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「web-magazine GYAN GYAN」では、第三者的な視点でロックを検証してきましたが、当サイトではプライベートな感覚で、より身近にロックを語ってみたいと思います。
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  ★ プロフィール
HN:
matsuZACK
年齢:
62
性別:
男性
誕生日:
1962/02/15
自己紹介:
matsuZACKです。
“下天のうちをくらぶれば~”の年齢に到達してしまいました。
ミュージシャンを目指したり、
音楽評論家や文筆業を目指したり、
いろいろと人生の奔流に抵抗してきましたが、
どうやらなすがままに、
フツーの人におさまりつつあります。
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★2016/10/02 (Sun)
SGがおもしろいなどと語っていたら、
今月の「Guitar Magazine」がSG特集だったりして、
そのせいか…
あっという間に、
東京の楽器店からSGが姿を消しているというウワサがあり、
少々アセッている今日この頃です。

先週で終わってしまった、
NHK朝の連続テレビ小説、
「とと姉ちゃん」の主題歌が、
ちょっとアメリカンな感じでよいなと思っていたら、
最近になって宇多田ヒカルさんだということを知り、
やはり、
その他大勢のJ-POPとは一味違うなぁ…と思いつつ、
よく聞くと、
歌詞がちょっとヒネクレた感じで、
そこも10ccみたいでよいなぁ…
などと、
かなり気に入っております。

考えてみると最近は、
年間に1曲ぐらい、
J-POPの女性シンガーの作品で、
気に入る曲があり…
昨年は「黒い雫」(Superfly)
一昨年は「Silly」(家入レオ)
と並んでおります。

Superflyは以前から気になっていたのですが、
数年前に、
ANA国内線の機内放送で、
アルバムを聴くことができたのですが、
あまりにも一本調子なのと、
テクニックよりも勢いで歌っているせいか、
2〜3曲でヘキエキとしてしまい、
以来遠ざかっておりました。

ところが、
しばらくぶりで聴いてみたら、
バツグンに歌が巧くなっており、
あらためて興味を持った次第です。

家入レオさんは、
何度も言うように、
この年齢で、
この終末観と諦観はスゴイ…
スゴ過ぎる。

それを、
悲痛な感じに聴こえないように歌うのは、
さらにスゴイ。
「Silly」はしっとりと、
生ギター一本で演奏するとよい感じです。
コード進行がおシャレなんですよ…

それから、
ローリーの新作、
70年代日本のロックや歌謡曲をカバーした
アルバムの選曲がなかなかよくて、
ひそかに注目しております。

先日話題にした、
頭脳警察の「いとこの結婚式」の他、
「オートマティック・パイロット」(ウオッカ・コリンズ)
「ハレソラ」(四人囃子)
「香り」(外道)
「黒船」(サディスティック・ミカ・バンド)…
とこれまた私好みのちょっとヒネった曲ばかりです。

ウオッカ・コリンズは知る人ぞ知る…
日本でもっともグラムロックを体現していた、
「アイ・ラヴ・ロックンロール」の作者、
アラン・メリルが在籍していた、
イカしたグループで、
この曲は文句なくカッコイイ。

「ハレソラ」は、
森園さんが抜けた四人囃子…
日本語で、
ちょっとアイドルっぽくハードロックをキメてみました、
的なPOPさが秀逸で、
イントロのマンドリンを聴くと、
今は亡き佐久間正英さんを思い出します。
(この方…そういえば堺雅人さんに似ているような…)

「香り」は問答無用、
外道の代表曲で、
暴力性ときらびやかな感じ…
一方で和物と洋物が同居したような、
不思議な雰囲気でありながら、
これまたPOPな曲調が魅力的です。

外道の雰囲気をソウルっぽくすると、
後期のRCサクセションになるような気がするのですが…
そういえば「雨あがりの夜空に」も収録されていました。

「黒船」は、
グラムっぽくスタートしたミカ・バンドが、
本格的にファンクを取り入れた秀作で、
その着眼点の鋭さに驚かされますが、
これまたPOPさにコダワッて、
マニアックな音になっていない点がすばらしい。

見れば見るほど、
ローリーの新作は聴いてみたいのですが…
自分のコレクションにローリーが入るのは、
正直なところ少し抵抗があり(笑)
iTunesで気になる曲だけ購入しようか、
などと考えております。

ところで…

先週、

東京ビッグサイトで、
セミナーの講師などをやりまして…
ネット上にプロフィールなどが公開されており、
ちょっとおもしろかったので、
ここに掲載しておきます。



クリックすると拡大されます。

このブログだけを読んでいると、
仕事もせずに、
遊び呆けているオッサンに見えるかもしれませんが、
いちおうこのように、
仕事はきちんとこなしているのでした(笑)

そんなヤツが、
ローリーの作品を購入することに抵抗があるなんて言うなよって?
たしかに…(笑)
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★2016/09/25 (Sun)
先週は連休の狭間でもあり、
台風だなんだとバタバタしたおかげで、
すっかり記事を書くことを忘れてしまいました。

3連休の真ん中の日曜日などは、
2つのユニットで通算4時間もスタジオに入って、
これでもかとギターを弾いておりました。

さすがに、
耳がキーンとしたり、
立ちっぱなしのおかげで足が疲れたりはしましたが、
事前の予想ほど疲れもせず、
ましてや飽きることもなく…
ずーっと音に没頭することができました。

人間好きなことをやっていると疲れないのです。

まだまだ、
イケる感じですね…

私はスタジオに入る前には、
けっこうシビアに、
長い時間をかけて独り練習をする方なので、
先週のようなケースだと、
事前準備を含め、
相当の時間をギターに割いていたことになります。

こうなると、
好きを飛び越えて、
修行の領域ですね…

ギターを弾くことで人生修養をしている…
なんて表現すると、
格好つけ過ぎかな?


修行、人生修養といえば…

以前にもお話しした通り、
私が日本人の魂がもっとも解放されていたと感じる、
室町時代中期(応仁の乱の前あたり)を舞台に、
棒術を通じて人生を見た主人公を描く、
「室町無頼」(垣根涼介著)という小説が滅法おもしろくて、
最近ハマっています。

私は、
小説や映画に求めるのは、
どんな題材であれ、
リアリズムで…
読んで作品の中に入りこめないと、
その作品は私にとって価値のないものになってしまいます。

「室町無頼」は読み始めてから、
ほんの数ページ…
10分程度で作品の中に入ってしまうほど、
巧みな描写で、
読み手を虜にしてしまいます。

ストーリーに無理がないのです。

宮本武蔵と同じような、
乱世の中でいかに生きるかをテーマにしていますが、
テーマに偏って重くなり過ぎず、
また興味本位に凄惨な描写を続けるわけでもなく、
バランスよく淡々と物語が進むあたり、
作者の稀有な才能を感じます。

室町時代というと、
かなり昔の話しですが、
よくよく読んでみると、
現代日本の閉塞感に近いものもあり、
そういう点では、
今の若い人たちが読んでも共感を覚えることでしょう。

単なる歴史小説の枠を超えている内容なのです。

あまり中身を具体的に書いてしまうと、
これから読もうとしている方に申し訳ないので、
ストーリーにはあえて触れませんが、
たいへんレベルの高い作品といえます。

興味を持っている方はぜひ、
手にとってみてください。


ここ数年は、
年齢とともに手元の字が見ずらくなってきたこともあり、
ついつい小説から遠ざかっていましたが、
これを契機に、
もう少し、
興味を持った作品に手を出そうかな?などと考えております。

まだ、
何を見ても何を聴いても、
何も感じなくなってはいないようなので、
一度興味を持ったら、
「もういい」と満腹状態になるまで、
凝りに凝って突き詰めてみようと思います。
(ムッシュかまやつの「ゴロワーズ」の歌詞のように…)

そういえば、
かまやつさんは体調が悪いようで、
先日テレビでお見かけしたのですが、
少し心配になるようなやつれ方でした。

「ゴロワーズ」は私の座右の銘です。

「室町無頼」に登場する師匠のように…
達観した仙人のようになっていただけるとありがたいのですが…

↓装丁がカッコイイんですよ。井上雄彦氏かな?

★2016/09/04 (Sun)
今日は、
6歳年上のいとこの長男の結婚式に出ました。

最近では、
親戚が、
葬式以外で顔を合わせる機会がめっきり少なくなり、
それ以前に…
生存している叔父叔母が数えるほどになってしまい、
付き合いが疎遠になりがちです。

そんな中、
いとこの子の結婚式に出るなんて、
たいへん貴重な機会になるわけですが、
出生直後から見ている人の結婚式に出るとは…
思えば遠くへ来たもんだと、
感心するやらあきれるやらです。

私は結婚式というとすぐに、
パンタが頭脳警察時代に発表した、
「いとこの結婚式」という曲が頭に浮かんできます。

これは、
反体制派ロッカーである自分が、
いとこの結婚式に出席した際の、
居心地の悪さというか、
妙な違和感を絶妙のタッチで表現している傑作です。


結婚式に出たんだ
いとこの結婚式に
スリーピースのスーツを着こんで

結婚式に出たんだ
あの恐ろしい儀式に
ジロジロ見られてワサワサヘアーで

結婚式に出たんだ
凡人面さらして
笑って歌って相づちうって

結婚式に出たんだ
おめでとうって手をとって
おじさんおばさん
このたびはって


さすがに、
最近の私は、
ワサワサヘアーではありませんが、
この感じはよくわかります。

反体制派が社交の場で、
ごく普通に振る舞っているときの、
なんとも言えない後ろめたさ…
公的な場は拒否できますが、
さすがに血縁の集まりだけは拒否できないので、
こうならざるを得ない状況…
笑えますね。

私などは、
反体制派を気取っていた10代を昔語りに…
社会人になってから30年以上も経っていながら、
今だに毎回、
こんな気持ちになるのです。

三つ子の魂、百まで?


なんて僕は世渡りがうまいんだろう
2つの顔を持って
でもちょっと不安なのさ
薄い紙切れみたいになってきたんで


もう私などは、
完全に「薄い紙切れ」になってしまいましたね(笑)

長い歳月が、
反体制派の少年を「薄い紙切れ」にしてしまったのですが、
我ながらおかしくはあっても、
不思議と今の環境の居心地は悪くありません。

居心地が悪くないので、
社交の場で普通に振る舞うことに何の抵抗もありませんが、
芯の部分はあまり変わっていないわけで…

「薄い紙切れ」のくせに、
芯に毒があるというのは、
ムキダシの毒よりも、
タチが悪いと思いますが、
いかがでしょう?

反体制派の少年は、
もっともタチの悪い大人になっているかもしれません(笑)

結婚式に出るたびにそんなことを考えてしまいます。


↓文中の曲はこのアルバムに収録されています…
「♪ 銃をとって叫べ!」のアルバムですよ

★2016/08/28 (Sun)
週明けにまた台風がやってくるとか。

二週続きはカンベンしてほしいなぁ…
私は明日から山形へ出張する予定なのです。

先週は千葉から先のJRが全滅したので、
帰宅途中の家族が千葉に集合し、
焼肉パーティーの上タクシーで帰宅という、
ワザワイ転じて福となる的な展開となりましたが、
今回はどうなることでしょう。

台風といえば、
「颱風歌」という曲が、
サディスティック・ミカ・バンドの『黒船』に収録されていました。
イントロがハウンドドックのヒット曲に似ています…って、
逆ですね。

ハウンドドックに、
この曲に似たリフのヒット曲があります(笑)

サディスティック・ミカ・バンドといえば、
高中正義さんがギターですが、
この当時はヤマハのSGではなく、
1959年のサンバーストのストラトを弾いていました。
(大昔、
CMで「ブルー・ラグーン」を弾いていたのを、
覚えているかな?)

そして、
ストラトの前には、
ギブソン・レスポールJRという、
マウンテンのレスリー・ウェストで有名なギターを
メインにしていたそうです。

なんでも、
ジョージ吾妻アニキから買ったそうな…



サディスティック・ミカ・バンドのファーストは、
ほとんどコレだったようで、
「ダンス・ハ・スンダ」などで聴ける、
ちょっとコモッたようなオーバードライブ・サウンドは、
P90ピックアップによるものだったのです。

同じようなサウンドは、
マウンテンはもちろん、
SGスペシャルのブラック・サバスや、
70年代前半のザ・フー、
レスポールJRと同じく、
1ピックアップ仕様のTVを使った、
ジョニー・サンダースや、
キース・リチャーズの録音やライブ映像で聴くことができます。

これっ…
わりと好物です。

Charがこのピックアップが2発入っている、
ゴールドのレスポールを愛用していましたが、

どうやら、
レスポールの標準的な肉厚のボディではなく、
薄型軽量のボディの方が相性がよいらしく、
あの音を求めるなら、
ゴールドトップはパスしたいところです。
(レスポールJRはバインディングのない薄型軽量ボディです)

最近、
このP90を搭載した、
1ピックアップ仕様の、
ギブソンSGジュニアというのが、
2016年限定で出ていて、
よく見かけます。



1ピックアップというのが潔くてよいのですが、
SGジュニアというのはデザインがオシャレで、
じつは昔から大好きなのです。

このギターをメインで使った人は、
プリテンダーズのクリッシー・ハインドぐらいで、
(白いヤツでしたが…画像がない)
あまり思いつかないので、
一本ほしーなぁと思う、
今日この頃であります。
(誰も使っていない、
はポイント高いですね)

SGはかつて非常にアコガレて、
手にしたことがありますが、
そのサウンドをモノにできず手離してしまいました。

あれから30年…
(こう書くとスゴイ!)
今手にすると、
また違う関係を築けるかもしれません。

年配者には、
なによりも、
軽量であることがありがたい。

などと…

現実逃避しようとしても、
台風は確実にやってくるようです。

ああ…雨が降ったら休むことができた、
学生時代がなつかしい。


↓ギターが小さく見えるレスリー・ウェスト

★2016/08/21 (Sun)
何を思う…

どうやら、
毎年この時期になると、
同じことを言っているようです。

ジワジワとやかましい、
アブラゼミの鳴き声に、
ツクツクボウシの鳴き声が混ざるようになると…
ああ、もうじき夏も終わりだなぁ。
振り返れば、
今年ももう半分以上が過ぎてしまったんだ…
と少し感傷的になるのでした。

あとは、
つるべ落としの秋の夕暮れのように、
バタバタと坂を下るように、
年末へ向かうのでありますが…

そんな今日、
私は何をしていたかと言えば、
このクソ暑い中、
ギターとエフェクトを抱え、
バンドのリハに出動していたのです。

いつになく熱心に…

じつは、
オリジナルメンバーによる、
我がバンド…
LOOSE CONNECTIONが復活しているのです。

「web-magazine GYAN GYAN」の
「たたかふ ちうねんろっかぁ」でも紹介している、
LOOSE CONNECTIONは、
2002年に今の4人になり、
以来15年近く、
不動のメンバーで活動していますが、
じつは、
それ以前に、
1983年から1986年あたりに、
同じ名前で活動していた…
当初は4人、
最終的にはトリオになったバンドがありました。

もちろんギターは私、
ヴォーカルは今も変わらないmarcさん、
トリオ時代は彼がベースを弾いておりました。

このときのドラマーが、
復帰の意向を示してきたのが、
今年の初めのこと…
そして、
30年ぶりで、
オリジナルLOOSE CONNECTIONがよみがえりました。

もはや化石になったと思っていたバンドですが、
音を出してみれば、
意外としなやかで、
流行が一巡したせいか、
それなりに時代に合った音でもあり、
何かできそうな手ごたえを感じ、
定期的にリハを続けているのです。

おもしろいのは、
メンバーが2人も重なっているのに、
トリオと4人組では、
かなり出てくる音が違うことです。

我々のバンド活動の全盛期は、
1970年代の後半から80年代の前半ですが、
トリオの方は、
70年代前半から60年代後半の色が濃く、
ファンクっぽいノリが特徴です。
4人組の方は、
80年代前半の色が濃く、
あまり黒っぽくありません。

私のギターも、
4人組の方では、
ディレイを多用して、
スペイシーな感じを強調しますが、
トリオではそれは少なく、
ストレートで暴力的になります。

そして、
4人組の方では、
リードギターよりバッキング重視で、
あまりアドリブはやりませんが、
トリオでは、
リードギターを弾く場面が多く、
アドリブも頻繁です。

私は昔から、
バンドのカケモチはやらない主義でしたが、
こうまで出す音が変わると、
これはこれでおもしろく、
今回は抵抗なく2つのバンドを楽しんいます。

どちらも、
私の音だし、
自然に出てくる音なのです。

このまま行くと、
年末は、
2つのバンドのライブを、
ここで紹介できるかもしれません。

問題は…
どちらも、
LOOSE CONNECTIONを名乗っていることです(笑)

今年の秋は、
例年より忙しくなりそうです。


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★ ILLUSTRATION BY nyao