年齢に到達してしまいました。
ミュージシャンを目指したり、
音楽評論家や文筆業を目指したり、
いろいろと人生の奔流に抵抗してきましたが、
どうやらなすがままに、
フツーの人におさまりつつあります。
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★2015/09/27 (Sun)
川島なお美さんが亡くなりました。
享年54歳…まだ若いですね。
胆管がんを患っていたということですが…
瓶詰めのワインは酸化防止剤が多量に含まれているので、
肝臓に与えるダメージが大きい、
というのは本当でしょうか?
ちなみにこれは、
7月に亡くなった父と同じ死因です。
彼女のコメントから、
初期の症状がまったく同じであったことに驚き、
記者会見の檄痩せ姿を見て、
あーっ、
こうなると、
もう長くないのでは?
と父の最期を思い出していた数日後に、
この訃報でした。
おそらく最期の数日は、
飲めず食えずで、
辛い思いをされたのでは?
と思います。
ご冥福をお祈りいたします。
川島なお美さんといえば、
かつて「web-magazine GYAN GYAN」で記事にした通り、
私の青年期のアイドルでありました。
全盛期の映像や写真集を見ると、
「もののあはれ」を感じずにはおられません。
(ちなみに…
私の当時のアイドルは、
可愛かずみさんと川島なお美さんだったのですが、
2人ともすでにこの世におらず、
美人薄命を痛感する次第です。)
50代は覚悟を決める年代である、
と言った人がおりますが、
このように、
身近な人の訃報に接するたびに、
その思いが強くなります。
覚悟を決めて人生を楽しむ…
その時が来るまでは、
享楽的に生きることですね。
やりたいことはやっておこう。
なんか、
湿っぽい文章になってしまいましたが、
実のところはそうでもなく、
あらためて、
なお美さんの全盛期の姿に接することが多くなり、
ふたたびトキメいていたりします(笑)
なお美さん、
やっぱりあなたは美しかった。
例のLPは、
永久保存盤とさせていただきます。
享年54歳…まだ若いですね。
胆管がんを患っていたということですが…
瓶詰めのワインは酸化防止剤が多量に含まれているので、
肝臓に与えるダメージが大きい、
というのは本当でしょうか?
ちなみにこれは、
7月に亡くなった父と同じ死因です。
彼女のコメントから、
初期の症状がまったく同じであったことに驚き、
記者会見の檄痩せ姿を見て、
あーっ、
こうなると、
もう長くないのでは?
と父の最期を思い出していた数日後に、
この訃報でした。
おそらく最期の数日は、
飲めず食えずで、
辛い思いをされたのでは?
と思います。
ご冥福をお祈りいたします。
川島なお美さんといえば、
かつて「web-magazine GYAN GYAN」で記事にした通り、
私の青年期のアイドルでありました。
全盛期の映像や写真集を見ると、
「もののあはれ」を感じずにはおられません。
(ちなみに…
私の当時のアイドルは、
可愛かずみさんと川島なお美さんだったのですが、
2人ともすでにこの世におらず、
美人薄命を痛感する次第です。)
50代は覚悟を決める年代である、
と言った人がおりますが、
このように、
身近な人の訃報に接するたびに、
その思いが強くなります。
覚悟を決めて人生を楽しむ…
その時が来るまでは、
享楽的に生きることですね。
やりたいことはやっておこう。
なんか、
湿っぽい文章になってしまいましたが、
実のところはそうでもなく、
あらためて、
なお美さんの全盛期の姿に接することが多くなり、
ふたたびトキメいていたりします(笑)
なお美さん、
やっぱりあなたは美しかった。
例のLPは、
永久保存盤とさせていただきます。
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★2015/09/20 (Sun)
昨年後半から今年の夏にかけて、
プライベートでいろいろあったことは、
すでにお伝えしましたが、
課外活動を自粛したおかげで、
出費を抑えることになり、
結果として貯蓄…
早い話がヘソクリですなぁ…
を増やすことができました。
父の四十九日法要を終え、
忌明けしたこともあり、
ひとつここは、
パーっと使ってしまえーっ
と思い立ち、
アレコレと思案を巡らせました。
そこで、
思いついたのが、
入院しているときに、
ヒマに飽かせて検索していた、
デジマートで見つけた、
あの娘(ギターのことだよ(笑)のこと…
一目惚れだったんだけどなぁ…
さすがに売れちゃったよね?
なにしろ美人さんだったから、
と検索してみたら…
あっ、
まだ売れ残っていた。
しかも…
価格が下がっている。
某楽器梅田店かぁ…
大阪へ行かないと、
この娘に会えないのかぁ…
仕事で行くときはそんな時間ないし、
この娘を担いで行動するわけにもいかないし…
そこで、
ダメ元で店舗に問い合わせたところ…
購入が確定していなくても、
関東の店舗へ持ってくることができるので、
試奏してみてくださいとのことでした。
これはありがたい。
さっそく、
彼女に会いに行きました。
余談ですが…
その2週間前には、
彼女を身請けするために、
バッカスの2人を出家させて、
(下取りに出すことだよ)
資金を増強しておいたのでした。
↓出家組


すでに、
身も心も彼女に捧げている状態…(笑)
さて、
1年越しに恋した彼女は、
新品なのに、
わざとヴィンテージ感を出すため、
金属パーツをくすませていたりするので、
予想以上に落ち着いた雰囲気でした。
トグルスイッチを真ん中にして、
クリーンなセッティングのアンプにつなぐと、
それはそれは、
美しく枯れたトーンが響き渡ります。
あーっいいぞコレは…
この瞬間、
この娘を手に入れる決心をしたのです。
あの…コレ買います。
短い時間の試奏で、
あっさりと決めたおかげか…
店員さんはちょっとビックリ、
という感じでした。
さて、
そのお相手を紹介しましょう。
ギブソン・カスタムショップの、
2013年製、
フライングV 1967年モデルでっす。
マエストロ・ビブラートユニット搭載で、
いわゆるジミヘンが使用したタイプ。
色はシブ〜い、
やや退色した感じのワインレッド。
下の木目が見えるので、
非常に美しい仕上げです。
ネックは、
出家させたバッカスに比べ、
やや太くシッカリした感触です。
バッカスは弾きやすかったけれど、
ここまで堅牢なつくりでなかったので、
頻繁にネックのトラブルが発生したのかもしれません。
さすがはギブソン・カスタムショップ。
ファイヤーバードを出家させて以来、
じつに10年ぶりで、
我が家にギブソンが帰ってきました。
さて、
この娘と一緒に、
何をやるのかは、
まだナイショですが、
私がこの娘から得たインスピレーションは、
ブルース、
そしてファンクなのでありました。
乞うご期待。
それにしても美しい。
あまりにも美しいので、
当分の間は外出禁止なのであります(笑)


プライベートでいろいろあったことは、
すでにお伝えしましたが、
課外活動を自粛したおかげで、
出費を抑えることになり、
結果として貯蓄…
早い話がヘソクリですなぁ…
を増やすことができました。
父の四十九日法要を終え、
忌明けしたこともあり、
ひとつここは、
パーっと使ってしまえーっ
と思い立ち、
アレコレと思案を巡らせました。
そこで、
思いついたのが、
入院しているときに、
ヒマに飽かせて検索していた、
デジマートで見つけた、
あの娘(ギターのことだよ(笑)のこと…
一目惚れだったんだけどなぁ…
さすがに売れちゃったよね?
なにしろ美人さんだったから、
と検索してみたら…
あっ、
まだ売れ残っていた。
しかも…
価格が下がっている。
某楽器梅田店かぁ…
大阪へ行かないと、
この娘に会えないのかぁ…
仕事で行くときはそんな時間ないし、
この娘を担いで行動するわけにもいかないし…
そこで、
ダメ元で店舗に問い合わせたところ…
購入が確定していなくても、
関東の店舗へ持ってくることができるので、
試奏してみてくださいとのことでした。
これはありがたい。
さっそく、
彼女に会いに行きました。
余談ですが…
その2週間前には、
彼女を身請けするために、
バッカスの2人を出家させて、
(下取りに出すことだよ)
資金を増強しておいたのでした。
↓出家組
すでに、
身も心も彼女に捧げている状態…(笑)
さて、
1年越しに恋した彼女は、
新品なのに、
わざとヴィンテージ感を出すため、
金属パーツをくすませていたりするので、
予想以上に落ち着いた雰囲気でした。
トグルスイッチを真ん中にして、
クリーンなセッティングのアンプにつなぐと、
それはそれは、
美しく枯れたトーンが響き渡ります。
あーっいいぞコレは…
この瞬間、
この娘を手に入れる決心をしたのです。
あの…コレ買います。
短い時間の試奏で、
あっさりと決めたおかげか…
店員さんはちょっとビックリ、
という感じでした。
さて、
そのお相手を紹介しましょう。
ギブソン・カスタムショップの、
2013年製、
フライングV 1967年モデルでっす。
マエストロ・ビブラートユニット搭載で、
いわゆるジミヘンが使用したタイプ。
色はシブ〜い、
やや退色した感じのワインレッド。
下の木目が見えるので、
非常に美しい仕上げです。
ネックは、
出家させたバッカスに比べ、
やや太くシッカリした感触です。
バッカスは弾きやすかったけれど、
ここまで堅牢なつくりでなかったので、
頻繁にネックのトラブルが発生したのかもしれません。
さすがはギブソン・カスタムショップ。
ファイヤーバードを出家させて以来、
じつに10年ぶりで、
我が家にギブソンが帰ってきました。
さて、
この娘と一緒に、
何をやるのかは、
まだナイショですが、
私がこの娘から得たインスピレーションは、
ブルース、
そしてファンクなのでありました。
乞うご期待。
それにしても美しい。
あまりにも美しいので、
当分の間は外出禁止なのであります(笑)
★2015/09/13 (Sun)
今年前半の、
紙ジャケ仕様再発CDの目玉商品のひとつは、
フランスのGONG全盛期の作品群でしょう。
GONGは、
ユーロロックの世界では、
1970年代のフランスを代表する
グループと言われていますが、
じつは…
今でも形を変えながら存続しており、
過去の産物ではありません。
このバンドは2つの異なった顔を持っているのですが、
それはリーダーである、
デヴィッド・アレンが在籍しているかどうかによります。
1960年代の終盤、
ソフト・マシーンに在籍していた、
デヴィッド・アレンは、
イギリスでの入国拒否をきっかけに、
当時のパートナーである、
ジリ・スミスと、
パリでGONGを結成します。
アレンは、
いわゆるドラッグカルチャーの申し子で、
風貌もヒッピーそのものという印象ですが、
独自の世界観を持ち、
自分達を異星人に見立て、
バンドをコミューンのように機能させたあたりは、
同じフランスのMAGMAと似ています。
そのサウンドは、
フォークっぽいサイケデリック・ロックに、
ジャズの要素を加えた演奏で、
当然の話ですが…
初期ソフト・マシーンと近いアプローチと言えるでしょう。
時折、
呪文のようなコーラスを使うことがあり、
サウンド面でもMAGMAと似ている部分が多いのですが、
MAGMAのように強迫観念の塊ではなく、
かなりフワっとした感じがあり、
聴いていて心地よかったりします。
このバンドにジャズを持ち込んだのは、
ギタリストのスティーヴ・ヒレッジと、
ドラマーのピエール・モエルランと言われておりますが、
2人ともテクニシャンであったことから、
(とくに、モエルランは特筆モノ)
少しずつバンドはテクニック指向へ向かいます。
これが顕著になるのが、
デヴィッド・アレンが脱退し、
ピエール・モエルランがリーダーとなった
1970年代中盤からで、
以降は、
凄腕のテクニシャンによる、
前衛的なジャズロックを展開するようになります。
前半は、
フォークっぽいサイケデリック・ロックにジャズ・フレーヴァーを加えた、
思想色の強いバンド。
後半は、
テクニック指向の前衛的なジャズロック・バンド。
今回の再発アイテムは、
この両方にまたがる時期の重要作品となっております。
アレン在籍時のピークから、
鮮烈なサウンドによる新しい展開を体験できる、
たいへんセンスのよいラインアップといえるでしょう。
とりあえず、
GONGを体験してみようという方には、
アレン脱退後の名盤と言われている、
『GAZEUSE !』がオススメです。
この作品には、
あのアラン・ホールズワースが参加しており、
彼の参加作でもトップクラスに数えられる、
じつは…秘蔵の名盤なのです。
ピエール・モエルランのスティックさばきは、
ちょっとジョン・ハイズマン(テンペスト、コロシアム…)に似ていますが、
もっと繊細な感じで、
あまり英米には見られないタイプといえます。
『GAZEUSE !』が気に入った方には、
アレン在籍時の最終作である『YOU』をオススメします。
この作品では、
アレンワールド全開!という感じで、
部分的にはMAGMAっぽい部分もあり、
その後のテクニック集団への発展を予感させる、
スリリングな展開ありで、
GONGサウンドを堪能することができます。
『YOU』には、
スティーヴ・ヒレッジが参加しており、
独特のセンスを聴かせてくれますが、
この方のソロアルバムも非常に興味深くて、
どれもおススメです。
残念ながら、
デヴィッド・アレンは今年3月にこの世を去りましたが、
ヒレッジやモエルランが、
それぞれの切り口でGONGサウンドを継承しており、
その血統は脈々と継がれているのでした。
GONGの作品が紙ジャケで入手できるなんて…
素晴らし過ぎること…ですね。
紙ジャケ仕様再発CDの目玉商品のひとつは、
フランスのGONG全盛期の作品群でしょう。
GONGは、
ユーロロックの世界では、
1970年代のフランスを代表する
グループと言われていますが、
じつは…
今でも形を変えながら存続しており、
過去の産物ではありません。
このバンドは2つの異なった顔を持っているのですが、
それはリーダーである、
デヴィッド・アレンが在籍しているかどうかによります。
1960年代の終盤、
ソフト・マシーンに在籍していた、
デヴィッド・アレンは、
イギリスでの入国拒否をきっかけに、
当時のパートナーである、
ジリ・スミスと、
パリでGONGを結成します。
アレンは、
いわゆるドラッグカルチャーの申し子で、
風貌もヒッピーそのものという印象ですが、
独自の世界観を持ち、
自分達を異星人に見立て、
バンドをコミューンのように機能させたあたりは、
同じフランスのMAGMAと似ています。
そのサウンドは、
フォークっぽいサイケデリック・ロックに、
ジャズの要素を加えた演奏で、
当然の話ですが…
初期ソフト・マシーンと近いアプローチと言えるでしょう。
時折、
呪文のようなコーラスを使うことがあり、
サウンド面でもMAGMAと似ている部分が多いのですが、
MAGMAのように強迫観念の塊ではなく、
かなりフワっとした感じがあり、
聴いていて心地よかったりします。
このバンドにジャズを持ち込んだのは、
ギタリストのスティーヴ・ヒレッジと、
ドラマーのピエール・モエルランと言われておりますが、
2人ともテクニシャンであったことから、
(とくに、モエルランは特筆モノ)
少しずつバンドはテクニック指向へ向かいます。
これが顕著になるのが、
デヴィッド・アレンが脱退し、
ピエール・モエルランがリーダーとなった
1970年代中盤からで、
以降は、
凄腕のテクニシャンによる、
前衛的なジャズロックを展開するようになります。
前半は、
フォークっぽいサイケデリック・ロックにジャズ・フレーヴァーを加えた、
思想色の強いバンド。
後半は、
テクニック指向の前衛的なジャズロック・バンド。
今回の再発アイテムは、
この両方にまたがる時期の重要作品となっております。
アレン在籍時のピークから、
鮮烈なサウンドによる新しい展開を体験できる、
たいへんセンスのよいラインアップといえるでしょう。
とりあえず、
GONGを体験してみようという方には、
アレン脱退後の名盤と言われている、
『GAZEUSE !』がオススメです。
この作品には、
あのアラン・ホールズワースが参加しており、
彼の参加作でもトップクラスに数えられる、
じつは…秘蔵の名盤なのです。
ピエール・モエルランのスティックさばきは、
ちょっとジョン・ハイズマン(テンペスト、コロシアム…)に似ていますが、
もっと繊細な感じで、
あまり英米には見られないタイプといえます。
『GAZEUSE !』が気に入った方には、
アレン在籍時の最終作である『YOU』をオススメします。
この作品では、
アレンワールド全開!という感じで、
部分的にはMAGMAっぽい部分もあり、
その後のテクニック集団への発展を予感させる、
スリリングな展開ありで、
GONGサウンドを堪能することができます。
『YOU』には、
スティーヴ・ヒレッジが参加しており、
独特のセンスを聴かせてくれますが、
この方のソロアルバムも非常に興味深くて、
どれもおススメです。
残念ながら、
デヴィッド・アレンは今年3月にこの世を去りましたが、
ヒレッジやモエルランが、
それぞれの切り口でGONGサウンドを継承しており、
その血統は脈々と継がれているのでした。
GONGの作品が紙ジャケで入手できるなんて…
素晴らし過ぎること…ですね。
★2015/08/16 (Sun)
いつのまにか、
そんなに歳月を重ねていたんですね。
半世紀以上経過しているわけですから、
今の子供たちにとっては、
歴史の教科書の1ページのような感覚だとしても、
無理のない話です。
一方で、
私は昭和37年生まれですから、
戦後わずか17年…
今になって考えてみると、
戦争がついこの間の出来事だった時代に、
生まれてきたことになります。
ですから、
子供の頃には、
戦争を感じさせるものが、
まだ身近にたくさん残っていたのです。
例えば…
上野動物園などへ遊びに行くと、
途中のお山の入り口あたりで見かけた、
傷痍軍人の方々。
手や足のない白衣姿の傷痍軍人が、
無表情で楽器を演奏する光景を見て、
とてもコワかったことを覚えていますが、
みなさん、
まだ若かったんですね。
せいぜい40代だったのではないでしょうか。
それから、
特攻隊だった、
母方の伯父の体験談や、
当時の写真。
伯父は予科練に所属し、
昭和20年8月20日の出撃予定だったおかげで、
終戦を迎えることができたのです。
当時はお国のためと、
当たり前のように考えていたので、
何も疑問に思わなかったと淡々と語っていたものです。
わずか16歳の伯父は、
日本刀を片手に、
それは凛々しい姿で写真に収まっていました。
先日亡くなった父は、
東京大空襲の翌日の光景を、
ずっと忘れることができない、
あれは簡単に言葉で表せる程度のものではないよ、
と言っていました。
千住あたりも焼け野原になったそうですが、
墨田区ほどではなかったようで、
父は祖父といっしょに、
翌日の町中を歩き回ったそうです。
そしてなぜか、
就職した最初の会社に大勢いた元軍人たち。
多くは役員クラスでしたが、
酒が入ると当時の話題になったものです。
重慶爆撃に参加し、
昭和16年にはラバウル航空隊にいたという、
元陸軍のパイロットだった役員の話。
この方は肋膜を患い、
肺結核の疑いもあり内地へ帰され、
生き残ってしまったそうです。
また別の役員は、
これまた元陸軍のパイロットで、
帝都防衛のため、
厚木にあった302空にいたという話でした。
いちばん衝撃だったのは、
森村誠一の『悪魔の飽食』で話題になった、
満州の細菌部隊(731部隊)
に在籍していたという管理職の話。
この方はまだ、
幼い少年兵だったという話でした。
みなさん同じように、
当時はお国のためと、
罪悪感など少しも感じなかった、
と語っていたものです。
そして、
揃いも揃って、
我々とは違う人種のような、
一種独特の気骨にあふれていました。
ここで、
忘れてはいけないことは、
我が国日本は、
戦争の被害者であると同時に、
加害者でもあるということ。
我々は、
その両方の事実に、
しっかり向き合わなければならないのです。
最近になって思うのは、
先の大戦でアジアの隣国は、
被害者でこそあれ、
加害者ではなかったということ。
したがって、
こと戦争問題になると、
日本の一挙手一投足に、
非常に敏感になる…
これは、
当たり前のことなのだと思います。
政府は、
周辺のアジア各国に対する抑止力、
ということを盛んに強調して、
憲法9条の拡大解釈に踏み込もうとしています。
アメリカは、
同時多発テロに見舞われるまで、
民間人の被害はほとんどなかったわけで、
そういう観点から考えると、
本当に戦争の悲惨さを理解しているかどうか、
少々疑問の生じるところであります。
そのアメリカの顔色ばかりをうかがって、
国会で強行採決をする政府は、
はたして正しいと言えるのだろうか?
戦後70年が経過し、
直接の体験を語る人たちが少なくなる中、
間接的であるにせよ、
少しは身近に戦争を感じたことのある我々が、
伝えるべきことを後進に伝えなければならないのでは、
などと考える今日この頃です。
なぜかと言えば、
私の年齢が、
私に戦争体験を語ってくれた方々の当時の年齢と、
ほぼ同じになってきたからなんですね。
光陰矢のごとし…
まったくその通りであります。
そんなに歳月を重ねていたんですね。
半世紀以上経過しているわけですから、
今の子供たちにとっては、
歴史の教科書の1ページのような感覚だとしても、
無理のない話です。
一方で、
私は昭和37年生まれですから、
戦後わずか17年…
今になって考えてみると、
戦争がついこの間の出来事だった時代に、
生まれてきたことになります。
ですから、
子供の頃には、
戦争を感じさせるものが、
まだ身近にたくさん残っていたのです。
例えば…
上野動物園などへ遊びに行くと、
途中のお山の入り口あたりで見かけた、
傷痍軍人の方々。
手や足のない白衣姿の傷痍軍人が、
無表情で楽器を演奏する光景を見て、
とてもコワかったことを覚えていますが、
みなさん、
まだ若かったんですね。
せいぜい40代だったのではないでしょうか。
それから、
特攻隊だった、
母方の伯父の体験談や、
当時の写真。
伯父は予科練に所属し、
昭和20年8月20日の出撃予定だったおかげで、
終戦を迎えることができたのです。
当時はお国のためと、
当たり前のように考えていたので、
何も疑問に思わなかったと淡々と語っていたものです。
わずか16歳の伯父は、
日本刀を片手に、
それは凛々しい姿で写真に収まっていました。
先日亡くなった父は、
東京大空襲の翌日の光景を、
ずっと忘れることができない、
あれは簡単に言葉で表せる程度のものではないよ、
と言っていました。
千住あたりも焼け野原になったそうですが、
墨田区ほどではなかったようで、
父は祖父といっしょに、
翌日の町中を歩き回ったそうです。
そしてなぜか、
就職した最初の会社に大勢いた元軍人たち。
多くは役員クラスでしたが、
酒が入ると当時の話題になったものです。
重慶爆撃に参加し、
昭和16年にはラバウル航空隊にいたという、
元陸軍のパイロットだった役員の話。
この方は肋膜を患い、
肺結核の疑いもあり内地へ帰され、
生き残ってしまったそうです。
また別の役員は、
これまた元陸軍のパイロットで、
帝都防衛のため、
厚木にあった302空にいたという話でした。
いちばん衝撃だったのは、
森村誠一の『悪魔の飽食』で話題になった、
満州の細菌部隊(731部隊)
に在籍していたという管理職の話。
この方はまだ、
幼い少年兵だったという話でした。
みなさん同じように、
当時はお国のためと、
罪悪感など少しも感じなかった、
と語っていたものです。
そして、
揃いも揃って、
我々とは違う人種のような、
一種独特の気骨にあふれていました。
ここで、
忘れてはいけないことは、
我が国日本は、
戦争の被害者であると同時に、
加害者でもあるということ。
我々は、
その両方の事実に、
しっかり向き合わなければならないのです。
最近になって思うのは、
先の大戦でアジアの隣国は、
被害者でこそあれ、
加害者ではなかったということ。
したがって、
こと戦争問題になると、
日本の一挙手一投足に、
非常に敏感になる…
これは、
当たり前のことなのだと思います。
政府は、
周辺のアジア各国に対する抑止力、
ということを盛んに強調して、
憲法9条の拡大解釈に踏み込もうとしています。
アメリカは、
同時多発テロに見舞われるまで、
民間人の被害はほとんどなかったわけで、
そういう観点から考えると、
本当に戦争の悲惨さを理解しているかどうか、
少々疑問の生じるところであります。
そのアメリカの顔色ばかりをうかがって、
国会で強行採決をする政府は、
はたして正しいと言えるのだろうか?
戦後70年が経過し、
直接の体験を語る人たちが少なくなる中、
間接的であるにせよ、
少しは身近に戦争を感じたことのある我々が、
伝えるべきことを後進に伝えなければならないのでは、
などと考える今日この頃です。
なぜかと言えば、
私の年齢が、
私に戦争体験を語ってくれた方々の当時の年齢と、
ほぼ同じになってきたからなんですね。
光陰矢のごとし…
まったくその通りであります。
★2015/08/09 (Sun)
私は長い間、
自宅でエレキギターを弾くときに、
アンプに接続しないことが、
当たり前になってしまいました。
自宅に置くのに適したサイズで、
それなりの音がするアンプに
出会わなかったおかげでしょうか。
フェンダージャパンの古いアンプが一台、
あることにはあるのですが、
音が悪くて、
あまり使う気にならないのです。
そんな私に朗報が…
ローランドから、
創業40周年を記念して、
JC40が発売される…
これはいいかも。
2002年に、
LOOSE CONNECTIONが活動を再開してから、
私はどこのスタジオにも置いてある、
ローランドのJC120を使いこなすべく、
悪戦苦闘を繰り返してきました。
なにしろ、
歪まないことで有名なアンプ。
どうすると、
自然でやわらかい歪みが得られるのか、
エフェクターの選定に苦労しました。
その結果、
現在のセットアップである、
ヒュース&ケトナーの「リプレックス」という、
真空管のヘッドを持つ、
マエストロ「エコープレックス」のリメイク版をかますことで、
それなりに満足のいくトーンを得られるようになったのでした。
かつての私は、
ミュージックマン・アンプを愛用し、
その自然な歪み方に慣れていたのですが、
現在は同社のアンプを見かけることがほとんどなく、
一時は途方に暮れたものです。
さて、
そんなJC120ですが、
慣れてきたら、
逆に使い勝手がよく、
今ではこれ以外のアンプを使うことがなくなってしまいました。
歪まないというのは、
考えようによっては大きなメリットで、
どんなサウンドメイキングにも対応できるということになり、
使い手の自由な発想を妨げることがありません。
一方では私が、
再結成後のLOOSE CONNECTIONで、
それほど歪んだ音を必要としなかったことも
影響しているかもしれません。
むしろ今では、
クリアな音を必要としているのです。
そして…JC120には、
あの「コーラスアンサンブル」が内臓されています。
名機CE1を手放して以来、
ずっと求めていたサウンドがここにあるのです。
私がJC120を使う最大の理由は、
じつはここかもしれませんね。
そんなJC120ですが、
自宅に一台あったら、
練習にも使えて、
ちょっとしたライブ、
設備の整っていな環境でやるような…
にも使えるし、
便利だなとかねがね感じてはいたものの、
スタジオですら…
音がデカイと悪評の多い私ですら…(笑)
ヴォリュームを2以上には上げたことがなく、
(フルにするとどのぐらいの音量になるのだろうか?)
もっと小さいサイズがあったらいいのに、
といつも思っていたところです。
過去には、
小さいサイズのJCが発売されたことが
何回かあったのですが、
今となってはなかなか入手できず、
悩ましい想いをしていたところに、
今回のニュース!
20W×20Wというお手頃なサイズで、
ステレオインプットや、
コーラスの基本設定を変えることができるなど、
ファンのツボにはまるようなリニューアルを施し、
新製品として売り出されることが決まったとは…
なんともタイムリーな話で、
今回はぜひ入手してやろうと、
待ち構えているところです。
ところが…
そんな決心をした私の前に、
今度はミュージックマン・アンプが再生産!
というニュースが…(笑)
しかも、
もっとも使い勝手のよかった、
スピーカーが2発入ったコンボタイプの、
212HDとくると…
正直悩みますなぁ。
↓JC120とJC40
↓ミュージックマン
オリジナルLOOSE CONNECTIONの録音はすべてコレである
自宅でエレキギターを弾くときに、
アンプに接続しないことが、
当たり前になってしまいました。
自宅に置くのに適したサイズで、
それなりの音がするアンプに
出会わなかったおかげでしょうか。
フェンダージャパンの古いアンプが一台、
あることにはあるのですが、
音が悪くて、
あまり使う気にならないのです。
そんな私に朗報が…
ローランドから、
創業40周年を記念して、
JC40が発売される…
これはいいかも。
2002年に、
LOOSE CONNECTIONが活動を再開してから、
私はどこのスタジオにも置いてある、
ローランドのJC120を使いこなすべく、
悪戦苦闘を繰り返してきました。
なにしろ、
歪まないことで有名なアンプ。
どうすると、
自然でやわらかい歪みが得られるのか、
エフェクターの選定に苦労しました。
その結果、
現在のセットアップである、
ヒュース&ケトナーの「リプレックス」という、
真空管のヘッドを持つ、
マエストロ「エコープレックス」のリメイク版をかますことで、
それなりに満足のいくトーンを得られるようになったのでした。
かつての私は、
ミュージックマン・アンプを愛用し、
その自然な歪み方に慣れていたのですが、
現在は同社のアンプを見かけることがほとんどなく、
一時は途方に暮れたものです。
さて、
そんなJC120ですが、
慣れてきたら、
逆に使い勝手がよく、
今ではこれ以外のアンプを使うことがなくなってしまいました。
歪まないというのは、
考えようによっては大きなメリットで、
どんなサウンドメイキングにも対応できるということになり、
使い手の自由な発想を妨げることがありません。
一方では私が、
再結成後のLOOSE CONNECTIONで、
それほど歪んだ音を必要としなかったことも
影響しているかもしれません。
むしろ今では、
クリアな音を必要としているのです。
そして…JC120には、
あの「コーラスアンサンブル」が内臓されています。
名機CE1を手放して以来、
ずっと求めていたサウンドがここにあるのです。
私がJC120を使う最大の理由は、
じつはここかもしれませんね。
そんなJC120ですが、
自宅に一台あったら、
練習にも使えて、
ちょっとしたライブ、
設備の整っていな環境でやるような…
にも使えるし、
便利だなとかねがね感じてはいたものの、
スタジオですら…
音がデカイと悪評の多い私ですら…(笑)
ヴォリュームを2以上には上げたことがなく、
(フルにするとどのぐらいの音量になるのだろうか?)
もっと小さいサイズがあったらいいのに、
といつも思っていたところです。
過去には、
小さいサイズのJCが発売されたことが
何回かあったのですが、
今となってはなかなか入手できず、
悩ましい想いをしていたところに、
今回のニュース!
20W×20Wというお手頃なサイズで、
ステレオインプットや、
コーラスの基本設定を変えることができるなど、
ファンのツボにはまるようなリニューアルを施し、
新製品として売り出されることが決まったとは…
なんともタイムリーな話で、
今回はぜひ入手してやろうと、
待ち構えているところです。
ところが…
そんな決心をした私の前に、
今度はミュージックマン・アンプが再生産!
というニュースが…(笑)
しかも、
もっとも使い勝手のよかった、
スピーカーが2発入ったコンボタイプの、
212HDとくると…
正直悩みますなぁ。
↓JC120とJC40
↓ミュージックマン
オリジナルLOOSE CONNECTIONの録音はすべてコレである