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「web-magazine GYAN GYAN」では、第三者的な視点でロックを検証してきましたが、当サイトではプライベートな感覚で、より身近にロックを語ってみたいと思います。
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  ★ プロフィール
HN:
matsuZACK
年齢:
62
性別:
男性
誕生日:
1962/02/15
自己紹介:
matsuZACKです。
“下天のうちをくらぶれば~”の年齢に到達してしまいました。
ミュージシャンを目指したり、
音楽評論家や文筆業を目指したり、
いろいろと人生の奔流に抵抗してきましたが、
どうやらなすがままに、
フツーの人におさまりつつあります。
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★2016/11/20 (Sun)
以前ここで紹介した、
ギブソンSGジュニアですが、
新品特価で予算内に収まる出物を見つけ、
本日ゲットしました!

P90ピックアップは予想以上にクリアな音で、
あまり歪ませないと、
THE WHOでよく聴ける、
あのアルペジオが再現できます。

一方、
少し強めに歪ませると、
とたんにイナタイ感じになり、
キースのカッティングを真似したくなります。

バランスもほどよく、
かつて持っていたSGほどヘッド落ちせず、
またグリップはギブソンにしてはスリムで、
違和感なくプレイに没頭できます。

なんと言っても、
3kgを切る軽量ボディが、
齢50を超えた身にはありがたく、
長い時間ブラ下げていても、
苦痛に感じられなさそうです。

想い起せば、
20歳の頃、
「プレイヤー」誌でその姿を見て以来、
何度となく手に入れようとしながら、
1960年代のモノは法外に高いだの…
グレコのコピーモデルは違うだの…
2015年にギブソンが限定発売したモノは、
V&Tコントロールの位置が違うだの…
と言って、
今日まで手にする機会がなかった、
SGジュニア…

これも何かの縁でしょうか。
こうして手にとると、
これから長い付き合いになりそうな気がしてなりません。

今年の忘年会ライブは、
これでいくかぁーっ!


それにしても美しいフォルムであります。

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★2016/11/06 (Sun)
芥川賞の次はコミックなのだ…

シオリ・エクスペリエンス
ジミなわたしとヘンなおじさん…(笑)

最近の私のお気に入りです。

“ジミ”な高校英語教師の本田紫織に、
“ヘン”な世界一のギタリスト幽霊が取り憑いた?
しかも身に覚えのない“契約”のせいで、
「27歳が終わるまでに音楽で伝説を残さなければ死ぬ」ことに。
現在、27歳の誕生日を迎えたばかりのアラサー女子、
その運命やいかに⁉︎
(コミック第1巻の背表紙より)

ざっと、
こんな内容ですが…

つまり、
ジミ・ヘンドリックスの霊に取り憑かれてしまった女性の話です。

ストーリーは、
映画やドラマによくありそうな…
イケてない女子が何かのきっかけで
自分を見つめ直し、
それまでの生き方と決別するというもので、
綾瀬はるかさんあたりが演じると似合いそうな雰囲気です。

紫織の首の後ろに、
ジャックの穴が空いていて、
ここにジミがシールドを差し込むと、
霊と一体になって凄まじいギタープレイをするのでした。
(この手順は少々エッチな感じですね…(笑)

おもしろいのは、
もしジミが隣にいたら、
という設定の会話の数々と、
ところどころにはさまる小ネタの数々…
作者は実によく研究しているので、
ロックファンなら思わず顔がほころんでしまいます。

少々表現がカタイというか、
格好良過ぎる感じはするものの、
まぁ…こんなもんだったのでは?
と思うことしばし…

ジミ・ヘンドリックスに関しては、
中学の頃(1976年頃)に観た、
モンタレーとウッドストックの映像にショックを受け、
高校の頃にヌード満載のジャケットで再発された、
『Electric Ladyland』の繊細な作風に驚き、
その生涯をまとめた映画を観て感動のあまり涙を流した、
というのが原体験ですが、

その後も何度となく、
その時々に興味のある音楽を聴いているうちに、
なぜかまた聴きたくなり、
聴くたびに印象が変わるという…

私にとっても、
他に例のない、
不思議な存在になっているのでした。

そしていつも、
ジミが何を考えていたのか?
何をやろうとしていたのか?
永遠に答えの出ない問いを思い描くのです。

どうしても全体像が掴みきれないんですね…

シオリ・エクスペリエンスを読んだら、
少しリアル・ジミのイメージが湧いてきたので、
もう一度聴きこんでみたりしています。
つまり…
あまり考えずに、
音に身を任せればよろし…
ということかもしれません。

ただ単に、
ギターが大好きな青年だったのかもしれませんね…

それにしても、
かつて『Electric Ladyland』と並んで、
私の愛聴盤だった『Cry of Love』(LP)は、
(死の直前に編集していたとされる幻の5作目)
その後の著作権の移行に伴い、
今やかつてと違う2枚組の作品になっていることが、
残念ではあります。

私は、
ライブで破壊的なパフォーマンスを繰り広げる姿より、
スタジオでの繊細なプレイの方が好きなんですよ。


↓装丁もサイケでよろし

★2016/10/23 (Sun)
ロックンロール…
つまり、
3コードによるシンプルな構成を、
ノリのいいブギーに乗せる。

リズムギターは、
6弦と5弦、
または5弦と4弦の低音弦を中心に、
ルート音と5度上の音に、
小指で6度の音を加え、
ジャガジャガジャガジャガ…とかき鳴らす。

あまり強く歪ませず、
ほどよくキタナい音がよろし…

ということで、
ロックと関わって以来、
私の大好物であります。

したがって、
かなりコダワリがあるカテゴリーです。

このカテゴリーでは長いこと、
「Rock and roll queen」(MOTT THE HOOPLE)
「Rock and roll, hoochie koo」(RICK DERRINGER)
「C’mon everybody」(HUMBLE PIE)
「Fool for the city」(FOGHAT)
の4曲が四天王で、

次点で
「Walk away」(JAMES GANG)
というのが私の定番になっています。

ここに、
グラムROCK勢が続くのですが、
私はグラムを、
1950年代のポピュラーミュージックへ回帰し、
人工的で派手なファッションで演出したムーブメント、
と解釈しているので、
いわゆる“ロケンロール度”が高いのです。

前回話題にした、
サイケデリックROCKは、
ドラッグの力は借りているものの、
自然に感じる世界を描いているので、
グラムとは真逆の位置になります。

三島由紀夫をグラムとするなら、
太宰治はサイケデリックになるのです。

グラム勢でここに入れるべきは、
「Mambo sun」(T.REX)
「Do the strand」(ROXY MUSIC)
「Mama wear all crazee now」(SLADE)
そして、
「Action」(SWEET)

T.REXは、
このカテゴリーに入れるべき名曲の宝庫ですが、
あえてこの曲を選んでいます。
独特の気の抜けた感じが、
このバンドならではの個性でいいのです。
「The slider」なんかも同じ系統ですね。

ROXY MUSICは歪んだロケンロールの代表ですが、
もっともヘヴィでベースがブリブリいってる、
セカンドアルバムがサイコーです。

SLADEとSWEETは、
兄弟バンドみたいな感じですが、
ポップでちょっとヘヴィなロケンロールをやらせたら、
これまたサイコーです。

やっぱグラムはよいですな。

続いて、
この系統を受け継いだのは、
パンクROCKだと思うのですが、
やはりSEX PISTOLSはハズせません。
「God save the queen」のぶっちぎりのカッコよさときたら、
こりゃたまらんらん…なのです。

初めて聴いた時には、
パンクがなんであるかなど、
ぜんぜんピンときていなかったので、
単にイカしたハードロケンロールと思ったものです。

そして、
ジョニー・ロットンのスゴイところは、
この後にPILをやったこと。

PILは前述のROXY MUSICと並ぶ、
歪んだロケンロールの双璧です。
「God save the queen」を聴いたら、
「Albatros」を聴かないと、
片手落ちになってしまいます。

パンク以外で、
1970年代中期となると、
初期AC/DCとDR.FEELGOODを忘れてはいけません。
どちらもギターの音が素晴らしい。

ギブソンSGとグレッチが絶妙に重なる、
ザクザクした「Whole lotta Rosie」(「Problem child」もイケてます)
フェンダーテレキャスターをひっぱたく、
“ガリココギター”全開の「She does it right」は問答無用の2曲。

そして、
このカテゴリーを締めくくるのは、
JOHNNY THUNDERSがひとり、
ギター片手にシド・ヴィシャス語りかける「Sad vacation」…

まぁ、
こんな感じが「my ロケンロール」なのです。
(なぜか途中から、ロケンロールになってしまった…)

つまり…
頑固で不器用な生き方が感じられると、
ピピっとくるのです。


↓マーク・ボランさん、ワシも同じギター持っとるで

★2016/10/16 (Sun)
私がROCKと関わる際に、
このキーワードがとても重要であることに気がついたのは、
ここ数年のことです。

サイケデリックROCKといえば、
1960年代末期のアメリカ西海岸を中心とした、
ヒッピーやドラッグカルチャーと連動したムーブメントで、
反戦運動やインド哲学などとも深い関わりがある…
というのが一般的な印象です。

私はこのカテゴリーといえば、
まずは、
イギリスでこのシーンから影響を受けた、
THE BEATLESの
「Tomorrow never knows」が頭に浮かび、

それから12弦ギターの響きが幻想的な、
THE BYRDSの
「Hey Joe」
「Have you seen her face」
「My back pages」
が続きます。

「Hey Joe」はジミヘンで有名ですが、
このアレンジはイカしているので一聴の価値あり。
「Have you seen her face」と「my back pages」は、
後期の作品で、
THE BEATLESっぽい曲調が印象的です。

そしてハードROCKっぽい、
STEPPENWOLFでは、
有名な「Born to be wild」は除き、
「Sookie sookie」
「Magic carpet ride」
「Rock me」

ドスの効いた「Sookie sookie」と、
いかにもアメリカンという感じの「Rock Me」は、
使用しているギターのせいか(リッケンバッカー)
あまり強く歪んでいないトーンのため、
いわゆる“ハードROCK度”は低いのが特徴。
「Magic carpet ride」は、
ファンキーなタイプのハードROCKの元祖として重要な曲です。

さらに、
サイケデリックROCKといえば、
忘れてはならないTHE DOORSから、
「Break on through」
「Hello, i love you」
「The end」
の3曲はハズせません。

3曲とも歌詞が、
サイケデリックROCKを象徴しているので、
このシーンに詳しくない人に説明を求められたら、
まず聴かせると良いでしょう。

そして、
音楽というよりビジュアルが好きな、
GRATEFUL DEADの
「Dark star」が加わります。

このへんは、
まぁ…順当といえる選曲でしょうね。

ここから私は、
初期PINK FLOYDのアルバム
『神秘』や『ウマグマ』の曲を加えます。

「Set the controls for the heart of the sun」
「A saucerful of secrets」
「Careful with that axe, Eugine」
…私に言わせると、
サイケデリック以外の何物でもありません。

私は、
後のプログレッシヴROCKの起源は、
サイケデリックROCKであると思っています。

PINK FLOYDだけでなく、
KING CRIMSONもYESもGENESISもEL&Pも、
デビュー当初はサイケデリックなのです。

また、
プログレ寄りのハードROCKである、
DEEP PURPLEやURIAH HEEPも同様に、
起源はサイケデリックROCKであると思っています。

とくにDEEP PURPLE初期の3枚は、
私が言うまでもなく、
自然とそのカテゴリーにおさまるでしょう。

それから、
私の大好きなTODD RUNDGRENも間違いなくサイケデリックで、
彼の場合は「永遠のヒッピー」などと呼ばれていることもあり、
筋金入りといえるでしょう。
アルバムだと、
1曲を切り出すのが難しい構造になっている、
『魔法使いは真実のスター』がサイケデリックそのものです。

最後にJIMI HENDRIX。
彼の音楽性を一言で表現するならば、
「サイケデリック」と言う以外、
適当な言葉が見当たりません。
自分の頭の中にある音を、
極彩色に塗りたくった…
そんな感じがしませんか?

つまり、
「サイケデリック」とは、
音楽的な特徴で括ることが適当なシーンではなく、
美術用語の定義そのまま、
タブーにとらわれることなく自由に魂を解放していれば、
それでよいわけで、
ROCK本来の考え方がここに集約されている感があるのです。

そう考えると、
影響を受けたミュージシャンの多くが、
ここに分類されることになり、
私にとって、
もっとも重要なカテゴリーということになるのです。
(ちなみに、
いずれ述べますが、
グラムはサイケデリックの延長ではないと思っています)

THE WHOの全盛期も、
そして一時期のTHE ROLLING STONESも、
サイケデリックなんですね。

そして、
ミーハーで格好つけの私には、
おシャレなサイケデリック・ファッションもまた、
たまらないアイテムなのです。


↓ ネットで拾った画像ですが、
ギターにこんなペイントできる人いません?

★2016/10/10 (Mon)
最近、
音楽ネタが少なくなってきました。
いや、
正確に言うと…
CDやDVDの購入数が減ったおかげで、
新しい話題を提供する機会が減っているのです。

では、
音楽に興味がなくなったのかと言えば、
そういうわけではなく…
相変わらず毎日何か聴いているのでありました。

そのような状況に至った理由のひとつには、
iTunesの普及により、
曲単位の購入が一般化したおかげで、
音楽の聴き方が大きく変化したことがあります。

これは、
LPからCDへシフトした際にもあった現象でしたが、
ここ数年でさらに加速した感があります。

つまり…
LP時代は「アルバムを聴く」だったのに、
CDを経てiTunesに至ると、
「曲を聴く」という感覚が強くなっています。

これはかつてのように、
LP1枚を聴く時間を確保することが難しくなっている、
最近の生活環境にもよく合っているので、
私の中では定着してしまった感があります。

こうなると、
iPhoneはまさしく、
音楽情報の発信基地であり、
収録されている楽曲群は、
my music データベースといえます。

最近の私は、
ここでは、
ミュージシャンではなく、
ジャンルで曲を分類することにしています。

そして…

それは、
無意識に、
自分の好みを整理する作業だったということに、
最近になって気がついたのでした。

その各ジャンルを充実させるために、
必要な曲をピンで補充します。
すると…
必然的にアルバムの購入は減りますね。


私のiPhoneのプレイリストには、
以下のようなジャンルが設定されています。

サイケデリックロック
SOULスペシャル
R&Bスペシャル
R&Rスペシャル
JAPANESEロック
OKINAWAスペシャル
JAZZ
BLUES

ハードロックやプログレッシヴロック、
グラムロックという設定は、
ここにはなく…
それぞれのプレイリストには、
私以外の人から見れば、
「えっ、これがここに入るの?」
という選曲もあると思います。

このそれぞれのジャンルについて、
『web-magazine GYAN GYAN』の時代とは、
また違った角度で語ることができそうなので、

いっそ…
しばらくの間、
これらのジャンルの中身を一つずつ、
語ってみようか、
などと考えております。
(今回は予告だよ)

題して「my ○○…」

いつまで続くかわかりませんが…乞うご期待であります。
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★ ILLUSTRATION BY nyao